本来なら日本国中、昨年の7月に完全地デジ化の予定だったのですが、東日本大震災による被害の大きかった岩手・宮城・福島は、アナログ放送が2012年3月31日まで延長される事になりました。
私は、地デジ化には内心賛成していませんでした。
これまで別に不自由なくTVを観られていたし、地デジ化で余計な出費がかさむのはイヤだなと思っていました。そう思っていた人は多いと思います。
地デジ化に移行すると、録画環境に一部問題が出てきます。
私は、基本的に録画はHDDデッキに撮りだめをし、その恩恵を享受して「便利な機械」として重宝しているのですが、その一方、ビデオデッキを多用し、愛する古いタイプの人間でもあります。(HDDは東芝RD派・ビデオはビクター派です)
しかし!
デジタルチューナーなど搭載されていない、古いビデオデッキでは録画が出来なくなります。(録画にはHDD、ビデオどちらも使います)
というのも、広く普及したビデオは、いろんな部屋にあるビデオデッキで観られるツールとして、今でも便利なモノなのです。(我が家のビデオデッキは3台が稼働中、1台が予備、O/H待ちが1台で計5台あります)
ビデオは、トラッキングの問題がほぼ無いといえる標準スピードで録画する限り、基本的にどのメーカーのデッキでも綺麗に再生できます。
・・・要するに、面倒くさがりなので映像環境は現状のまま、地デジ化が延びたのをいい事に、アナログのままズルズルときてしまったわけです。
東京の放送まで受信出来るよう、我が家はアンテナ工事をしなければならない事が事前に判っていたので、3月ギリギリで動き出すと工事が間に合わなくなるかな・・・てな具合でやっと地デジ化に踏み切りました。
TVは3台買う予定で、家族の誰もが使い方に混乱しないよう、東芝で統一する事にしました。
というか、慣れ親しんだ東芝RDと操作ロジックが近いから、東芝のTVで行こう!と決めたのは私です。
私の部屋です。ブラウン管のトリニトロンです。
買った当時、14インチでステレオ、という条件で購入できるのはソニーのトリニトロンだけでした。
その前はアイワを使っていたのですが、当時アイワはテレビの生産を終了していました。
若い時に全盛だった、ポータブルカセットプレイヤー(いわゆるウォークマン)選びの影響で、「家電はソニーかアイワ」と考えていたのも今は昔です。
最近長い眠りから覚め、これまで使用していたビクターのS-VHS機が逝ったのを機に、再登場してもらったビクターHM-DR10000。
購入当時、20万円超の最高級モデル。まだまだダビング機として働いてもらいます。ビクターがビデオデッキの生産をやめた今では貴重な存在です。壊れたら直して使い続けるつもりです。
その下は東芝バルディア。BDではありませんが、編集をするようなマニアには「これしか無い」と思わせるスグレモノ。
アンテナ工事も終わり、やっと地デジ化に移行。
テレビとバルディアのチャンネル合わせに四苦八苦。
チャンネル合わせも無事完了。アンテナ工事でアナログ放送が映りにくくなりましたが、もういいでしょう。
茶の間と台所のテレビは2台とも調子が悪く、叩きながら(笑)使っていたので、買い替えのタイミング的には良かったと思います。
茶の間にあるビデオデッキは、チューナー内蔵の東芝D-VDR9Kの導入を予定しています。