か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

Churchillとイラク戦争と国家機密

2016年08月01日 | 国際・政治

まずチャーチルから。

チャーチルは無謀にもイギリスの頭脳を結集すればエニグマの解読は可能であると確信した。ドイツ軍暗号器エニグマは、ドイツの意地をかけて作った世界最高の暗号器だった。

たとえば、「P」をおしたときこれが任意の「H」に変換され送信されると、敵は元の文章がわからなくなるから、味方の受信側(前線)は、「H」は「P」に変換してくださいというcode、つまり暗号表を持っておけば敵に知られず、味方(司令部)の送信内容を理解できる。

ところが困った問題が起きる。司令部は、codeをいかにして味方の前線基地に届けるかだ。それは危険で現実的ではない。

そこでドイツは「P」がほとんどアトランダムにキーをおすごとに「E」にも「T」にも変換される暗号器を開発した。そうすると文字が出現する確率から最初の文字を推定することが出来なくなる。

困難はまだ続く。今度は味方の解読が困難になり暗号の意味を成さない。一例だが、あらかじめ受信側が解読用のcodeを送信者(司令部)に送っておく。もちろん敵に傍受させないように暗号の箱の中にcodeというkeyを入れて送る。暗号鍵方式である。(実際に郵送するのではなく暗号電文上の符号の配列で、そう考えても差し支えない処理をする。)

チューリングを中心とするチームが苦心の末エニグマを解読する。

早速チャーチルは、傍受したドイツ軍情報によりイギリスの町がドイツ軍の爆撃にあうことを知る。

町の防空強化を禁じ多くの死者を出す。これはチャーチルの英断である。情報漏れを悟らせないためには町のひとつぐらい壊滅してもいい。

秘匿が完璧であったためドイツ軍は最後まできづかず戦争終結を半年はやめたといわれる。

 

 

情報戦によって勝利したのはイギリスだ。

だがイギリス軍は、ほかには多くの戦いでチャーチルの失策による拙速な行動をし情報は混乱し勝利に貢献しない戦死者が増えた。

国民は見ていた。ブームに流される東洋のヤマザルではない。戦勝パレードで得意の絶頂にあったチャーチルは選挙に負ける。

イギリス人は、情報の国家管理ということに関して、厳密な合理的理由を要求した。暗号解読を隠すため一中都市が犠牲になることは誰も責めない。

しかし、情報を独占し、恣意的に軍を動かすのは許さないのだ。

 

さて、ブッシュ。ならびにその子分日本。さらにその地を這う虫達。イラク戦争こそが情報の独占により恣意的な情報が流されたいい例だ。

米兵も5000人死んだが、イラク軍はお粗末な武器で対抗し35000死んだ。ポイントは市民が135000死んだことである。ブッシュは、イラクがこれですぐ平和になるといった。

アフガンでも米軍は同じことをし、収拾がつかなくなると撤退する。アメリカの空爆はイスラム国に対してのみ1000万ドル/日なのだ。

チャーチルは戦略上情報を隠したが、戦後も隠そうとしたので国民はいかった。

 

ブッシュは911の熱狂の勢いに乗って、人気取りのために大量破壊兵器という幻のがせネタを流した。ありもしないもののために20万人が死んだ。

フセインはアルカイダとは敵対していた。強者が錯乱するとおおぜいが死ぬ。

Bush and Churchll are quite different each other.  If there is a common point with them,a common point is that their brains are desperately stupid.

 

 

 

 

 

 

 

 


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