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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

新機種の選定と注文その1

2016年03月30日 00時00分01秒 | 紹介

 時代の変遷は鳥撮り写真マニアにも影響する。既存の愛用メーカーのオリンパスがミラーレス、軽量化のフラッグシップカメラはOM-D E-M1という機種である。カタログを取り寄せ、二子玉川にあるキムラヤで実機を試そうと思ったのは1か月前であった。

 実際に店舗を訪ね、同じ機種ではないがミラーレスの新機種に直接触れさせてもらった。小型化だけあって、カメラボディーは軽く、手の中に納まる。これがカメラかという印象と、小型でもピリッと辛い機能の詰め込まれた重量は、軽いのであるが、自分には技術が詰まった玉手箱のような感じを持った。

 

 一番気になっていたミラーレスがファインダーにどのように写るのかであったが、時間にしては、0.016秒のタイムラグがあり、この遅れをどのようにとらえるかが決め手となった。結論からいうと、この数秒のタイムラグが、鳥撮りには致命的な欠陥ととらえた。野鳥が繰り広げる多くの動作は0.016秒よりも長い時間での行動かもしれないが、その一瞬は、決して軽んじるわけにはいかないと思えたのである。静止対象であればそれも気にならないであろうが、じっとしていない野鳥ゆえ、その一瞬をとらえられない機能は選定対象にはならなかったのである。

 

 最近このオリンパスシリーズを購入した知人に聞いてみたところ、数秒であるがファインダーから見る画像がちらつき、安定していないため、疲れるといっていた。自分も実機をのぞいてみて、これは使えないと思ってしまった。そうなると、どうするか、オリンパスはデジタル一眼レフの後継機に着手しないならば、あきらめざるを得ない。大枚をはたいたレンズ類はすぐには処分しないまでも、無用の長物となってしまう。

 

 オリンパスの開発担当者の意向など分からないが、医学機器に力を注ぐのであればそれも仕方ない。ミラーレスが人気となっている対象に商売すればよいし、今や、他のニコンや、キャノンに水をあけられ、追従すらしないのであれば、技術戦略に負けたといわざるを得ない。しかし、大型機を愛したオリンパスファンにとっては大変残念であることは間違いない。

 

 どうでもよいことではあるが、プロではないカメラマン仲間でも、今やオリンパスを持っている者を過去の武器を持った戦士ぐらいにしか思わなくなっている。画素数で負けるようであれば、投稿すらままならないであろう。時代が求めるものは、はやはり品質であり、画像の精度であろう。せっかくフォーサーズの利点を持った独占が、もはや失墜したことに心痛む。



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