《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

割込み旅メモ「茶臼山古墳」

2009年10月31日 | Weblog
初期ヤマト政権の中枢を担った大王墓の可能性が高い奈良県桜井市の前方後円墳。南北に中心軸が通る全長200メートルの紀元3世紀~4世紀台に築かれた大型前方後円部。今年春に訪れたときは後円部分は草刈はしてあり表土が露出しているだけだった。それがこの度60年ぶりに埋葬施設の詳細調査が行われ、木管が取り出された。竪穴石室の内部は水銀朱を塗布した石材で組まれその水銀朱の量は200キロにもなるとか。石室内には木棺がが置かれていたが、腐食と盗掘のため破壊され副葬品も玉製品、鉄製、青銅製の武具そして銅鏡があったようだが位置や数量は不明。天理市の黒塚古墳の内部によく似ていると思うのだが果たして関係ありやなきや?
《河童》のデジブック「担ぐ人・それぞれの顔」公開中

法隆寺と太子「南大門1」

2009年10月29日 | Weblog
松並木を抜けると目の前に優美な屋根を誇る法隆寺の総門である南大門がある。奈良時代の頃この門は現在の位置から50メートルほど奥にあったが、平安中期に坊さんたちの権力争いに巻き込まれ焼かれてしまいその数年後にこの場所に立替られた。飛鳥時代を誇る法隆寺にしては時代的に新しい。
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(今日の歴史=1945年政府発行の第一回宝くじが発売される)

法隆寺と太子「法隆寺の謎」

2009年10月27日 | Weblog
世界最古の木造建築物で世界遺産に登録されている法隆寺には「七不思議」といわれるものがある。Webで単純に「法隆寺のなぞ」で検索してみると25000件ヒットする。斑鳩、法隆寺の謎とは…。高田良信著「法隆寺のなぞ」という本を片手に新たに法隆寺を訪れてみた。
(今日の歴史=1890年浅草に12階(凌雲閣)が完成し、日本初のエレベーターが設置される)

姿を見せた大極殿

2009年10月26日 | Weblog
遷都1300年祭に向けて再建されている平城京の大極殿の覆い屋根が取り除かれその姿の大部分を現した。東西には鴟尾、そして中央には宝珠が燦然と輝き、南側大屋根下中央には扁額(白い長方形)も取り付けられた。この扁額の文字は藤原四兄弟の陰謀により自殺に追い込まれた悲劇の皇子「長屋王」の直筆文字だそうです。見る機会があれば長屋王とあわせて鑑賞してみてはいかがだろ。
(今日の歴史=1963年東海研究所で日本初の原子力発電に成功する)