“ レガート ” と “ スタッカート ”
〈神奈川県相模原市のボーカル教室カヌマミュージックスクールです〉
レガートは “ なめらかに ” スタッカートは“ 歯切れよく ” という意味ですが、一語一語に 音程、音の長短 をつけて言葉を並べると、どうしてもスタッカート気味の歌になります(音階をなぞっているだけ)
もちろん 曲の中で 言葉をスタッカートで歌う場所もありますが、すべて それでは 全くなめらかさのない 固い歌になってしまいます。
そして 一語一語ですから 高い音には力が入ったり、長い音は伸ばさなきゃと 力んでしまうため、その後に続く言葉が 不安定になります。
ここで 今回のポイントです。
「あなたの」という言葉を使ってみましょう。
「あなたの」を 一語一語 ゆっくり あ・な・た・の といってみてください。
口からしか 音(声)が出ないでしょう。
では 次に “ あなたの ” を切らずに、言葉をつないで言ってみてください。どうですか。
口とハナ 両方が響いているでしょう。特に 「な」 なんかは、完全に
ハナで響いているはずです。
言葉をなめらかに レガートで歌える人は 口、ハナ 両方から 音(声)が出るのです。
前にも言いましたが、口は 言葉担当、ハナは 響き担当 という意味がわかっていただけたと思います。
そして、シャンソンを習いに来ているSさんが、
この歌の楽譜を持ってきた時、
カヌマ「へぇ アダモの歌ですか、題名は “摩天楼” どんな内容?」
生徒さん
「この歌、ビル同士の競い合いの歌のようですが、一説には超大国同士の争い、または民族間の争いを摩天楼に見立てているんですって」
摩天楼「Les gratte-ciels」(仏語;高層ビル)は、サルヴァトーレ・アダモが1968年にリリースした楽曲。
歌詞は、2つの高層ビルが戦争ごっこをしているというストーリー
2つのビルは、お互いに砲撃し合い、火を放ちます。最後は両方とも倒壊してしまうというもの。
生徒さんが持ってきた楽譜での歌詞は
摩天楼 アダモ 訳詩 谷田部道一
アメリカに出かけて驚いた摩天楼イェイ イェイ イェイ イェイ
空高くそびえている 眼をうばうあの摩天楼 なにもかもみおろしてるたくましく強い巨人
もしもあの摩天楼が強さだけを競ったなら この街はどんなふうに破壊されてしまうだろう
イェイ イェイ イェイ イェイイェイ
どちらが勝っても 二人とも傷付く 名もしれぬ建物も戦いのまきぞえに それだけじゃ終わらない 街じゅうが死んでしまう いつか摩天楼が倒れる前にこんな争いはやめさせよう
イェイ イェイ イェイ イェイイェイ イェイ
だけどあの摩天楼は戦いをやめなかった どちらかが倒れるまで最後までなぐりあった
イェイ イェイ イェイ イェイイエイ
一人は血をはきのたうちまわった ひとりは手足をなくしてしまった その時彼らが始めて見たのは 勝利に輝く光の空しさ どちらかが黄色いから どちらかが黒かったから
戦った摩天楼の痛ましい物語はよくあるだろう
イェイ イェイ イェイ イェイイェイ イェイ
できれば🎧で
Salvatore Adamo les gratte ciel
注:日本のコピーは参照のために公正である。注:歌詞すべては所有者の特性そして版権である。歌詞は教育の目的のみで掲載されています。
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