今振り返ってみると、時同じくして、洞爺湖に於いて、先進8カ国による環境サミットが開催された。
我が国の首相が会議のリーダー役となり、環境問題は地球温暖化の影響を削減する方策を見いだし、先進国が協調して削減化に取り組み、合意を得る重要な会議である。会議結果の動向は、多くの業界の存亡にかかる問題として、業界全体が注視したが、今日どの業界も環境問題に無知でいられる時代ではないことは、当然とまで思われるようになった。
数値目標が掲げられ、それも実現不可能と思われていてもである。数年後までの目標達成は、容易ではないことへの挑戦が課せられ、達成できない理由を公表されるなど、手厳しい状況を生んでいる。反面、出来ないことを可能にしていく叡智は、新たな挑戦への機会でもある。そのことは我が国が、戦後の経済成長に費やした時間であり、投入した人材の成果であったともいえる。
ひらめきが大切であることは否定しないが、ことをなすのによく用いられている手法は、PDCAサイクルを回すことであり、ニーズ調査から、企画・計画段階を経て実行に移り、実行した結果を評価し、モニタリングする。改善点は、アクションとして次の計画にフィードバックされるというサイクルのことである。(次回へ続きます)
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