ホーエンシュタウフェン

生きるために食え、食うために生きるな。

友人の新型プリウスに乗ってみた

2009-10-18 01:42:08 | その他雑談系

私の親友が新型プリウスを買ったという。三菱党で、アンチトヨタ、アンチ現行車のこの男が何故にプリウスを・・・・

昔からワーキングプアで、燃料代をやたら気にする反面、デボネアだのディアマンテを乗っていやがった奴なんだが。

春に発注し、本当は先週に届くはずだったのだが、台風のせいで納車が一週間遅れ、昨日届いたの事。

前日夜勤で、寝たのがかなり遅かったのだが、この友人は朝に強く(笑)、今日は朝っぱらからドライブに誘われた次第。

さてプリウス。家に迎えに来るとのことで庭で待つ事数分、モーターの「ム~ン」というかすかな音とともに参上。

当然、聞きなれたレシプロエンジンの響きなど無く、一体どんな乗り心地かと興味も高鳴るというもの。

乗りこむと、我がレガシィとは明らかに違う光景が(笑)。

004

新車の独特の匂いの中、眼前に広がるのは、やけにノッペリとした大きな灰色のプラスチック塊であった。

ここからは、評判のクルマだと承知の上で毒を吐いてみようと思う。

色調は、一昔前のライトバンを想像させる、明るめのグレー。

何なのこの質感の低さ・・・・・この色調・・・・ぬくもりの無さ・・・・・

世間ではやたらと評判の良いトヨタのインテリア、世に言うほどクオリティが高くないとは思っていたが、どうして評価が高いのかイマイチ理解に苦しむ。

フランス車とドッコイドッコイなのではないか。

やはり200万程度の車の限界であろう、素材そのものは軽自動車のインパネでお馴染みの硬質樹脂。

一般的な軟質パッドではない。現行インプやレガシィのような大型一体成型のプラスチックだ。最近は分野を問わず、何かと言えばコストダウン、せめてこの辺はもう少し金を掛けてほしいところ。

硬質樹脂は紫外線による経年変化で変形もし易いのだ。

006センターにまたがるコンソールは、そのデザインに意図的な新奇性を見てとれるものの、圧迫感が無きにしも非ず。

シフト下部に見えるのはドリンクホルダーの蓋であるが、このドリンクホルダー、どう見てもペットボトルプラスアルファの径があり、缶コーヒーなどはグラグラする事必定のシロモノである。

飲み物の径に合わせたガイド位欲しいところだ。

ちなみにこのページは「プリウス ロードノイズ」というキーワードで良くHITするページである。それに関して少し。

さて、この友人、クルマ好きである点は私と同じなのであるが、クルマに求める価値判断がかなり歪んでおり、車の本質である「走る・曲がる・止まる」には全く興味が無い。

とにかく「静かで、乗り心地の良い車」が最高のモノであり、それに次いで装備品の多さ(クルコンとか)等、クルマの性能とか安全性とは無関係のトコロを評価する、まぁ、要するに昔の「ダンナ車」っぽいクルマが好みなのである。

 

そんなモノが跳梁跋扈していたのは80年代いっぱいで、現在はクラウンのロイヤルなどにわずかに残り香がある程度で。

とにかく「静か」で、「乗り心地がフワフワ」、今、そんなクルマは無い。

例えば、私が「R34とかWRX欲しいなぁ」と言うと、「静かな車か?」と聞くような、ピント外れな事を言うのだ。

私はこいつによく「耳栓して走れ」などと言っていたのものだ。

この友人はとどのつまり「モーターをメインに走るハイブリッド車=静かな車」と考えてしまったようである。(要するにクルマ音痴なんだが)

しかしながら・・・・・・

005 まぁ、機関系は確かに静かなんだろうが、遮音材をケチっているらしく、ロードノイズが盛大に「ゴー」と鳴り響き、「うるせぇクルマだな」というのが正直な感想。

 

乗り心地も硬め。

おそらくは軽量化(これが燃費に直結する)と、インサイト対策(低価格)のために、ロードノイズ対策は優先順位が下がったんだろう。

しっかりとした遮音材は、結構な重さがあるのだ。

この車について論評したサイトなどもあり、「静粛性が高い」「静か」とか書いてあるものがあるが、それは間違いである。

何をもって「静か」とするか判断材料は色々あるだろうが、私の感覚としては「カローラ・クラス」のそれという感じである(つまりクラス平均、値段相応ということ)

