か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

ウソはしきりと絶叫する 99

2023年01月20日 | 韓国
<前回の続き>

キリスト教の影響で西欧の文化と思想が伝わることにより1840年最初の憲法が制定されてハワイは近代的な立憲君主制の国家として変貌した。このころを境に英国、フランスおよび米国人がハワイの支配権をめぐって紛争をくりひろげた。結局独立が維持されたものの1897年には米国と相互通商条約を締結し米国に真珠湾の海軍基地使用権を与えた。独立国家とは言うもののハワイは事実上このときから米国の絶対的な影響のもとに置かれた。


19世紀後半にはサトウキビやパイナップルなど熱帯作物の栽培に成功し砂糖産業が盛んになった。労働力が不足したハワイはこのときからアジア人を含め大規模ながいこく移民を受け入れ始めた。これによりハワイは次第に順調に資本主義的発展の道を歩み始め外国資本と人力の進出も次第に活発になった。


しかしハワイは1890年に入り危機を迎える。このときは全世界的に保護主義が広がる時代だった。資本主義列強は自国の弱い産業に対し高い関税をかけ対外市場を閉ざし国内産業を保護し始めていた。米国も例外ではなく米国政府は1890年何の予告もなく関税法を改定、砂糖など輸入農産物に対し多額の精勤をかけ始めた。このことにより米国への輸出にのみ依存していたハワイの砂糖産業は決定的な打撃を受け経済はマヒしてしまった。したがってハワイに利害関係を持つ外国人とその産業は政府に米国への合併を要求し始めた。


このような状況で1891年カリウオカラニ女王が即位した。しかし、ハワイの新しい統治者となった女王は時代の流れを無視した権力に執着した。女王は親衛クーデターを敢行。以前より王権を強化し独裁体制をきずく内容に憲法を修正した。これに怒った市民たちによって1893年革命が起こり女王は追放され制憲議会招集された。こののち米国人資本家を中心に米国との合邦運動が力を得た。しかし米国はハワイを受け入れなかった。


にもかかわらず粘り強い嘆願と合邦運動は続き1897年ハワイと米国は合邦条約を締結することとなった。これでハワイは1897年から米国の領土となり1900年には準州(semi-state、州に次ぐ地域)に昇格した。米国領となったのちハワイではサトウキビやパイナップルの栽培がさらに促進され人口が増加し、真珠湾の海軍基地も増強された。第二次世界大戦後州への昇格運動が活発になり議会に粘り強く嘆願した結果、1959年ハワイはアラスカにつづき米国の50番目の州になった。


このようなハワイの近代史をよく見ると我が国(韓国、訳者注)と似ている点が多いという事実を発見する。外部世界とは孤立していたが開港を通して資本主義の発展を始めた点、そして解放と改革を拒否した王族を追い出し有力な隣国のブロックに合邦され資本主義の発展に成功したという点などから当時ハワイと朝鮮は共通点が多い国だった。ただ朝鮮はハワイに比べはるかに規模が大きかったし、清、日本、ロシアなどいろんな国に囲まれてハワイに比べて近代化過程がさらに熾烈で複雑であったかという程度の違いはあった。そのような違いによって今日ハワイは合衆国連邦の50番目の国家であるという地位を獲得し豊かさを享受している。反面、朝鮮半島は南北に分断し苦労を重ねる運命をたどるという結果を招いたのだ。


<つづく>

クリスマスリース 

2022年12月23日 | 日常
いっぺんにすると楽しみが半減する。すこしづつ。

松ぼっくりを拾ってきて塗装。雪の感じがうまく行ったが全体を真っ白にして金縁の松ぼっくりもなかなか似合う。

緑のボールは買った。30円。ベルは去年の使いまわし。プレゼントの箱は一個10円程度。いったいこの値段でどこで作っているのだろう。

意外にも最もむずかしかったのはそれらの配置。一日に2,3個と決めて一週間かけた。


リースの土台は山から蔦を取ってきて乾燥させておいた。ニス塗り、銅線で縛る。来年はもっと良いものを目指そう。

楽しいから。

ウソはしきりと絶叫する 98

2022年12月20日 | 韓国
<前回のつづき> 

1945年、日本が負けたという知らせを聞いて道に飛び出し喜んだ朝鮮人たち。以後、彼らは自分たちの前に繰り広げられる分断と貧困という残酷な未来を思い描いていたならそんなに喜ぶことができただろうか。実際、日本が負けたのち朝鮮半島に住んでいた日本人60万人は引き潮のように日本に帰国したが日本に住んでいた朝鮮人100万人はほとんど帰国しないでいまだ日本に住んでいる。


