鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

塗装工事施工後の後始末その1

2015年12月15日 00時00分01秒 | マニュアル

 どのような作業であっても事前準備と施工後の後始末を含めて工事に包含されている。3つに分かれて呼ばれるが、本来一つの物であり、連続している。だだ広い面積であっても機械を使わずに人出で作業をするのであるから、一定区画に細分化して工事は進むので、その都度準備-施工-後始末が繰り返される。外壁などは家等の建物の外側に配置していて、どこがしかかり場所で、どちら周りに塗っていくかは一応作業者全員が承知しておいた方がよい。管理者に於いても突然の電話連絡や、作業の変更、進捗等の打ち合わせが必要となる場合がある。緊急連絡にも必要であろう。

 

 施工に必要な塗料は事前に攪拌するため、電動攪拌機を使用する。屋外であると、電源の取り入れが必要となり、また、コンセントがない場合には燃料で動く発電機を準備する。一定量を塗料容器(バケツ等)に入れるが、どのぐらいの面積を塗ることが出来るかの目安を立てておく。材料の仕込みは、特殊な材料は注文しても直ぐには現場に届かない。

 

 資材計画の段階の話ともなるが、作業途中で材料を全量消費するとやっかいなことになる。その意味で、後始末は翌日の手配が完全に準備出来ていないと工程が予定通りには行かなくなる。

 

 塗料によって異なるのだが、共通することは、作業終了後は、容器に残った塗料は、原液に戻す。刷毛かローラーは塗料をヘラ等でしごきだしてから空気に触れて乾燥しないように処置をする。水系塗料は乾燥していなければ、水が拡散するが、一度固まると水には不溶となる。容器や刷毛は現場で水道等流しで洗わないことが大切で、流してしまうと下水に入り、汚染物質として浄水場まで行ってしまう。工事が終了するまでは水を張った容器に浸けておく。油性塗料も同様である。最近は2液性塗料も多くなっているので、始末はメーカーの仕様書通りに対応すればよい。

 

 水系塗料であっても下水には流せないので、刷毛やローラーを洗った廃液は別容器に保存し、後日専門業に依頼し、処分を行う。原液の入っていた空き缶は出来る限り徒労を使い切ることが必要で、その始末も必要となる。残った塗料は密閉し、近日中に使い切るのがよい。そのまま放置すると空気と反応し、使い物にならなくなるからである。

 

 意外と後始末のことを知らない業者も多いようである。吹き付け塗装が少なくなっていることは環境にとっても良いことだし、溶剤臭を押さえた塗料が主流になっていることを歓迎したい。


ベランダの防水施工その5

2015年12月10日 00時00分01秒 | マニュアル

  前回の続きとなるが、2回上塗りをローラー刷毛で行った。ローラーのサイズは細目の羊毛で中毛11ミリ長さは150ミリである。羊毛といってもアクリル繊維である。小回りが効き、作業性がよい。大降りの物だと、狭いベランダではかえって作業性が悪い。上塗り塗料は、水性の弾性アクリル樹脂エマルション光沢用である。おさらいの意味で、コンクリートやモルタル面の上に防水目的での施工であるが、コンクリート面には経時変化で細かい亀裂が出来る。大きい割れ(クラック)やコンクリート劣化による凹凸が生じるため、セメントによる補修、コーキング剤の充填を行い素地調整を行う。クラッキングの場合は、割れの発生部分まで、グラインダーで掘り削るが、幅5ミリ以上の場合である。

 

 削った箇所には防水剤を塗布し乾燥後、コーキング剤を注入し、表面の平滑性はセメントフィーラーや、穴埋め用のパテを飼い込む。必要であれば乾燥後サンダーで段差を調整する。この分野は左官職の仕事にはいるが、さほど困難な仕事ではない。原則を申し上げれば、割れの発生は、コンクリートが持つ耐力不足から発生する。地震の影響も考えられる。しかし、鉄筋がはいていたとしても、コンクリートは水分や硫化物等で劣化する材料である。そのことを頭の隅に置いておく必要があろう。

 

 劣化は経時変化であるからで、防ぎ用が無い。粉砕して新たにコンクリートを打ち直すことが最上な対策であるからで、塗装での防水施工も限界がある。したがって、30~50年を保証できないのである。塗装では少なくとも5年ぐらいのスパンで塗り替えることが寛容である。

 

 下地調整が済めば、養生を行う。養生は幅広テープで外壁塗装面に行った。撥水剤と吸い込み止めを行うシーラーの塗布を行う。接着不要にはエポキシ樹脂をベースとしたシーラーがあるが価格は高い。自分はアクリル樹脂エマルション塗料を使用した。原液をローラー刷毛で塗布する。吸い込みが激しい場合には2回塗りをお勧めしたい。中塗りはアスファルト系の砂骨入り塗料をローラーで3回塗る。仕上げは、弾性アクリルエマルションローラーで2回塗りである。