また、グレードによって遮音材の適用範囲に差があるらしい。

しかし、この友人が乗っているのはしっかり遮音材が奢られているいるグレードなので、上位グレードであってもこのクルマのロードノイズは大きいと断言できる。

おそらく、コンフォート系のタイヤに替えても静粛性はそうUPしないだろう。

「トヨタのクルマだから静かだろう」、そう期待していた友人もその点、アテが外れたようで、ビミョ~な表情を隠せない。

そもそもコイツの最大の敵はロードノイズ・エンジン透過音・風きり音などの騒音と、「硬い乗り味」だったはず。

信号待ちなどでのアイドリングが無音なだけに、やけにロードノイズが耳に付く。

それはこの車の本質である「低燃費」とは関係ないし、また、私見を言わせてもらえば、ロードノイズその他のNVH(ノイズ・バイブレーション・ハーシュネス)で人が死ぬことは無いし、車が発する自然な音のひとつでもある。

009

確かに燃料代は劇的に軽減されるし、大きさも程よいと思うが、トヨタ車の通例として、心に響くものが意識的に、と思えるほど、全く無い。

恐らく、他のトヨタ車と同様、意図的に「目立たない様」なデザインにしているのだ。

はっきりとした固まったイメージではなく、不特定多数の人がなんとなく頭に思い浮かべる様(ここ重要)な、薄ぼんやりとしたデザイン・・・それがトヨタデザインの真骨頂だ。

何故そんなものが売れるのか。買う側のイメージも薄ぼんやりしているからである。

007 なんというか・・・・まぁこれは「やけに燃費の良いカローラなんんだな、ウン。」と考えれば納得するようなクルマで、このシステムをこの低価格で提供出来るのはスゴイな、とは感じたが・・・・

 

巷間言われている程のクルマでもねぇな・・・・と思ったのも事実。

 

要するにこれは「家電」なんだ、と。

本質的に燃費重視の車である事は判ってるのだが、なんか改めて「あぁ、やっぱトヨタって80点主義なんだなぁ」と痛感した時間だった。

特に人間を刺激する点もなく、かといって決定的に悪いトコがあるわけじゃない。

そこを計算し、「ぼんやりイメージ」をカタチにし、自動車にして提供するトヨタ。

別に強烈に嫌いになる事もなく、惚れ込んでいくサムシングも無い。

008 そしてこれから、ウィッシュ、ノア/ボクシー、エスティマ、アルファードのように、こいつが街に溢れてくるのかと考えた時、一抹の薄気味悪さを感じる。

日本人特有の「疑問なし・コダワリなし・右ならえ」現象である。

まぁ、そう感じてしまうトコロが私が私であり続けるための、半官びいきの私の、ささやかな抵抗なのかもしれないが。

流行りものに飛びつく事に優越を感じる人、オープンセールやバーゲンがあると行かずにはいられない人、ガソリン代を払いたくない人が乗るような、クルマ好きが欲しいようなクルマではない。

私見では感覚的に安物。実際乗って、そう感じた。

減税でクルマを安く買おうとする心理は分かるけども、う~ん・・・・

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9.11に9.11と国際情勢を考える

2009-09-12 01:11:03 | その他雑談系

このテロ事件以降、アルカイダとオサマ・ビンラディンの名は一気に世界に広まった。アメリカはこの事件をきっかけに、アフガニスタン国内にアルカイダをかくまう、当時のアフガン政府「タリバン」の殲滅と、アルカイダに支持を表明したイラクに戦争を仕掛ける事になった。

Wtc0911

その後の米軍の治安維持作戦は難航を極め、イラク人の自治能力も無いとあって毎日のようにイラクでは爆弾テロが起こっている。

最近はイラク人の警官や軍人が標的になるケースが増加しているという。

オバマ政権は、イラクからアフガンへ軸足を移そうとしているが、それはとりもなおさずビン・ラデインが捕まらないためだ。

911テロの事件当時私は、世界貿易センタービル破壊の報、およびビン・ラディンの名前を聞いた瞬間、「ああ、やったな」と思った。

実は、軍事関係の雑誌において「ビン・ラディン」というテロリストの名前は以前から知られており、私も知っていた。

私の記憶では、あのビルは過去2回位、爆弾テロの標的になっていたと思う。どちらも、地下駐車場へ乗り入れたクルマに仕掛けた爆弾によるものだった記憶がある。

私が読んでいた軍事雑誌には、世界で起きているテロに関する情報が掲載されており、その事件の顛末や首謀者が誰かなどの記事を目にしていたため、「世界貿易センタービル」「テロ」と聞いて「またあいつか」と思ったのを覚えている。

