笠置山の笠置山寺までは当然徒歩で登らざるを得ません。
駅にあったパンフレットを見るといくつものハイキングコースがありますが…昨日の雲母坂登山でくたびれたので、山道は歩きたくないと足が拒否しました(笑)
というわけでてっとり早く車道を歩いて登ることにしました。
どうせ目的地は同じ、車道を歩いても1時間程度の目安となっています。
しかし車道もせまくてカーブばかり、車道なのに車に全く出会いません(^^;)
郵便配達員のバイクとすれ違ったのみでした。
車道とは言え、それなりに坂道なのでやっぱり疲れましたね。
まだかな~と飽き始めた頃に追い打ちをかけるように急な石段を登り、笠置山寺に到着しました。
しかし…ここからです。
入山料を収めて、いざ修験道の世界へ…
さっそく巨岩がお出迎え。
しかもいくつもあります。
弥勒菩薩が彫られていましたが、笠置合戦の際に無残な姿になりました。
合戦時には全てが灰燼に帰したそうです。
磨崖仏の拝所には勉強会?か、興味深いホワイトボードの文字が。
胎内くぐりの岩。
修験道では修行前に滝にうたれて身を清めるそうですがここには滝がないので、この岩をくぐることで身を清めることとしたそうです。
虚空蔵菩薩がいらっしゃいました。
しかしまぁ、足元は岩と木の根、アップダウンが激しく、最後はひたすら登り…さすが修験道の山、険しいです。
よくこんな所で合戦しましたね(>_<)
ゆるぎ石は、奇襲をかけようと用意していたのに、幕府軍に奇襲をかけられ使わなかったようです。
こんなに大きな岩もあります。
この辺りが1番坂も急だし道は岩に阻まれて狭いしで難所でした(´`:)
この狭い難所、蟻の戸渡りと呼ぶそうで、この巨岩は
平等岩というみたいです。
巨岩の上の緑が山頂?
ちなみにこの岩の裏側はこんなでした⬇
でも景色は最高。
木津川が見下ろせます。
山に挟まれてますね。
この風景の雰囲気は長谷寺とか室生寺とかあの辺りに似てますね。
さらに歩き続け、もはや自分が山のどの辺りにいるのか全く分かりません。
そんな時にようやく、後醍醐天皇行在所跡に到着しました。
たぶん、この辺りが1番高い所です。つまり笠置山山頂?
柵で囲われた中には草が生い茂り、材木が転がっているだけでした。
1331年当時はどんなだったんでしょう?
しかし後醍醐天皇も健脚だったのでしょうか?
貝吹き岩は、合戦の時に兵を鼓舞するためにほら貝を吹いた場所とのこと。
かつて修験者もここでほら貝を吹いていたそうです。
この下はモミジの茂った公園(名前はそのままもみじ公園らしい)のようになっていて、地形もわりになだらか。
山を迂回する感じで順路をたどれば、最初に遭遇した巨岩の手前に戻ってビックリしました。
ようするに山を頂上経由で1周する感じだったのでしょう。
昨日の雲母坂に反して、笠置山では3人しか参拝…登山者に出会いませんでした(^^;)
鳥や虫や獣?の声ばかりでしたよ!
帰りはまた同じく車道を下って駅に戻りました。
10時50分過ぎに駅を出発して、1時前には戻ってきたので、大変だった割にはそんなに時間がかかっていませんでしたね。
でも暑かったしやはり疲れましたね(^^;)