最近は自宅近くの多摩川中流で、野鳥の撮影が多くなってきた。寒くなると越冬する渡り鳥の飛来が被写体となる。望遠レンズを使い、撮影モードはマニュアル撮影である。露出やシャッター速度を変えて撮影すると良い写真を撮ることができる。その日の天候に左右され、朝、日中、夕方の光量の違いは想像以上である。白飛びを押さえる意味で、露出は常にアンダー気味にする。それでも気に入った写真は100枚のうち1~2枚である。次第に目が肥えるため、廃棄するものも増えるようだ。様々なフィルター効果や偏光レンズを使うことによって変化をもたせると、出来映えは相当変わってくる。偏光レンズは愛用品の一つである。
特に強調したい点は誰しも知っている、初歩的な色の再現性である。光の三原色を混ぜると白になり、絵の具やインキの三原色を混ぜると黒になる。カメラの映像記録は直接フォトビュワーやテレビ画像として鑑賞する方法もあるが、プリンターによって印刷されることが多い。これはインキの減色混合が行われる。つまり、被写体の光の加色混合は印刷によって減色混合することである。 微妙な色の変化は写真用紙に印刷された画像と実像との整合性の技術であるが、いつも虚像なのである。さらに編集と称してデジタル情報の様々な操作によって加工することで、実像からの遊離を助長することが可能となり、真実は芸術性の中へ消えていく。面白くもあり、虚しくもある。
(このシリーズ最終回です)
特に強調したい点は誰しも知っている、初歩的な色の再現性である。光の三原色を混ぜると白になり、絵の具やインキの三原色を混ぜると黒になる。カメラの映像記録は直接フォトビュワーやテレビ画像として鑑賞する方法もあるが、プリンターによって印刷されることが多い。これはインキの減色混合が行われる。つまり、被写体の光の加色混合は印刷によって減色混合することである。 微妙な色の変化は写真用紙に印刷された画像と実像との整合性の技術であるが、いつも虚像なのである。さらに編集と称してデジタル情報の様々な操作によって加工することで、実像からの遊離を助長することが可能となり、真実は芸術性の中へ消えていく。面白くもあり、虚しくもある。
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