 

 仕上げ塗りが乾燥すれば養生を取り去る。今回使用した塗料は防水用であるため、ビニル状である。養生テープを取り除くにはカッターを使用する。これで後は降雨による漏水がないかを見極め、、完成とする。漏水が引き続きあれば、原因究明からやり直しである。

 後始末も大事な仕事で、今回は省略するがいずれ機会があればも記述したいと思っている。


ベランダの防水施工その4

2015年12月08日 00時00分01秒 | マニュアル

 古くから屋外の作業をいう言葉に、「○○殺すにゃ刃物はいらぬ、雨の三日も降ればよい」。このところの小春日よりは晴天に恵まれ、防水施工の3回目の中塗りが終わった。確かにアスファルト防水塗料は骨材が入っているため、細骨用のローラーを使った方が抵抗が少ないかも知れない。ローラーの運行は、W字にローラーを動かすが、塗料を配り、ならして仕上げるの3工程が一般的である。ローラーに含む塗料は、粘度が左右する。

 

 塗料(粘性流体)の性質にチクソトロピー(thixotropy)がある。ゲルのような塑性固体とゾルのような非ニュートン液体の中間的な物質が示す特性で、粘度が時間経過とともに変化する。具体的には剪断応力を受け続けると粘度が次第に低下し、液状になる。静止すると粘度が次第に上昇し、固体状になる。地震による液状化を例に出す場合があるが、これはチクソトロピックではなく、単に砂と液体が分離するという説明がなされている。

 

 塗料の多くはこの性質を適度に持っているため、力を入れてローラーを動かさなくてもスムーズに塗り広げることが出来る。これとは異なる性質にダイラタンシー(dilatancy)があり、片栗粉を水で溶いたときに、箸でかき回すと抵抗が大きくなりうまく溶かすことが出来ない。力を加えると粒子が凝集し隙間が無くなり固体化する性質である。

 

 作業をしながら粘性流動について思い出してみたが、この世界も複雑で結構難しい世界であったことを思い出した。ご興味のある方はレオロジー、粘性流体、チクソトロピー等で検索してみると良い。

 

 中塗り塗料の塗り重ねによって乾燥時間はほぼ倍増する。アスファルトの膜が出来るため、水分は下方部へは浸透しなくなり、表面層は空気に触れて水分が蒸発し、塗膜が固化するするため、内部に残留する水分の逃げ場が無くなるからかも知れない。3回塗りをしたが、一昼夜は乾燥時間を取った方がよさそうだ。

 

 上塗りは、ブロック塀に利用した弾性アクリル樹脂エマルションの残りがあるのでこの塗料を2回上塗りに使う予定である。希釈剤は水であるが、乾燥するとアクリルの被膜が出来るため、耐水性がある。防水といっても各種あり、その選択は用途や室内外、ベランダや屋上屋根等によって使い分けるのが一般的である。今回は簡易型といって良いであろう。


ベランダの防水施工その3

2015年12月07日 00時00分01秒 | マニュアル

 コーキング剤をコンクリート面のクラックに充填し、乾燥を待ってる間に注文していた防水剤のシーラーが届いた。10平米ぐらいあるベランダには原液4リットルあれば十分足りる。酢酸ビニル系のエマルションなので乳白色をしている。羊毛刷毛で細部を塗り、平面は、ローラー刷毛中毛を使った。乾燥は早く1時間もあれば乾燥した。コーキング剤はスッキリとは乾燥しない。空気中の湿気を吸収して硬化する。

 

 本日からはメインの中塗りを始めた。アスファルト系の防水剤で、骨材として砂が含まれていて、粘調である。施工は細骨用のローラー刷毛細目を使うように指示されている。細骨用のローラーはマスチックに使う樹脂製の網状である。見た目はスポンジの気泡が大きい形状といえばだいたい分かる。マスチックは左官材料と塗料の中間的な素材で、厚塗りでき、玉吹き付けすることで大きめの粒子を吹き付け、金コテやローラーで押しつけて模様を出すことが出来る。

 

 細骨ローラーを使うと凹凸模様が出来るため、材料を多く使う。材料節約のため、羊毛ローラー中毛で施工した。粘度は工場で調整しているため、原液を塗る。塗りにくいかも知れないが、骨材が入ると粘調となるからであろう。プロは開缶後、撒くようにして塗料を撒き、板等で広げ、その後ローラーでならすようであるが、自宅のベランダは屋上とは異なり狭いのでローラー塗り用バケツを使った。膜厚を付ける目的があるので、細かい亀裂は十分埋めてくれる。乾燥時間は3時間以上で、気温によって異なるが、5℃以下だと乾燥不良を起こす。2~3回塗り重ねるとことによって防水性を高められるようである。

