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【エリア51】ロバート・ラザー「博士?」【UFO】

2024-12-25 23:07:49 | UFOの研究(信憑性が高いもの)

【エリア51とは】

1990年前後、ある一人の科学者を名乗る男が、ラスベガスのテレビ局に覆面インタビューを受けました。

 

それによると、アメリカ・ネバダ州にある空軍の秘密基地(ネリス空軍基地ネバダテストサイト)一帯に広がる干上がった乾湖に滑走路を設けた「エリア51」と呼ばれている広大な敷地内にある「S-4」において、墜落した異星人の乗り物(狭義でのいわゆるUFO)が9機保管・研究されており、自分はそれら異星人の乗り物の飛行原理を研究・解明するために働かされていて、情報を漏らす事を固く禁じられており、家族も人質に取られていると証言しました。

 

飛行原理は全く解明も再現も出来ておらず、この基地から逃げ出したいがどうにも手立てが無い、との発言をしておりました。

それが、「ロバート・ラザー(ラザールとも呼ばれる)」という科学者の告発でした。

後にラザーはどういう訳か基地の脱出に成功し、テレビ局による嘘発見器による測定や飛行原理の仕組み、エリア51で働くキッカケとなった出来事などを語り始めました。

 

結論から言えば、このロバート・ラザーという男の言っていた事は、現在ではガセネタであった事が追跡調査で明らかになっており、今となっては誰も信用していない人物なのですが、ラザーやエリア51、それらに関する周辺情報に疎い人達の間では今でも人気者であり、最近になってロバート・ラザー関連の動画がUPされる事も増えてきました。

これは、当時の事情を知らず「ラザーは真実を語っているのだが、闇の政府がそれを妨害している」という陰謀論を信じる人が徐々に増えてきているためではないか、と私は推察しています。

ですが、ラザーは間違いなく詐話師(さわし)であり、全く信用に値しない人物である事は明らかで、おそらく偏った情報を鵜呑みにしている人が多いからなのでは、と考えています。

 

【真実】

ここからは、散在するロバート・ラザーの経歴と行動を徹底的に調査し、その結果を基に情報が上手く纏められているウィキペディア(英語版)の翻訳版から、真実は一体どういう事なのかをしっかり読んで頂きたいと思います。

まぁ、真っ先に思う事は、最高レベルの国家機密を漏洩させたらタダで済む訳がない、という点ですが、今も主張を変えない所・少しずつ話が増えている事などには苦笑いが出てしまいます。

 

--------以下、ウィキペディア英語版からの引用---------

 

【ボブ・ラザール】

ロバート・スコット・ラザールə ˈ ɑːr / ; 1959年1月26日生まれ)は、アメリカの陰謀論者。1989年、ラザールは、地球外生命体の技術をリバースエンジニアリングする米国政府の機密プロジェクトに参加していたと主張した。また、過去1万年間の人類への異星人の関与について説明した政府のブリーフィング文書を読んだと主張した。自称物理学者のラザールは、エリア51として一般に知られている米国空軍施設近くの秘密施設で働いていたとされている。彼の話により、この施設は世間の注目を集め、地球外生命体に関する政府の知識に関する陰謀論が生まれた。

ラザールはエイリアンの生命やテクノロジーの証拠を一切示しておらず、彼の学歴や職歴に関する主張は捏造だらけだ。また、ラザールは複数の犯罪歴があり、1990年に売春組織への関与で、2006年には違法な化学物質の販売で有罪判決を受けている。懐疑論者から退けられているだけでなく、ラザールは一部のUFO研究家からも否定されている。

 

【背景】

ラザールは高校を遅く卒業し、成績はクラスの下位3分の1だった。彼が受講した唯一の科学の授業は化学の授業だった。その後、彼はロサンゼルスピアス短期大学に進学した。

1982年、ラザールはロスアラモス国立研究所内のロスアラモス中間子物理学施設にサポートスタッフを提供する請負業者会社の技術者として働いていた。彼は1986年に破産を申請し、自営業のフィルムプロセッサーであると自称した。ラザールは、さまざまな材料や化学物質を販売するユナイテッド・ニュークリア・サイエンティフィック・イクイップメント・アンド・サプライズを所有・運営している。

 

