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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

大分への帰省その1 

2022年06月14日 17時00分05秒 | 緑陰随想
 
 先月5月25日から約1週間の予定で、女房の実家がある大分県国東市に4年ぶりで帰省した。実家とはいえ、義理の母親が逝去した以後、空き家になっていて、久しぶりに帰宅する屋敷がどの程度荒廃しているのか心配であった。実家に隣接する義理の叔父夫婦の家はあるのだが、叔父の死去に伴って、疎遠になっている。前回の帰省時には、実家の水回りに問題があり、専門家に依頼して、水道のくみ上げ用のポンプの老化が見つかり、修理を依頼したが、水源から地表への水道管が錆によって使用できないことが判明した。仕方なく、叔父の配慮で、一時しのぎとして、叔父宅の水道から分岐栓を作成した。数年はその状態を続けていたが、今回、叔父宅のポンプが故障したとのことで水圧が低下し、分岐した水道が使えない状況となっていた。

 今年9月には、逝去した母親の7回忌の法事を行うこととしており、事前に部屋の片づけや、遺品の整理が主たる目的であった。法事の日程についてはお寺さんと現在調整中ということで決まっていないが、女房の兄(名古屋在住)と我々夫婦の三人で行う予定である。とはいえ、自宅に水道が使えないため、別途水を用意しなければならないが、今回の帰省では、母方のいとこの計らいがあり、持参した10リットル入りのペットボトル3個で、何とか支障なく過ごせた。

 水道が使えない状況とは日頃の生活ではほとんど経験はないが、子供時分に、伊勢湾台風の影響で、居住地も水害となった。幸い、南武線の線路が防波堤となり、自宅までは及ばなかったものの、全面的な水道の供給停止によって、暫く風呂にも入れずに困ったものであった。台風の到達前には、連絡網や区役所の広報で、断水の予告がなされていたと記憶している。従って、鍋釜、たらいなどの他、風呂桶にも水を張ったと記憶している。

今回の帰省においては、風呂とトイレ、炊事と洗濯への対処であった。風呂は旧名いこいの村国東、現在は国東市へ管理が移行され、名称が変更されて、ホテルベイグランド国東となっていて、そこを利用した。洗濯は今回あきらめ、炊事は最小限度にとどめ、水を使わないで済ませ、もっぱら外食であった。従って、ペットボトルの水は、主に、トイレ用に使用した。今回は夜行のフェリーを往復利用し、実家には4泊しかしなかったため、何とか自宅の水道が使えなくても、過ごすことができたが、週単位で実家に泊まることを考えると、難しくなると思う。
 水の問題はペンディングとしているが、今後の空き家の使用頻度や、解体(更地にする)を含めていずれかの段階で判断しなければならないであろう。(次回へ続きます)



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