 

 施工は何も工作物が無い所がよいが、空調の室外機は移動しながらの作業で、2倍の手間が掛かる。外壁との塗り分けのため、幅広の養生テープを貼ることを忘れないようにする。外壁が凹凸があるため、塗り分けの仕上がりはよいとはいえないが、上塗りで調整したいと思っている。狭いベランダであるが、塗る場所の順番をを考えて、行わないと逃げられなくなるので注意したい。

 

 中塗りの1回目が終わった段階であるが、コーキングした部分とコンクリート面とは吸い込み状態が違うので、塗りむらがあるように思われるが、2回塗ればその差は分からなくなる。あまり細かい点を気にしないで施工を行う。必要ならば軍手を使っても良いが、感覚が鈍るので、薄手のゴム手袋がよいと思う。


ニードルタティング練習

2015年12月04日 00時00分01秒 | マニュアル

  こころざしをしたが、その後の様子をお伝えしよう。道具であるニードルは、通販サイトを見たが、品切れで入荷待ちであった。いくつかのサイトを見たが価格の幅が著しく、針1本にしては高値である。映像サイトでの紹介があった、代用品として、ぬいぐるみ貼りの1本が使えるとのことであった。長さは18cm針にしては長い。クローバー製で2本入った物が売られていた。価格は300円ぐらいだったと思う。針先をペンチで切断し、ヤスリを使って先を丸める。レース糸は#20で、100円ショップで売られている。いくつか色があるので、それも購入した。針通しも安い物で十分である。

 

 早速、パソコンからニードルタティングのキーワードを入れ、動画をいくつか見た。手元の操作は分かるが、全体的な操作にはほど遠い。まずは行っている内に何とかなりそうと思い、練習を始めた。ニードルタティングは、簡単ではあるが、応用がいまいちで、必要な編み物図面がほとんどなく、ダブルノット(ステッチ)とピコという輪を組み合わせるが、針からの糸の抜き方がよく分からず、何度か画面を止めて、操作に専念した。

 

 タティングは、シャトル(糸巻きを供えている)を使う方法が主流のようで、2個のシャトルを使う方法も紹介されている。いずれはこちらも挑戦したいが、とりあえず、教材探しを行ったが、適当な日本語教材がなく、アマゾンから洋書を探した。1冊1000円ぐらいしたが、注文することにした。3日後に郵送された注文書籍は上級の図案集で、これもシャトルを使う内容であった。素人にはレベルが高すぎる。

 

 タティングにはいくつか基本操作があり、ピコを編み込むにはかぎ針が必要で、はさみも刺繍用があれば準備したい。編み目は表と裏があるが、判別は思ったより難しい。スタート地点から針にレース糸を編み込んでいき、途中で、、独立した輪とダブルステッチのチェーンとを組み合わせ、形にしていく編み物である。

 

 シャトルとの違いや、主なポイント、全体の流れ、ニードルで作った製品の編み物図が提供されると初心者でも取っつきやすくなるであろう。特に、気になったのは、作る大きさによって、針に糸お通した針の穴から終末までの長さが関係することで、途中で継ぎ足しできない難点があることである。練習する内に内容も分かってくると思うので、しばらく挑戦してみようと思う。途中経過なので、ピントがずれているかも知れない。

 


ベランダの防水施工その2

2015年12月03日 00時00分01秒 | マニュアル

 ブロック塀の塗装が一応終了した。一応という意味は、1回塗りで終わっているからで、光沢のある隠蔽力の強いと膜であるが、刷毛で塗ったため、塗りむらが若干あり、もう1回塗ると持ちがよいようである。仕様書には耐久性は1年ということなので、毎年塗り替えろということであろう。水溶性にしているための懸濁剤や分散剤は、極性を持っていて、樹脂と結合する基と水と結合する基の双方をもっいる。水の蒸発によって樹脂同士が結合するが、乾燥塗膜には懸濁剤や分散剤が残るため、外気に含まれる水分や雨を吸収するからかも知れない。

 

 軒下のALC板が、ベランダからしみ出る雨水で、表面の塗装が剥離し、樋の近辺がカビで黒ずんでいたため、大工に見てもらったところ、ベランダのモルタルのクラックが原因との結論を得たので、防水工事を頼む予定でいた。しかし、今の時期、年を越すまでは業者が忙しく年明けを待っての工事となることが分かったため、出来るだけ早く工事に掛かろうと思い、自分で行うことにした。

 

 道具はだいたい揃っているので、まずはクラック面の状態を確認するため、ワイヤブラシでコンクリート表面をこすり、風化した砂を取り除いた。本業では、圧力をかけた水洗いを行うが、これだとクラックに沿ってコンクリートの内面まで水が入るため、しばらく晴天が続けばよいが、どうも下り坂であるので、水洗いは中止した。その代わり、電気掃除機で、微細な砂埃を吸い取った。クラックは5ミリ以下で、ベランダ全体に走り、若干ではあるが、不陸した場所もあった。