しかたない事情で帰国することができなかった人もいただろうが大部分の在日朝鮮人は貧しい祖国に帰り困難な生活をするよりは差別を受けつつも日本人として生きていく道を選んだ。このような意味から朝鮮半島に住んでいた住民に1945年の「光復」は(光を再び回復という意味の独立なのであるが朝鮮にいつそのような光があったのか)解放ではなく災難の始まりだった。連合軍はすでに第2次大戦が終了する直前日本が明治維新以後獲得したすべての海外領土を没収するという原則を立て日本を処理したのだから朝鮮半島が日本から分離されるというのは我々としては不可抗力だったのである。その処置によって日本はサハリン、朝鮮、日本列島などの5個の地域に分割された。


日本からの分離がどうすることもできないことだとしたら朝鮮半島は戦後モスクワ3相会議でアメリカ、イギリス、ソ連が決めた5年信託統治案でさえも同意した方がよかったのだ。当時朝鮮の左翼はすべて信託統治案に賛成する立場だったのだが金九、李承晩など右翼が反信託統治運動に固執するあまり朝鮮半島の分断を固定化してしまった。信託統治を受け入れていたなら強大国の力を借りて現代的な法体系と政治経済体制を備える過渡期を経て日本のように統一国家として独立することができたのではないかと思う。


そしてさらに賢明な選択は我々自らが日本の一部であるということを主張しつつ独立を拒否することだった。国家だ民族だという荒唐無稽な概念を持ち出して過去100年の歴史を新たに見なおすというなら、われらの「独立」イデオロギーのゆがんだ姿と出会うだろう。



[1-6]ハワイとプエルトリコの場合  p101

カテゴリー 「新 親日派のための弁明」 キム=ワンソプ 第1部 アジアの夜明け

ハワイに人が住み始めたのは5世紀ごろ。ポリネシア地域から渡ってきた民族が定着してからだった。帝国主義の時代欧州人は熱帯の太平洋地域を大きく3個に区分し赤道北部をマイクロネシア(小諸島)、赤道南部はメラネシア(色が黒い人が住む)、そして東方をポリネシア(多くの諸島)と呼んだ。以後ハワイ群島からは長い間部族間の戦争が続き平和な時期はまれだ。しかし、1782年にカメハメハ1世が史上初めて統一し統一王国をなす。


西欧社会にハワイが知られるのは1778年ジェームズ=クック船長がこの地を発見してからである。以後西欧人が進出し始めてハワイはアメリカと極東を結ぶ太平洋の交通の中心地として発展したのである。クジラ捕りのために出港したいろんな国の捕鯨船が停泊する港に利用したりもした。その後ハワイにはアメリカ人を中心にした外国人の足取りが頻繁になったが19世紀初に宣教師たちによるキリスト教が伝えられた。

<つづく>

大切なものは目には見えないんだよ

2022年12月18日 | 日常
タイトル画像はmoke treeというそうだ。色が少ない冬の玄関には貴重な色。



L’essentiel est invisible pour les yeux. カッコつけるつもりはなく、サンテクジュペリ、「星の王子様」から引用しただけ。


昨日から寒くなった。今朝は雪が積もっていた。九州の平野では一大事だ。2㎝。


雪が降って気がついた。
雪のなかで花が目立った。庭にはいろんな色があると知った。山茶花はお気に入りだったが、ほかにもいろんな色があった。少しの雪でこうも景色は変わるのか。
マンリョウ

雪が降って気がついた。
ありがたい庭の草木。普段気が付かないが頑張って生きている。

雪割草


雪の重さで山茶花は下を向く。


ぼくが書いてきたものはその多くが、
あれが不満、これが気に食わないと言いっぱなしのブログだが、ちょっと

stop the complaints.   look around. 