つまりは、かなり以前からビン・ラディンとアルカイダの危険性は指摘され問題視されていたのである。

周囲の人に聞いてみると良い、このテロが何故行われたのか。

漠然と「アメリカが悪い」などとのたまう人がなんと多い事か。何故アメリカが悪いのかと問えば「判らない」と言う。

原因は湾岸戦争である。多国籍軍の基地をサウジアラビアに置いた事を「イスラム教の国に異教徒が基地を作った」事に反発した、アフガン帰りのムジャヒディンの立腹に端を発している。

その湾岸戦争のきっかけを作ったのはイラクのクウェート侵攻なのだが・・・・

さらに遡って、ソ連軍のアフガン侵攻時、アフガンのムジャヒデインを支援したアメリカとアフガニスタンの関係は良好だった。

また、イランのイスラム革命を抑え込もうとしたイラクを支援していたのもアメリカだったのだ。

要するに今、昔の仲間と戦争をしているのである。

911以降、アメリカはそれまでの冷戦タイプの戦闘が通用しない、「対テロ戦争」に巻き込まれ、泥沼にどっぷり浸かる事になってしまった。

昨今、北朝鮮の核問題がよく問題となるが、アメリカが真に恐れているのは、イスラム国とテロリストへの核拡散、そしてNYでの核爆発である。テロリストではなく、曲がりなりにも一応国家の体をなしている北朝鮮に対して比較的寛容なのは、まだ「話せばわかる」範囲の政府機構を持ち、核武装の有無が判り易いからである。

アメリカと北朝鮮は水面下での関係が実は良好で、先日のクリントン前大統領の電撃訪問などもその表れである。

日本人から見ると、「どうしてあそこまで中国は北朝鮮を支援するのだ」と思えるのだが、それは何故か。あそこにあの国が存在することが、中国の国益にかなうからだ。

中国の国益とは、「民主化しない事」、これにつきる。朝鮮の統一が図られるとしたら当然、あの半島は大韓民国になるであろうし、オマケで米軍がセットで付いてくる。韓国、日本、アメリカの自由の風が吹いてきて一番困るのは中南海のお偉方だ。民主化運動が広がって自分たちの既得権益が全部持ってかれるのを指をくわえて待っているわけはないだろう。だから北朝鮮は、中国と自由主義国との緩衝材のような役回りにおり、中国が何故、北を支援せざるをえないのかまで腹の底まで「身切って」いるので瀬戸際外交が出来るのである。

北朝鮮は中国を相手にこう言っているのだ。「うちら無くなって困るのアンタらじゃね?」

・・・・ここまで書いてもう疲れた。もう寝る。真面目に読まんといて。

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実物大ガンダムとお台場は熱かった

2009-08-14 22:12:31 | その他雑談系

今回、盆休みを利用して、家族で東京に遊びに行きました。

大体、毎回お台場へと足を運び、目的も無くウロウロするというのが通例。

しかし今回の目的は最初からハッキリしていました。それは、そう・・・

実物大・機動戦士/お台場ガンダム。

以前から私はアニオタでもガンオタでもないと公言していますし、もちろん今もそうです。

でもやはり、同世代の人はシンパシーを感じると思いますが私はガンダム(あるいはガンプラ)直撃世代なので、ガンダムには特別な郷愁を抱いています。

まぁでも、それは言い訳で、いつも遊びに行くお台場で、そういったある種の特殊なイベントが行われているので、とりあえず見てやっか、てな純粋なガンオタから見れば不純な心持。