 

 コンクリート・モルタル面のクラックは、割れ目に沿って、コンクリートを切断するカッターでU字型に彫り削り、そこに撥水剤を塗ってコーキングを行うが、撥水剤を注文しているが届いていないため、雨水が入り込まないようにコーキング剤を金ヘラで埋め込んだ。

 不陸の箇所はエポキシ系の充填剤(2液型のボンド)を練って埋め込んだ。順序は逆になるが、乾燥後に撥水剤を塗る予定にしている。

 

 風化したコンクリート面は、へこみや砂粒が露出しているが、下塗りを予定している厚塗り用のタール系エマルション塗料でどのくらいの厚みとなり平坦化するかによってセメントフィーラー施工を考えたい。どちらにせよ、ベランダの雨水が強く当たる箇所は風化が激しいため、セメントフィーラー施工は必要であろう。問題は、二度手間になるエアコンの室外機設置場所の施工である。移動は出来るが室内とつながるパイプ類がせいぜい移動距離50cmなので、切り離すわけにはいかない。


ベランダの防水施工

2015年11月23日 00時00分01秒 | マニュアル

 自宅は築後25年は過ぎている。そろそろあちらこちらで不具合が出てきている。目に付くところはその都度修理を行ってきているが、今回、気になっている箇所が2階ベランダの下部(下屋根)の塗装部分にカビが生え、表面の塗膜がめくれ上がってきていた。ベランダの排水は、左右にドレンがある。剥離箇所は、その一方で、樋との境目部分に当たる。原因がはっきりしなかったため、施工した大工の弟子に当たる方に問い合わせ、本日見に来てくれた。

 

 外見では広範囲ではないが、樋を支えるビスが、腐食している。原因をはっきりさせるため、樋の周辺を30cm四方を取り除き、状態を見たら、波鋼板の一部に雨水に浸り錆ている状況であった。この状態では雨水の浸出を止めることが先決で、防水施工を薦められた。大工に手配等をお願いしたところ、当方の方で、塗装業者か樋施工業者に相談されよう促された。今後、業者に連絡することにしている。

 

 ベランダの防水施工は建築当初から手を付けていない箇所で、特に今まで外見上の支障はなかったが、長年の雨水の浸透があったためと思われる。コンクリートの打ち放し後モルタル施工であり、よく見ると細かい亀裂があることが分かった。一度浸透した雨水は、積雪地帯でもないため、晴天になれば、自然と蒸発するのであろうが、やはり防水施工をしておくことは必要と思われる。

 

 防水施工は、ウレタン樹脂防水塗装、塩ビシート貼り、FRPによる防水、アスファルト施工等である。塗装に関連しているので、自分で施工することも可能と思うが、この分野は専門外であるため、専門業者に全面的に任せようと思っている。考えられることは、コンクリート打ちっ放し面にモルタル仕上げ面では、地震、気温の変化等による基材の膨張収縮が原因して、微細な亀裂が発生する。これを止めることは不可能なので、亀裂についていけるような表面に柔軟性を持つ防水膜を施工することになると思われる。

 

 さらに、今まで放置していたことも悔やまれるところで、もっと早い段階で施工をすべきだったと反省している。大工は開けた穴を元通りにしたが、直ぐにスレート版を張り替えることが出来ないと判断したのであろう。自分は穴を開けたままにしておいても良いと思ったが、大工の話では、過去に鳥やコウモリの住処となり、作業を始めると奥へ逃げ込んで手が付けられなかったといっていた。そのようなこともあると納得した。冬へ向かって作業も辛い時期になるため、早急に工事を進めようと思っている。


空気圧縮機の始動

2015年10月27日 00時00分01秒 | マニュアル

 コンプレッサーは空気を圧縮し、加圧した空気を動力として使う機械であり、小型から大型まで各種あるが、自分は塗料を吹き付けるスプレーガンやエアサンダー等の工具に利用している。加圧してあるので、自転車や自動車の加圧空気の補充用にも利用できる。電気器具の埃の除去にも時々使うが、そのためにだけで始動することはない。しかし、3ヶ月に一度ぐらいは始動点検を行っておかないと、いざというときに故障では仕事に使えない。

 

 古い機種であるが、ガソリンエンジンで、配電設備がない屋外でも利用でき、自重が重いため、簡単には移動できない。塗料の吹き付けは、ご近所に迷惑がかかるので、行わないが、それでも放置していれば、動かなくなる。始動点検は、動力を使う前に、手動で、ベルト式のプーリーを回してみる。このとき空気の吸い込みがあり、さび付いていないことを確認する。タンクに残っている空気を放出して、排出用のコックを閉じてから始動する。無鉛ガソリンを規定量燃料タンクに入れる。燃料コックを開く。スロットルを中ぐらいの位置に動かして、夏場や始動後はチョークレバーを中の位置に閉め、冬場ではチョークを閉める。チョークを閉めることによってガソリン蒸気が濃くなる。