見方を変えると普段気が付かなかった姿や意味を教えてくれる。
 
L’essentiel est invisible pour les yeux.

今作りかけのクリスマスリース。たまたま教諭の資格があったので特別支援学校で4年間もボランティアした。そこで人間の抱え方と紙細工を学んだ。きつかったが「うつ」を治すため。4年で寛かい。巨乳看護婦さんと話せたので治った。他のことは効果ない。



クリスマスリース、
24日までには完成して紹介します。使いまわしもなく緑の玉以外はすべて裏山から持ってきたもの。あるいは新聞紙雑誌を切って縫って工作。

自慢できるよう頑張ります。
ほぼ完成状態



昨今の日常

2022年12月13日 | 日常
昭和のモノを集めている。なんだろうね。この気持ち。よくよく思い出すと、さほど楽しくもなかった気がしてくる。

だけど昭和のデッドストックを見つけると、モノの向こうに小学生のぼくがいる。汚いズックをはいて、「ふせ」があたったズボンをはいて、転んでケガをして、・・・。

アルマイトの弁当箱。

矢車弁当箱とある。図柄は矢車草。心がこもっていると思うのは僕の錯覚か。

昭和。路地には、よその子でも悪いことをすると叱ってくれるおじさんがいた。僕はそれを経験し判断力をつけた。僕は成績抜群の「できる子」だったが、学校の道徳の時間で学んだことはない。

男子用。一回り大きい。

昭和のぼくらはこのヨットを見て夢を広げた。海の男になった自分を考えた。ヤングスクール弁当箱。貧しい時代。バナナが入っているのは遠足のときだけ。バランとか金魚(小さな醤油さし)。そんなものまで貴重で当然使いまわし。


家に帰ると強いおやじがいた。その背中を見て僕もこんな大人になろうと思った。

地域にはゴロツキもいるしヤクザもいた。子供どころか大の大人がけんかしていた。少年は大人の暴力を見ておののいた。

だが今と違う点。一つ上げる。地域に自律性があった。わが子中心利己主義ではなく、社会正義を教えるおやじはそこらに大勢いた。もちろんチンピラも多くいたが子供はそれを見て、肌でどんな大人になればよいかを学んだ。



一方、現在の我が家。今家族のだれも僕の言うことを聞かない。

僕は庭の掃除は必要ないというのだ。だってこれ。
散った花びらがあるから風情が出るというもんだ。


分からないやつばかりなので、一計を案じる。

それは落とし穴。深く掘った。僕は庭から悲鳴がするのを待った。

計画は失敗し悲惨な報復が来た。



猫にも笑われた。



ほとんど病気です   @キャンプ飯

2022年12月04日 | キャンプ
ときどきキャンプに行って飯を食いコーヒーを飲み本を読みうとうとして帰る。

Book offは本の新しさだけで値段をつけているので、びっくりするような本が100円。ありがたい。


こんな画像は他人が見ても何ともないが、ぼくにとっては至福の時の記録。カメラがない時もあったので少なくともこの2倍はキャンプ飯した。ひと月で。

目に見えるものがつまらないものばかりでも、大事なものが潜んでいたりする。

星の王子さまは言う。
 L’essentiel est invisible pour les yeux.「たいせつなものは目に見えないんだよ。」 

ウソはしきりと絶叫する 97

2022年11月20日 | 韓国
<前回のつづき>

このように後進国においては独立というものはいつも甘く素敵な政治スローガンなのだがおおよそ権力を握ろうとする独立運動家にのみ利益のあることで、住民には損害を与える選択である場合が多い。なのであるから我々が過去1919年3.1独立運動で何の実益もない自主独立を扇動した人たちと世界情勢を見るとき独立とは何の実益もないものであるといえる。自重することを訴えた李完用伯爵の主張とどちらのほうが正しかったのかをもう一度考え直す必要がある。


