立派な市役所21階展望ホールには、12月も中ごろであり見学者はまばらだった。この仁徳天皇陵古墳を中心に、北に反正(はんぜい)天皇陵古墳、南に履中天皇陵古墳がありる。仁徳天皇陵古墳と履中天皇陵古墳の中間には大仙公園があり、その中に堺市歴史博物館がある。奈良市にも市立博物館が欲しい!
天皇陵にはボランティアの方が数人おられ、説明をしていただける。余りに大きいので「全体像を俯瞰できるところは」と尋ねると、「八尾空港からヘリコプターで見ると7000円かかる」との話。しかし市役所展望室から見ると「タダ」とのことである。これは見逃すわけには行かない。市役所までの道を教えていただいて、汗をかき掻き、立派な市役所のエレベーターで21階へと向かった。
仁徳天皇陵を堀沿いに歩くと、余りにも大きすぎて山裾を歩いているような錯覚に陥る。前方墳、後円墳の境がよくわからない。復元模型の所に当時埴輪で囲まれていた御陵のミニチュアがあったが、今一つピンと来ない。
久しぶりの電車移動である。案の定またまた乗換駅でパニックに落ち入てしまった。最寄りの駅をプリペードカードで入りJR環状線に乗り換える時だった。使ったプリペードカードはJRでは使えないことはわかっていたいたので、JRの券売機は見えるが清算機を探すが見当たらない。駅員に尋ねると「券売機で天王寺駅までの切符を買って、改札機に入れてください」とのこと。云われたとおりに買ってみるものの、改札機をどうして通ればいいのか分からず駅員に聞いてみる。「プリペードカードと切符を一緒に改札機に入れる」とのこと。なんと!吸い込まれた大きなのと小さな切符を確認して出てきた。改札機の中の構造はどの様になっているのか?進歩した改札機に一礼!をして無事中百舌鳥駅に到着である。