【クレーム~教育課程】

ラザールは、マサチューセッツ工科大学(MIT)で物理学の修士号を、カリフォルニア工科大学(Caltech) で電子工学の修士号を取得したと主張している。しかし、どちらの大学にも彼の記録はない。[ 科学者のスタントン・T・フリードマンドナルド・R・プロセロは、ラザールのような高校の成績記録を持つ者は、どちらの大学にも受け入れられないだろうと述べている。ラザールは、MIT と Caltech での在職中に教えたとされる講師やクラスメイトの名前を明かすことができない。Caltech の教授とされるウィリアム・ダクスラーは、実際にはピアス短期大学におり、Caltech で教えたことはなかった。フリードマンは、「MIT に行ける人はピアスには行かないのは明らかだ。ラザールは、2,500 マイル以上離れた MIT にいたとされる時期に、ピアスにいたのだ」と主張した。

 

【雇用】

ラザールは物理学者であり、ロスアラモス中間子物理学施設に在職中はその立場で働いていたと主張している。この主張は、1982年にジェットエンジン車への関心についてラザールにインタビューした地元ジャーナリストのテリー・イングランドによって繰り返された。 それ以来、いくつかのメディアは彼を「物理学者」と呼んでいる。しかし、2021年に記事について尋ねられたイングランドは、ラザールの主張を額面通りに受け止め、物理学者としての彼の資格を事実確認しなかったことを認めた。 ロスアラモスでのラザールの立場に関する調査により、彼の役割は請負業者会社の技術者であり、物理学者としても研究所のためにも直接働いていなかったことが明らかになった。そのため、施設にはラザールに関する記録が残っておらず、プロセロはラザールについて「要するに、マイナーな人物だった」と述べている。スミソニアン博物館やその他さまざまな主流の報道機関は、ラザールの「物理学者」という称号は自称であると述べている。

1989年以来、ラザールはエリア51陰謀論者として世間の悪名を馳せてきた。その年の5月、彼は「デニス」という偽名で顔を隠してラスベガスのテレビ局KLASの調査記者ジョージ・ナップのインタビューに出演し、「S-4」という補助施設で働いているとされる仕事について話した。この施設はエリア51として知られるネリス空軍基地の近くにあると彼は主張している。彼は、その施設はエリア51の主要施設であるグルーム・レイクの南に位置するパプース湖に隣接していると主張している。彼は、その場所は山腹に建てられた隠された航空機格納庫で構成されていると主張した。ラザールは、自分の仕事は9機の空飛ぶ円盤のうち1機のリバースエンジニアリングを手伝うことであり、その円盤は地球外起源であると主張した。彼は、空飛ぶ円盤の1つ、彼が「スポーツモデル」と名付けたその円盤は、液体チタンに見た目も手触りも似た金属物質で製造されたと主張している。その年の11月に行われたインタビューで、ラザールはマスクを着けず実名で登場し、施設で働くための面接は請負業者のEG&G社で行われ、雇用主はアメリカ海軍だと主張した。EG&G社は、彼に関する記録はないと述べた。ネリス空軍基地の子会社で彼が働いていたという説も、懐疑論者やアメリカ空軍によって否定されている。

ラザールは、研究対象の車両の推進力は反物質反応炉で稼働し、原子番号115の化学元素(E115)で駆動されていたと主張している。この元素は当時は暫定的にウンウンペンチウムと名付けられており、まだ人工的に生成されていなかった。(2003年に初めて合成され、後にモスコビウムと名付けられた。)彼によると、推進システムはE115の安定同位体に依存しており、これが重力波を発生させ、車両が飛行し、周囲の光を曲げて視覚的な検出を回避できるとされている。

モスコビウムの安定同位体はまだ合成されていない。いずれも極めて放射能が強く、数百ミリ秒で崩壊することが証明されている。ラザールは、宇宙船は解体され、彼が研究した原子炉の上には球体または半球体が載っており、人間の肉をはじく力場を発していたと述べた。 彼は、宇宙船は2つの主要な階層に分かれていると説明した。

原子炉は上層階の中央に配置され、アンテナが上まで伸びており、 3つの「重力増幅器」に囲まれていた。これらは下層階の「重力エミッター」に接続されており、180度回転して「重力ビームまたは反重力波」を出力し、宇宙船は「腹部から」この歪み場に突入する。