カリブ海にプエルトリコという小さな島国があるのだが、ここは今アメリカ連邦に編入されるかそうでないならそのまま自治領として残るかを選ぶ問題で葛藤しているところだ。隣のメキシコやキューバから一日に数千名の人々が国境を越え荒れる海を越えアメリカに密入国しようとしているのを考えれば、これは一種の幸せな悩みだといえる。


19世紀末までスペインの領土だったプエルトリコは1898年アメリカが軍隊を派兵しスペインを追い出し島を占領することでアメリカの領土となった。 以後アメリカが100年間統治した結果貧しい農業国だったプエルトリコは先進工業国に変貌し現在一人当たり国民所得が1万ドルを超える中南米でもっとも豊かな国になった。


そんな中、この国にもアメリカからの独立のため武装闘争をするゲリラもいた。プエルトリコの民族解放軍はいまだに密林の中で自主独立のその日を夢見て世界最強のアメリカ軍を相手に熱心に戦っているが、住民たちの中には彼らにカネと食料などを支援している人もいるのだ。彼らはたぶん過去朝鮮の独立運動家たちと同様にアメリカによってプエルトリコが略奪されているので自主独立を成し遂げることのみが未来のための唯一の選択であると住民たちを扇動している。しかし、第三者の視点からプエルトリコを見るとき、アメリカの統治を受けなかったらいまだにただラテンアメリカの最貧国家の中の一つとして残ったであろうこの国でどうして独立運動をするのか理解しがたい。


したがって、国益というものは支配者の利益ではない住民の利益を言うのであるとするとき、住民がより人間的な生活を享受し高い生活の質を享有することさえできたら国を失うとか維持するとかいう命題は何の意味がない。安重根であろうが金九であろうが、またキムジャジンとかホンボムドとかの過去の朝鮮の独立運動家は今の現在のプエルトリコの民族解放軍と似た存在であるといえる。韓日合邦(日韓併合)は大多数の朝鮮人によいことだったのにそのことに抵抗した独立ゲリラは彼らが受けた儒教教育が偏向していたことで過去の朝鮮王朝への郷愁持っていたのかあるいは「独立」だけを最高の価値とする誤った考え方を持っていたのだろう。


政府が国民のために存在する今日の国家理念から見るとき独立であろうと自立であろうとそれが国民の幸福に寄与しなければ何の意味もないのである。さらにはそのことが住民の幸福を害する結果をもたらしたならばこれは明らかに最悪である。このような見方からすると100年前韓日合邦に反対であるとして自決するとか義兵となり死んでいった人々は価値がないことのために争い犬死をしたのだ。朝鮮はすでにきわめて古く腐っていてうち捨てられる運命にある王朝であった。いったい彼らは何を根拠に高宗に忠誠を誓い朝鮮王朝を守るために貴重な命を犠牲にしたのか。


<つづく>

天文台のガンダム

2022年11月11日 | バイク
うきは市の映えスポット。韓国人団体観光客がいた。

トンネルは、うきは市から耳納(みのう)山地をぶち抜いて星野村、星の文化村に出る。立派な天文台だ。反射望遠鏡。日本でも十指に入るそうだ。

見学は僕一人だったのに整理券。ガンダム、意識したな。

NISHIMURAのロゴが光る。戦前から卓越した技術力で海外からの評価も高い。なんとハーバード大学にも納入している。株式会社西村製作所。 (nishimura-opt.co.jp) 

最近はハッブルとかウエッブ宇宙望遠鏡が注目されるが、なかなか宇宙では改修修理が困難だし何よりでかいのは打ち上げにくい。まだまだ地上望遠鏡にも出番はあるのだ。

子供たちはワクワクして月食を観察しただろう。ここなら冥王星の星食もたやすく見られたはずだ。

日本はこのワクワク感を大事にしなくなった。知的好奇心よりみんなと仲良くとか楽しくとか・・・ それじゃあ努力することなんて軽んじられ理系離れは進む。日本衰退の根本原因はここにある。