 

 ガソリンエンジン2気筒のリコイル方式で、始動ノブを人力で引いて始動する。運転が開始し、しばらく暖気運転をした後、チョークを徐々に開き、安定した動きとなるようにスロットルレバーで調整する。タンク内の圧縮空気が加圧され、5気圧ぐらいになると自動的に加圧を止めるアンローダーが機能する。圧縮空気は空気圧調整器(エアトランスホーマー)を経由して、吐出される。空気タンク内の気圧が下がれば、自動的に加圧が始まる。空気圧調整器は、一定気圧の圧縮空気を得るように調圧出来る装置で、空気中に含まれる水分を除去できる。空気中に水分があると塗料は油であるため、水と混合すると乳化(エマルション)されることになり白濁する。

 

 エンジンが始動しない場合には、いくつか点検する必要があり、分解掃除をする必要があるかもしれない。多くはキャブレターからの混合機が薄い場合や濃すぎる場合があり、チョークの操作で調整できるが、点火(スパーク)プラグがリコイルで電流が流れない場合や、混合気で濡れてしまっている場合が考えられる。プラグを点検し、電極のカーボンを取り除くとともに隙間を0.6~0.8mmに調整する。プラグの締め付けは、プラグのガスケット部分がシリンダー・ヘッドに当たってから1/2~3/4回転締め付ける。

 

 機種によって若干取り扱いが異なるため、付属の取扱説明書を熟読して作業されると良い。


台所の清掃

2015年10月22日 00時00分01秒 | マニュアル

 毎日利用する台所は清掃に時間が掛かるところである。食器や調理器具は使えばその都度中性洗剤等を利用して、洗い、乾燥させて直に使うことを考えて収納している。食料品は冷蔵庫へ収納しているが、乾物や調味料等は、棚や収納場所においてある。年に数回行う大掃除では、台所全体を対象にする。集中して行うのは換気扇やダクト周りであるが、ほとんどは油汚れである。調理に利用する油は、加熱により水分と反応してはじき飛ぶ。そのときに細かい霧状となって空気中に放出される。

 

 フードで集め、ダクトから排気線でフィルターを通して室外へ出すが、換気扇の能力にもより、空気中に浮遊する細かい油まで完全に除去することが出来ない。空気中の油は台所の細部に入り込み、埃とともに固着する。食用油は乾性油ではないが、不乾性油であっても空気中の産により参加する。酸化が進めば固化してゲル状になる。吊した調理用具はもちろん、冷蔵庫の上部、開き戸がついていても扉全体に付着する。室内壁、天井に至るまで、付着するため、その除去を行う清掃はあらゆる場所といった方がよい。

 

 油汚れ専用の洗剤でも良いが、除去効果は一概にはいえず、完全に落とす強力な洗剤は、素手で行うと炎症を起こす場合もある。皮膚に優しいといわれている洗剤は洗浄、脱脂効果が低い。いくつか試してみると良いが、混合すると有毒ガスを発生することもあるので、取り扱いには十分注意し、取扱説明書を熟読する。

 

 キッチンハイター等の名称で使われる台所用漂白剤が効果のあることが多い。この漂白剤は、除菌・漂白・消臭効果を唱っていて、次亜塩素酸ナトリウム・水酸化ナトリウムが主成分であり、アルカリ性で塩素系の漂白剤である。油のほとんどは脂肪酸なので、油を中和する働きもある。ただし、メラミン食器、ステンレスを除く金属製品、天然石の調理器具へは使用しない。漂白効果が高いため、服に液が飛び散らないように注意する。規定量を守り、使用後は規定時間経過すれば水洗を行う。

 

 バケツ等に水を入れて液を薄めて使うが、直接原液を使わないため、浸す時間を汚れの除去具合を見ながら確認し、長時間浸けておかない。頑固な油汚れは液体クレンザーを使うこともあるが、強くこすりすぎると、塗装面や、素材面を傷つけるので、注意が必要である。傷を気にするのであれば、洗濯用洗剤を濃いめにして豚毛の刷毛でその部分に塗り、湿らせたベーパータオルで覆っておくと除去できる。


網戸の清掃

2015年10月16日 00時00分01秒 | マニュアル

 網戸も定期的に清掃しているであろうか?。直接外部と接しているため、汚れやすく、ガラス窓のように水拭きすることもない。網戸の汚れは、雨の降り込みによって濡れた箇所と濡れなかった箇所とがはっきり区分けされているようであれば、汚れている証拠である。1年中網戸を取り付けている家庭も多くなったが、電灯に集まる昆虫が少ない冬場は、取り外し、太陽の光量を室内へも入れたい。取り外す時期に掃除を行えばよいのであるが、水を多量に使うため、今の時期が良いようである。