ラザールは、プログラムに参加した際に、過去1万年間の地球と、双子連星ゼータ・レティキュリ星を周回する惑星から来たグレイ・エイリアンとされる地球外生命体との歴史的関わりを説明するブリーフィング文書を読んだと主張している。 2019年9月現在、ゼータ・レティキュリ星系で太陽系外惑星は発見されていない。

1989年、ラザールは自分が見た円盤の座席はおよそ子供の大きさで、それに相当する大きさのエイリアンの死体も見たと語った。

彼は、S-4の廊下を歩いているときに、ドアの窓からちらっと外を見たところ、白衣を着た2人の男性が下を向いて「腕の長い小さなもの」と話しているのを見たと語った。30年後、彼はエイリアンを見たとは思わなかったが、エイリアンとされる人物の大きさの基準として人形が使われており、彼らには「子供たち」というあだ名が付けられていたと推測した。ラザールのS-4に関する主張は、その親施設とされるエリア51にさらなる世間の注目を集め、地球外生命体に関する政府の知識に関する陰謀説を生み出した。

ラザールは、自分の雇用記録と学歴が消去されたと主張しているが、フリードマン、プロセロ、作家のティモシー・D・キャラハンは、これは信じがたいことだと考えている。

 

彼の話は、メディアの大きな注目を集め、論争を呼び、支持者と反対者を巻き込んだ。ラザールはエイリアンの生命や技術の証拠を持っておらず、 UFO研究家の間では賛否両論の人物であり続けている。

2017年、ラザールの職場はFBIと地元警察の捜索を受けたが、ラザールは政府の研究所から持ち出したという「元素115」を回収するためだったと推測している。情報公開請求を通じて入手した記録によると、捜索は彼の会社がミシガン州の殺人容疑者にタリウムを販売したかどうかを調べる殺人事件捜査の一環であった。ラザールは捜査の容疑者としてリストされていない。

「ラザールの主張は後に(UFO懐疑論者と信者の両方によって)反証された。彼はネリスでの勤務だけでなく、経歴全体を捏造していたことが判明した。彼の言ったことのほとんどが真実ではなかった。それでも、ラザールの嘘はエリア51を一般の人々の意識の中に押し上げた。」

公の場への登場とメディア

ラザールと長年の友人であるジーン・ハフは、ネバダ州の砂漠で花火愛好家のための毎年恒例のフェスティバル、デザート・ブラスト・フェスティバルを運営していた。このフェスティバル1987始まりまし、正式に命名されたのは1991年でした。この名前は、砂漠の嵐作戦に触発されたものです。このフェスティバルでは、自家製の爆発物、ロケット、ジェット推進車両、その他の花火が使用され、化学と物理学の楽しい側面を強調することを目的としています。

ラザールは、プロデューサーのジョージ・ナップとジェレミー・ケニオン・ロッカー・コーベルのドキュメンタリー『ボブ・ラザール:エリア51と空飛ぶ円盤』ジョー・ローガンポッドキャストに出演した。ラザールは、 2004年にニミッツUFO事件を目撃した海軍パイロット兼司令官のデビッド・フレイバーと会って、UFOに関する研究について話し合ったことがある

刑事有罪判決

1990年、ラザールは売春組織を幇助したとして逮捕された。これは売春斡旋の重罪に減刑され、彼は有罪を認めた。彼は150時間の社会奉仕活動、売春宿への立ち入り禁止、心理療法を受けるよう命じられた。

2006年、ラザールと妻のジョイ・ホワイトは、州境を越えて規制化学物質を輸送したとして連邦有害物質法違反の罪で起訴された。この容疑は、2003年にユナイテッド・ニュークリアの事業所が家宅捜索され、化学物質の販売記録が調べられたことに端を発している。 ユナイテッド・ニュークリアは、禁止されている有害物質の州際通商への持ち込み、および州際通商への持ち込みの幇助の3件の刑事訴追で有罪を認めた。2007年、ユナイテッド・ニュークリアは、違法な花火の製造に使用される化学物質および成分の販売を禁止する法律に違反したとして7,500ドルの罰金を科された。

ジャーナリストのスティーブン・ロドリックと作家のニール・ニクソンは、ラザールの犯罪行為により彼の信憑性にさらなる疑問が投げかけられていると書いている。ラザールの物語を語り継いできた作家のティモシー・グッドと映画監督のジェレミー・ケニオン・ロッカー・コーベルもこの主張に同意している。

 

 