昼間だったのにベガを観察できた。なるほど、昼間は夏の星座なのか。

綺麗なお姉さんが解説してくれる。なかなか詳しかった。ツーリングを続けようとする僕を引き留めるのに必死だったが、僕は先を急ぐ。(つづく)

だんだんピクニック化  @キャンプ飯

2022年11月06日 | キャンプ
山の中でうどんを作る。そして食う。それを繰り返すこと30回。いいかげん飽きてきた。

基本にかえって一汁一菜。不思議なもんだ。🍚、とくにわかめご飯。これは飽きない。
ステンの容器。韓国料理が流行って認知度も上がった。韓国では朝鮮動乱(朝鮮戦争)のとき以来定番になった。もともとは陶器が主流。しかし陶器は割れる。ほぼ韓国全土が戦場となったのでほとんどの国民は避難生活を体験。

われない、時には鍋にもなる、真鍮やステンの容器が重宝された。

amazonで直径14.5㌢の器というか鍋というか、購入。蓋の中央に径5㍉の穴をあけ蒸気抜きにする。炊き上がりを知るため。

だけどもうご飯を炊くのはやめた。おこげはおいしいが洗うのが面倒だ。うちでおにぎりを作ってラップにくるむ。おにぎりを温めるだけにした。

ラップが熱で破れないようにアルミフォイルを鍋との間に置き魔法ビンからお湯。さらに火にかけるが3分。アルコール燃料は10CC  。きちんと風防をすれば十分。

この調子で味噌汁も作る。インスタント、朝餉。


野菜分も忘れない。画像右のドレッシング。L97を飲んだ後の瓶。50CC. それをかけて直接食う。皿が汚れない。ないから。

食後のコーヒー。蓋に食と書いたのはドレッシング。その右は毒と書いたアルコール燃料。ダイレックスで燃料用アルコール、350円/500CCを小分けした。左側は水、150CC、これも十分。

さらに軽量化、合理化の余地あり。大体10回行くと工夫の余地はなくなるが、また新たな料理にチャレンジ予定。

今日の全荷物。真ん中の紙袋は食料。保冷バッグ。左の魔法ビン2個ともども自転車に取り付ける。


どうしてこんなことが楽しいんだろう。不思議だ。

幸せなんて、どこに転がっているかわからないね。


ウソはしきりと絶叫する 96

2022年10月20日 | 韓国
<前回のつづき>

例にとれば、私は韓国がアメリカの連邦の51番目の国家に加わることができたらそうすることが「国益」だと思う。我々はそうすることでアメリカという連邦のよく整備された金融、政治、法体系など先進社会システムを導入することができる。現在では不可能な莫大な投資と福祉の恩恵が与えられ韓国人の生活は豊かになる。であるのだが(連邦の一部になったとしても)われわれは独自の主権国家として立法部と司法部、行政部を構成することができ連邦憲法にもとづき大統領も選出し現在の法体系もそのまま維持することができる。アメリカという連邦に所属する50個の主は事実上一つ一つが主権国家として独自の国旗と国歌、首都と軍隊を持っていて住民が(連邦の一つであることを)願わないならいつでも連邦から離脱する権限も持っている。しかし、こんなに都合のよい事が起きないのは、我々が望まなかったからではなくアメリカが望まなかったからだ。


もう一つ例を挙げてみよう。ある日、中国が山東省を大韓民国の植民地にしてやろう(割譲しよう)と言ったら我々は果たしてよろこんで受け入れるだろうか。どんなに植民地だといっても我々が山東省の9千万住民を奴隷にしてこき使う気でもない限り互いの生活水準を合わせるため膨大な財源が投資されなければならない。また押し寄せる移住民たちによって韓国全体が長い間頭の痛いことがつづくのは明らかだ。


実際山東省まで行かなくても、万一ある日急に休戦ラインが解放されでもしたら大部分の韓国人たちは、憲法上大韓民国の住民に明記されている(ので仕方なく)北朝鮮人までも受け入れようとはならないはずだ。北朝鮮から韓国に数百万の難民が押し寄せてきた場合、膨大な社会混乱と政府資金の支出が続くだろうしそのことによる生活水準の下落が予想されるためだ。今日、統一を国家目標のように考えている韓国でもこのように統一を望まない微妙な気流が形成されつつある。