 

 ガラス窓と異なり、3年もすると網戸の網が劣化してきて、破れてしまう。ホームセンター等で、張り替え用の道具とロール状にした、数枚分を張り替えることが出来る製品が売られている。自分で簡単に出来るので、裂けた箇所があれば張り替える。張り替えは室内側から見た面が表で、裏側には網を固定している太めのゴムひもがサッシ枠にある溝に埋め込んである。ゴムひもを外せば簡単に網がとれる。網は縦横に化学繊維が編み込まれているので、サッシの縦横と平行するように張る。張り代を5cmぐらい残し、ゴムひもを溝に網の上から溝に押し込む。網を張り終えたらカッターで張り代を取り除くだけである。

 

 網戸のレールにはまる上部と下部に固定するねじがあるので緩める。網戸を取り外し、風呂場で洗剤を付けてブラシで洗い、シャワーをかけるだけであるが、風呂場が狭い場合は、ベランダやコンクリートが敷いてある場所で行えばよい。ブラシでもデッキブラシでもよいが、裏と表を洗う。ついでにサッシ枠も洗うとよい。乾燥後に元の場所へ取り付ける。レールにはまるローラー部は油を差しておくとよい。網戸が固定できるような構造になっているので、スムースにレールの上を滑る位置で、ねじを締め付ける。

 

 網戸の汚れは風によって運ばれる砂やゴミ、時には昆虫の死骸等である。春に花粉が飛ぶが、花粉は粘着性がある場合もあり、それが付着する。室内で発生する汚れは、たばこの煙やほこりであり、台所の窓は油が熱によって蒸発し、網戸に付着する。

 

 網戸は外から入る空気と室内から出る空気の間にあるフィルターで、編み目の大きさはほぼ一定のようであるが、いくつか種類もあるかもしれない。フィルターも編み目が小さければ汚れやすいし、大きければ昆虫なども入りやすくなるであろう。ゴミを嫌う作業場では、各種のフィルターがあるが、家庭用ではさほど意識されていない。台所の換気扇にはフードがついて油を吸着できる不織布が張られている。これも定期的に取り替えるとよいであろう。


窓ガラスの磨き方

2015年10月15日 00時00分01秒 | マニュアル

  窓ガラスをきれいに保つためには、定期的な清掃が欠かせない。透明ガラスの状態を見れば汚れているかどうかは分かるので、透明度が下がれば掃除を行う。ガラスは外面と内面があるので、どちらの汚れが激しいのか、一応判断するとよいが、片面だけを行うのではなく両面を同時に清掃するので、あまり深く考える必要はないが、外面については自然環境にさらされているので、風雨による水滴が蒸発した後に雨染みを作る。これは水滴に含まれる炭酸カルシウムの結晶であるので、ある程度強い力で落とす必要がある。海岸に面したところでは塩分の影響もある。水垢と呼ばれているので、固着した結晶を化学的に分解させる水垢除去剤を使用する。界面活性剤とも呼ばれていている。

 

 物理的には研磨剤を利用する。石粉(いしこ)と呼ばれている物で、クレンザーの石けん分が入っていない物と考えればよい。石けん分が入っていると石けん分を洗い流すのに多量の水が必要となり、室内では使用できない。バケツに水を張り、石粉を一握り入れて溶かす。溶かすといっても石粉が水に分散するだけで、しばらく置くと沈殿する。雑巾を使って、水分を軽く絞り、ガラス面を拭く。そのまま乾燥させるとガラス表面に石粉がついた状態になり、タオルに霧を吹き付け、ごくわずかに水分が残っている状態にしたタオルで拭き取る。この加減は難しいが、慣れると湿らす量が分かってくる。外面は石粉を使い、水垢を削り取る方法を使う。

 

 室内側のガラス面は、室内の空気に含まれた水分が室温の変化によってガラス面についたために曇ってくる。たばこの煙や、石油ストーブやガスストーブから排出される燃焼ガスも同時にガラス面に吸着する。室内の埃も水分と一緒になる。ほとんどこれらの吸着物は、水に溶けるため、外面のガラスのような薬剤を使わなくても水ぶきで十分である。水拭きした後は、乾燥しないうちにT字形をしたスクイージ(ガラスと接触する面はゴム)で水分をぬぐい取る。サッシに近いところは拭き取れなかった水滴が残るが、僅かに湿らしたタオルで拭き取ればよい。上面ガラスから作業を始め、下面で終わらす。

 