--------以上、引用終わり--------

 

【補足】

この引用の中で、

「双子連星ゼータ・レティキュリ星を周回する惑星から来たグレイ・エイリアンとされる地球外生命体との歴史的関わりを説明するブリーフィング文書を読んだと主張している。」

との証言が出てきていますが、UFO事情に詳しい方であれば、この双子星「ゼータ・レティキュリ」という星に関しては、過去一有名なUFOによる誘拐事件である「ヒル夫妻事件」の証言(今では信憑性がゼロと言われている証言、しかも退行催眠下の証言)から持ち出した事は明らかであり、その一点だけでラザーが嘘をついている事が分かります。

 

尚、不朽の名作「エイリアン」において、地球への帰路につく鉱物採掘船ノストロモ号の乗員が、未だ地球が遠いにも関わらずノストロモ号の人工知能「マザー」に人口冬眠を解かれ、その理由が「信号」を発信している星(ゼータ・レティキュリ)の調査をする事を知らせるセリフがあります(英語)。

「ヒル夫妻事件」は、「異星人は果たしてどこからやってくるのか」という疑問に対してハッキリとした答えを最初に提示した点でも有名ですが、それが何故かを知りたい場合は「ヒル夫妻事件 スターマップ」で検索をすれば見付かると思いますので、興味がある方は見てください。

youtubeはたいへん面白いのですが、ことUFOに関する事となると都市伝説/オカルト系、または「○○銀河連合からテレパシーが来ました」「プレアデス人との対話」などというスピリチュアル系(電波系)にカテゴライズされてしまっており、現在では明らかにデマと分かっている事や天文学的進化論的に間違った事を、さも真実の様に吹聴しているインフルエンサーが後を絶ちません(特に「ロズウェル事件はUFOの墜落だ」等)。

真実は、「信じる・信じない」ではなく、「あるか・無いか」です。

有名な事件程、作り話が錯綜します。儲かるからです。

 

※書き込み可能な3000文字を超えるため脚注は省略いたしました

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【アメリカで大騒動】ドローンか?UFOか?

2024-12-19 18:44:17 | UFOの研究(信憑性が高いもの)

 

今、アメリカ全土は正体不明の飛行物体騒ぎでもちきりらしいです。

報道を観ると、どうも「ドローンではないか」という話の様ですが、大きさがバスほどの大きさがあるものもある、という事ですので正体がイマイチ分かりません。

トランプ次期大統領はこの件について、「これが何なのかの説明は受けている」との事ですが、アメリカ国防総省(ペンタゴン)の発表によると「我々にとって脅威ではなく」「安心して欲しい」などと、これがなんであるかが分かっている様なもの言いですが、相当数が目撃されており、米軍基地上空にも侵入している模様。

出没地域は東海岸のNY、ニュージャージー州に集中している様です。

 

アメリカ政府が意図的に騒動を起こしている、との見方がありますが、だとしても動機が分かりません。

 

これが仮想敵国(中国・イラン)のドローンであるとすれば、その規模・大きさから艦船・あるいは潜水艦から離陸しているはずですが、ドローンはバッテリーで飛ぶので滞空時間がそれほど長いとも思えませんし、偵察など隠密行動をとるのであれば、UFOの様に光を点滅させて目立つ様な飛び方をしている事の意味が分かりませんが、何も打つ手が無いとなればドローン攻撃に対してアメリカは無力である事を証明したカタチになってしまいます。

アメリカの防衛力を試されている様な気がしてなりません。

 

ウクライナ戦争に見られるように、ドローンは戦争の在り方を変えたゲームチェンジャーでもあります。

集団でやってくるとひじょうにやっかいである兵器ですが、これが敵国のドローンならどうなる?

アメリカは何も対応出来ない事になります。

 

今アメリカに大挙して現れている「物体」の光り方は、航空灯の点滅の様に見えるものもあります。

明らかに夜間飛行する航空機も混ざっていますが、それは既知の航空機であり脅威ではありません。

また、米軍が民間人が住む空域で秘密のドローンのテストをしているとも考えられません。

宇宙からの来訪者か?別の銀河の恒星系の惑星からの来訪者か?

いや、それは無いでしょう。宇宙のスケールを考えると、知的生命体が存在したとしても互いに接触する事は距離・時間・星の寿命から考えて不可能に思えます。

新たな情報が待たれるニュースです。

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