過去の帝国主義時代の国家とはおおよそ広大な領土を持ち住民を率いることだとまず考えるが、現代社会では奴隷制度が禁止され最小限の人権を保障する法体系が確立しているのであるから生活水準が高い社会は貧しい社会と統合するとか国境が解放されるという事態を望まなくなったのだ。さる1957年、フランス大統領ドゴールはアフリカにあるフランス植民地13か国を独立させたことがあるが、当時この植民地はすべてフランスの植民地の一部として残るのかさもなくば独立するのかということを投票により選ぶ機会があった。結果、13か国すべて独立を支持した。


しかし今日、どうにかしてフランス本国の地を踏もうと命がけで密航しようとするこれらの地域の若者たちは過去自らの父母がなした結論をどう考えているのか考えてしまう。万一、当時一つ二つの国でも独立を拒否しフランスの領土に残っていたら、そこの国民は周辺のアフリカの国家よりはるかにましな生を享受できただろうし、少なくともフランスに自由に旅行しあるいは移住することができたであろう。


<つづく> 毎月20日 




栗拾い 栗ご飯 干しタケノコには唐辛子 

2022年10月15日 | 食・レシピ
バイクでtouringに行った。燃費がいいバイクなので一日走っても1000円。

走っているうちに塚田温泉を見つけた。今日は料理の話が中心だが、この温泉は僕の中でベスト3に入るので少しその話。

杖立温泉は弘法大師が杖を立てたところから温泉が出たそうでまあまあ有名。黒川温泉も温泉女子が好みそうなきれいなところだ。

その中間地点にある塚田温泉。200円 なんといってもすごいのは、日によって泉質が変わること。ぼくが行ったときは硫黄泉。炭酸泉のときもある。「モール泉というとよ」、と受付のばあちゃんが教えてくれた。

メジャーになってないところのほうがかえっておもしろい。割引につられて金を捨てる旅行が推奨される昨今。まさに貴重な存在。塚田温泉。

野菜売り場も物価高騰とは無関係。100円とか200円で無人販売がある。唐辛子と干しタケノコを買う。栗は林道を走るとほぼ無限に落ちている。


下手なくせに料理した。toyokkoさんのブログを見ると思うのだ。僕なんかが料理の話をするのはほんと恥ずかしい、と。今後頑張っていこう。いびつな家庭に育ったので最近まで「男子厨房を遠ざける」を信じていた。



ゆがいて栗の中身を取り出す。もっと上手なやり方があるだろう。栗がパウダーになった。




干しタケノコを水で戻す。驚くほど膨らんだ。
これをもち米に混ぜて炊く。だし昆布を拭いて乗せて炊く。


一方で、干しタケノコ。さつま揚げを切って混ぜてとうがらしを二本入れてピリ辛に。

見かけよくないけど今のぼくの実力。味は抜群。




メスティンに一工夫   @キャンプ飯

2022年10月08日 | キャンプ
amazonを通じてメスティンを買った。テフロン加工ということなので当然に焦げ付きにくいものだと思った。

それが相手が中華となると通じない。 

アルミが薄いのが焦げ付きの原因。テフロンは悪くないが問題のポイントではない。

アマゾンに商品レビューした。返す刀で「あなたのコメントは規定違反ですので、今後コメントすることはできません」。

きつい批判は真実であっても規定違反でパージするわけね。なるほど。


買ってしまったものはもったいないので何とか工夫してつかう。底に同形の鉄板を敷いたら焦げ付き解消。厚さを変えたり真鍮などに材質を変えてみり、カットアンドトライ。市販の焦げ付きにくいフライパンは表面処理より底が厚いことが決定的要因。(大きい熱容量、すばやい熱伝導、加熱の均質性が炭素の固着を防ぐ)