 たばこの脂(ヤニ)がとれにくい場合は、界面活性剤を用いるか、水で薄めた苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を使う。素手で行うと炎症を起こすので、ゴム手袋をして作業を行う。水はほとんどの物を溶かすか湿潤させるシンナー(溶剤)であるともいわれ、水を最大限利用されたい。界面活性剤や石粉、苛性ソーダを多用しなくても、定期的なガラス拭きを励行すれば透明度を保つことが出来る。少なくとも月に1度は行うことをお勧めしたい。


ストーブのメンテナンス(2回シリーズその2)

2015年10月12日 00時00分01秒 | マニュアル

 リングは波状と平状の鋼板で、6層になっていて、隙間をガスが噴出するようになっている。やはりさびの発生が多い部品である。さびた部分をワイヤブラシで落とす。洗浄剤を使って汚れを落とし、布でふき取ってから取り外した逆の順序で組み立てる。

 

 注意しなくてはならない箇所は、機種によっても異なり、総てが同じではないが、火力の調整を行う燃料レバー部分とジェネレーターの接合部分である。パイプの中にクリーニングロッドが入っていて、ジェネレーター取り付け部の燃料噴出口、つまり、バルブ先端に穴があいていて、ジェネレータの中に入っているクリーニングロッドのフックに引っかけてからナットで固定する。火力調節は、燃料の量を加減して行うため、このフックが、ジェネレータ反対部分のニードルと一体となっている燃料ノブと連動するため、火力の調整が出来る。

 

 組み立てが終われば、燃料を規定量入れる。本体が水平状態で、満タンにすることは出来ないが、燃料タンクに空間がないと加圧できないため、満タンに入れる必要はない。

 本体の各部分から燃料漏れがないか確認する。燃料漏れがなければ、ポンプノブを25回ポンピングを行い燃料を加圧し、燃料ノブをONの方向に、徐々に開く、バーナーから燃料噴出する音がするので、ライターの火で点火する。燃料ノブを開いて青い炎が安定するまで様子を見る。この間に、ポンプで30回以上ポンピングを行い、加圧する。正常に稼働すれば燃料ノブをOFFの位置に戻して作業を終了する。本体が冷めれば、燃料キャップをゆるめて空気を抜き、再びキャップを閉めておく。

 

 しばらく使用しないのであれば、燃料を抜いておいた方がよい。消耗品はジェネレータとリングバーナー、ポンプのゴム等である。使用頻度にもよるが、万一の時に供えて購入しておくことをお勧めしたい。以上である。(このシリーズ最終回です)


ストーブのメンテナンス(2回シリーズその1)

2015年10月11日 00時00分01秒 | マニュアル

 災害が起こるとそれに伴う非常用品が活躍する。今年は火山の噴火、豪雨に洪水等自然災害が目立った年となっているが、残すところ今年も3ヶ月あまりで、台風の動きも心配になる。インフラがダメージを受けると、さしあたり必要なのは、飲料水の確保と電気、ガスである。冬場に向けて暖房も気になるところである。若い頃は山好きな友人がいたせいか、山登りや、キャンプを好んで行っていたが、年を重ねると億劫になり、代わりにはならないが、ドライブ旅行で山岳に触れることにしている。

 

 久しぶりに道具を片付けていたところ、ほったらかしにしていたコールマンのストーブが出てきた。アルミ缶にはいているピーク1(ワン)の後継機で、フェザーストーブモデル442である。小型のホワイトガソリンを使用するタイプで、今ではガスストーブを利用する方が多い中、ちょっとしたキャンプや、つりなど山に限らず便利なツールである。災害時にも利用できる。 使用すると、火力が強いし、面倒なことはほとんどない。しかし、十分にメンテナンスを行ってきたわけではなく、年期が入った変色やさびは、勲章の証と思っていたが、いざ使用すると調子が悪かった。バーナーからのガスの炎が一定でなく、さびにやられているようであったため、分解掃除をすることにした。

 

 構造は、本体に燃料であるホワイトガソリンを注入する燃料キャップと燃料タンク、バーナーとが一体になっている。使用に当たってはポンプで空気を入れて、燃料の圧力を高めるポンプノブと、液状の燃料を気化させるジェネレーターがついていて、さらに、火力の調節を行う燃料レバーがついている。

 

 分解はジェネレーターを取り外した後、バーナーリングセットを押さえているねじをゆるめ、取り外す。さびの発生はバーナーの受け皿部分とリングバーナーに集中している。ジェネレーターも外見は銅製パイプで、よほどのことがない限り、腐食による破損はないが、黒くさびる。バーナーセットを押さえているねじがさびで固着し、必要であればショックドライバーで刺激を与えるが、それでもゆるまない場合は、クレ556などのさびを浮かすさび落とし剤を吹き付け一晩放置する。(次回へ続きます)