さらに一工夫くわえる。悔しいじゃないか。クソつかまされて酷評するのは当然だ。分からんのかmazon。

怒って捨てても芸がない。

そこらにあった取っ手。それは真鍮のようなアルM4の皿小ねじが合うようにドリルとリーマでガリガリ。ねじも長すぎ。切断。画像上部に蝶ナット。これで取り外し式に。

正確に。

ポンチでガツン。木づちでたたく。質量の小さいものですばやくたたくと目的の部分だけがへこむ。金づちは✖。



リーマでバリ取り。




僕らは出来合いの商品になれてしまっている。材料から製品にする苦労をよく理解していない。自作、改良は先人の苦労を理解するよい機会だと思う。

実践、反省、改良、この繰り返しが進歩なのだ。この過程に喜びを見出す人は上質の人間だ。(含む僕自身)




蓋に残る精緻な線。寸分たがわぬ工作。秀逸な頭脳と洗練された指先。

Bliss    Bliss


キャンプギアにCB缶   @キャンプ飯

2022年09月27日 | キャンプ
CB缶とは、Cassette Bombeの略。キャンプでよく使うガスボンベにOD缶もある。Out Doorの略。

キャンプで使うには一長一短で、一概に優劣はつけがたい。いずれにしろ外国でこんなチマチマしたギアを使うことはほぼない。


僕はCB缶を使う。安いから。中身はOD缶も同じブタンガス。プロパンガスを混ぜて冬期用とか言って高く売るんだから、あくどいね。資本主義自体がバカをだまして金を巻き上げるシステムだから、そんなもんか。

ところがそのタダで噴出して処理に困るブタンガスでさえウクライナ戦争のせいで高騰している。一缶200円前後だったのが300円前後になった。僕には無縁だがIWATANI製は500円近い。


「ウクライナには同情する、だけどサハリン2からのLPGは止めないで」というのが大方の日本人の考えだろう。「俺は違うぞ、プーチンの人殺しには加担しないのでサハリンのLPGは要らない」、といった旗色鮮明な考えは日本人にはあまり向かない。キャンプが楽しかったら人殺しにも加担するわけだ。

こんな脳天気を見てプーチンは安心しただろう。同時にこの能天気な日本をバカにするに違いない。


この辺で本題。
自転車キャンプの場合、とにかく荷物を小さく軽くする必要がある。手のひらに持っているのは小型バーナー。これを右にあるスタンドに立てる。 Via  amazon
こんな感じ。着火装置はないほうがよい。すぐ壊れるし圧電式なので湿ったらアウト。

ご飯を炊く。容器がステンなので中火で10分。あとは余熱で。

その蒸らし時間に、レタスにドレッシング。ごみは出ないし皿を洗う必要もない。レタス手持ち。美味いよ。

行くたびに具が増えてしまう蕎麦。

ウソはしきりと絶叫する 95

2022年09月19日 | 韓国
韓国の様々な日本に対する評論を紹介しています。反日的な考えはごく一部です。

<前回のつづき>

極端な全体主義と極端な利己主義は事実上同じ心理状態である。地域中心主義、自国中心主義の狂気が日ごとにその度合いを高めてあちこちでニムビー(NIMBY, Not in my back yard,but yours:社会には必ず必要なものであるが私の家にはだめだという極端な集団主義の)ために騒動が絶えない韓国社会こそこのような点をよく証明する生きた証拠だといえる。とにかく韓国人は自分たち自らが未開だという事実を認めてこそ今日直面しているすべての事象に対し正しい認識に至ることができるのだ。


今このときにも全世界の至る所では多くの民族と地域が独立を勝ち取ろうと争っている。この中には実際に独立国家を作り上げることが住民のために正しい路線である場合もあるがそうでない場合も多い。例えば20万程度の人口のブルネイとかクウェートのようなミニ国家は石油が出る狭い地域を基盤にして独立国家を構成している。これは油田地域の住民が高価な資源を独占しようという集団利己主義のもとに生じた奇形的国家である。このような独立が許されるなら多分全世界の油田とかレアメタル鉱山地帯ごとに独立国家がそれぞれ生まれるだろう。これは決して望ましいことではない。


またほかの形態の望ましくない独立運動としては一種の「居場所づくり」のための独立という場合がある。近代国家では腐敗した官僚集団によって国家の発展がおさえられる場合が多い。政治家は常々官僚の数を絞ろうとするが公務員の数は増えることはあれ絶対減少しない。これは多くの権限と利権を持つ官僚たちがこれらを拡大再生産するためたえず新しい部署と部下職員を生み出すからである。独立運動という場合でもこれと似たような官僚人数を増大しようとする傾向がおこるのである。新たに国家が生まれるごとに政治家、官吏、軍隊と警察によって構成される膨大な数の官僚集団が誕生するから。


独立運動家たちはその運動が成功すると新たな国家の政権を掌握し多くの利権を増やせるので住民の利益とは関係なく強力に独立を推進する傾向がある。大体において多くの民族が一つの国家を形成している場合、独立というスローガンは少なくともこのままでよいとするスローガンよりも人気があり人々はたやすく独立運動家の扇動に引きずり込まれてしまう。


そういうわけで祖国とか民族とかいうスローガンは多くの場合支配者どもが自身の利益に奉仕してくれるように人々を欺瞞する真っ赤なウソである場合が多い。韓国は多くの統計や世論調査が示すように世界で最も国粋主義が強い国だ。スイスの国際経営者フォーラムなど様々な団体が出した報告書を見ると、民族主義(Nationarism, ここでは事実上ショウビニズムを意味する)のために外国人が生活しにくい国の順位で我が国(韓国)は常に日本と1,2位を争っていることがわかる。これは韓国という国が国際社会の一員として組み入れられるときに最も大きい障害になる要素である。このような国粋主義の傾向は上述(前回)したように、国旗に対する誓いのように権力者によって意図的に操作された全体主義の教育に起因しているのである。


アメリカとか中国ソ連のように広い地域を包括する国家では連邦体制を維持するために意図的に国家主義を助長する傾向がある。これはこれらの国が広大な地域にわたり多くの異質な民族と社会集団で構成された連邦国家であるという点からして十分にうなづけるのである。そうでありつつ一体感を助長しなかったら広大な連邦国家が維持できないからだ。しかしながら韓国のように狭く均質な集団で構成される国家の場合、国粋主義には何の利点もなくかえって危険なだけだ。

<つづく> 毎月20日発行

下手な裁縫だ

2022年09月11日 | 日常
「男子厨房を遠ざける」という家庭に育った。前にも書いたが、それどころか台所のあるほうを見ただけで叱られる家庭環境。

したがって目玉焼き一つ、カレー一皿作ったことはないまま人生の大半を過ごしている。

いまだに料理に興味がわかない。

毎日の料理をブログに挙げている人を見るとぼぼくはなんというひどい家庭に育ったのかとつくづく思う。toyokkoさんのブログを楽しみに拝見させていただいているが、今まで同じ料理は一度もない。こんな才能があったらどんなに幸せだったろうかと親を怨む日々だ。

少し努力をして肉じゃがができたとき、今までもったいない時間を過ごしてきたと思った。

で、

料理に限らず、裁縫も男がするもんじゃあないとしつけられた。

バカな親を持ったもんだ。今まで針一本持ったことがない。

ので困っている。こんなふう。ズボンが破れたので縫ってみた。

ダメージジーンズ風。やってみると難しい。実に頭を使う。

自転車でこけてウエストバッグが破れたのでこれも縫う。

ところがだんだん楽しくなってきた。実に下手だけど。

親は一度も僕に勉強しろとは言わなかったが、男が料理や裁縫をすることを忌み嫌った。

おかげでこんな変則的な人間になってしまうのだ。

僕は勉強が大好きで成績もよかった。が、今頃つくづく思う。勉強は料理と裁縫ほど重要な能力ではない。

半世紀以上料理と裁縫に偏見を持って生きてしまった。

一つずつ、少しずつ取り戻していこうと思う。最近はキャンプ蕎麦に凝っている。
みそ汁も作れるようになった。下手でも山の中で食うとうまい。