パソコンの異常

2015年10月09日 00時00分01秒 | マニュアル

  自分が使っているパソコンは、2台あったが、OSがVistaの方が最近突然に画面が青くなり、それも頻繁に発生するようになっていた。2004年の頃にDellから購入した機種であったが、10年は使っていたことになる。内蔵ハードディスクのファンから音がするようになり、診断ツールを利用してチェックすると、ファンの回転数が半分に低下していた。メッセージでは合格ラインが2000回転であるところが、968であった。

 

 油ぎれのようでもあったので、ファンを掃除するとともに、注油したが、改善しなかった。そればかりではなく、起動ファイルが壊れたようである。再インストールディスクで修復を試みたが、ウィンドウが立ち上がらない。再インストールディスクは修復を試み、これがだめな場合は、フォーマットしなければ、かつて動いていたウィンドウファイルを「old.windows 」というファイルで残してくれる。再インストールを行ったが、一応インストールに必要なファイルがコピーされたが、再立ち上げをすると元々付属していないフロッピーディスクが見あたらないとの表示が出て、それ以上進まない。

 

 今回は、必要なファイルは外付けのハードディスクに保存していたので、住所録や、かつて作った画像とドキュメント類は救うことが出来たが、メールのアドレス帳は救えなかった。古いアドレス帳は別途CDに焼いてあるので、最近の物を手入力すれば当面はもう1台でカバーできるため、支障はない。

 

 パソコンは機種によって基本構造は同じであっても、独自のアプリケーションが異なる場合があり、同じメーカーであっても互換性がないこともある。特に発売年数が異なる場合にはアプリケーションが使えない場合も出てくる。その意味では、万能ではないため、総てのデータが使えるわけではない。

 

 バックアップをとっていても、パソコン本体の機械的な故障では、完全に復帰できればよいが、出来ないことも考えた対処が必要である。重要なデータは外付けのハードディスクで管理し、他のメディアにコピーしておく。2台のパソコンがあれば、相互のパソコンに同じデータを保持すればよいのであるが、複写を怠ることもあるため、定期的なメンテナンスとして同じ物にしておくことにより、リスクは半減できる。

 

 考え方を変えれば、故障することを前提にした取り扱い方をすればよいわけで、ウイルスの感染や、落雷による故障は、起こる可能性が全くないわけでないので、常に故障するとした対応をとるべきであろう。


漆工作業その22

2015年09月30日 00時00分01秒 | マニュアル

漆刷毛の保存

 刷毛や筆は軸に動植物の毛を束ねて取り付けた道具であるが、多くの種類があり、使用する目的に併せて形状も様々である。粘調の塗料は、腰が強くないと塗料の含みを持ち合わせ、塗り広げることが困難である。漆刷毛は箱刷毛(通し刷毛)と呼ばれる物で、桧の板を膠で固めた髪の毛のような長い毛を囲ってある。使用時は、外側のヒノキ板を鉛筆のように削りだして使う。毛が塗料に馴染ませるのは、毛に含まれた灰分や膠分を取り除き、切れ毛を除去する目的で、下塗り用に使ってから上塗りに使う。

 

 箱刷毛を自分で作るのはさほど難しいわけではないが、刷毛材料を準備する手段がない。一度購入しておけば、商売で使わなければ、長い期間使える物である。しかし塗料(漆)は一度乾燥してしまうと固化するのでシンナーで溶かすわけにはいかない。その場合に削り出して調整して使えばよいが、使用後の取扱を知らないと直ぐに使えない。

 

 通常は、使用が終わった刷毛を含まれている漆を木べらでしごき出す。植物性の油の中に浸け込んでおくと空気と直接触れないため固化しない。油性塗料(合成樹脂ペイント)もボイル油の中に付けるが、水の蒸発に注意すれば水の中でも良い。漆刷毛の場合は、水に浸けると外側のヒノキが水を吸って膨張し、膠を溶かすので使えない。

 

 再度使用するときは、浸けた油分を木べらでしごきだし、数回使用する塗料を含ませて刷毛を前後左右に動かし油分を塗料に移して木べらでしごく。刷毛に油分が残っていると塗料(漆)が乾かない場合もある。

 

 長期間使用しない場合は、漆をしごき出した後、テレピン油で何度も洗い、塗料分が完全になくなるまで洗いを繰り返す。ぬるま湯に洗剤を入れて刷毛の根本に溜まった塗料や溶剤を洗う。その後日陰で乾燥させる。防虫剤を入れた容器に保存すればよい。

 

 漆以外のカシュー合成漆でも基本的には同じであり、使用後の刷毛は油に浸けておく。植物油で有れば何でも良いと思うが、自分は台所で天ぷらに使うサラダ油をホーロービーカーに入れて使っているが別段支障はない。物の本によれば、とろ箱に菜種油を使っているようであるが、不乾性油で有れば良いであろう。