090813_039 ガンダム本体の評価は置いといて、声を大にして言いたい事があります。

駅からのアクセス、悪過ぎ。

台場駅から、結構な距離を歩かなくてはならないのです。

どうも、もったいぶった演出なのかどうか知りませんが、ガンダムまでわざわざ客を遠回りさせるような順路になっているのです(実際行った人判ると思います)。

しかもこの日(8/13)は、夕方近くになっても一向に涼しくなる気配などなく、蒸し暑い状態でした。

ガンダムにたどりつくまでにはもう、バテバテでした(笑)。途中で休憩したくらいですから。

090813_037

それにまぁ、予想以上に人が多かった。道路上では、マイカーで来たガンダム目当ての人たちのクルマが、駐車場の空きを待って渋滞が発生していました。

当初クルマでお台場に行こうかと思っていたのですが、ホテルにクルマを置いて、電車で来て正解でした(しかし、ユリカモメの混み具合も半端じゃなかった)。

090813_036 しかし今回あらためてガンダムの経済効果のスゴサを思い知りましたねぇ。

見に来ていた人達はいわゆる「ヲタク」ではなく、一般のカップルや家族連れが多かったように感じました。おそらくコミケなどに行く人種ではなく、観光客でしょう。

日本ではガンダムが「押さえておくべきサブカルとしてのスタンダード」になっているんだなぁ、と思いました。これが「実物大・ダグラム」とかだったら人が集まらんでしょ。「とりあえず話題になってるから来てみた」ような我々の様な人達が多かったですから。

しかし、子供たちにとっては大した興味が無いらしく、ユックリ見られなかった(笑)。

ガンダムの出来に関しては他のサイトに詳しいでしょうから、詳細は他でどうぞ。

私は観光スポットのひとつとして見に行っただけですから・・・

090813_050  むしろ私は、お台場海浜公園から見たこの、かつての「金曜ロードショー」のOPの様な夕焼けに感動しましたけど。

砂浜で子供を遊ばせておいて、ボーッとこの景色を観ていました。

普段の煩悩から解放された、贅沢な時間でした。

090813_061 その時の様子がコレ(笑)。

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C・イーストウッドはやっぱ格好イイ

2009-05-12 23:10:22 | その他雑談系

最近あまり映画(のDVDやビデオ)を見ないのですが、レンタル店で安く借りられる日に、クリント・イーストウッドの「ペイルライダー」を借りました。

え~、これは西部劇なんですが、実は過去に5~6回見ているのです。

それ以前の前提として、私はC・イーストウッドのファンなのです。彼の代表作はなんといっても「ダーティハリー」シリーズでしょう。これは過去に何度も「日曜洋画劇場」などでTV放映されており、それを父などと一緒に見て育った私は、いつのまにか彼のファンになっていた・・・というわけなんですな。

イーストウッドの出世作はイタリアの映画会社で作られた、いわゆる「マカロニ・ウエスタン」でしょう。(マカロニ=イタリア~で作られたアメリカ西部劇)

ダーティハリーも、都会を舞台にしたガンマンの話みたいなもんなのですが、そのルーツはこのマカロニウエスタンにあるわけなんです。

で、説明が色々あるんですが置いといて、、、(笑)私は「ヒーロー至上主義者」なんです(笑)。

ヒーローの条件はいくつかありまして、いくつか挙げますと、

①男前である(当たり前ですが)

②無口である(セリフが少ない=無駄口を言わない)

③腕っ節が強い(サバイバビリティ能力が高い)

④身元が判然としない(謎の人物である)

⑤どこからか現れ、また去っていく(その後が不明)

⑥女が放っておかない(モテる)

などがあります。他の具体例としては、「マッドマックス」、「ランボー」、「特命係長」、チャック・ノリスやブルース・リーの演じたヒーローなどでしょうか。

上に挙げた例って、古いタイプの男なら、誰でも憧れたものなんじゃないですか?結局それは「自分には無いもの~なりたくてもなれないもの」のメタファーなのだと思います。

で、私は未だにそういうヒーローへの憧れを持っている(笑)。子供ですね。

・・・・で、その借りてきた「ペイルライダー」に登場する、イーストウッド扮するところの謎の牧師(プリーチャー)、これがまた・・・・かっこいいんですわ!

使い古された言葉ですが、イーストウッド、シブいです。

10124694184

この牧師はあてのない旅をしておりまして、ド田舎のとある金鉱町にたどりつくわけです。ここら一帯はヤクザもんみたいな連中が牛耳っているところで、カタギの人は金を掘りながら小さくなって細々と暮らしてるわけです。そこでヤクザにフルボッコにされていた冴えないオッサンを助け、逆にヤクザをボコボコにしてしまうんですな。強いんですよ、牧師なのに(笑)。

Pale20rider20bluraylarge20pale20rid それでそのオッサンは恩返しで自分の家に招くのですが、そこには同居している子連れ女(オバサンと娘)がいます。

この娘は、ヤクザの襲撃で愛犬を殺され、心底落胆し、助けてほしいと神に祈ってたところなんですわな。そこに男前の牧師が現れたんですから、ドキドキしちゃうわけですよ(笑)。

もう、目つきがちがうもん(笑)。

Large20pale20rider20bluray4 しかもこの娘、「あたしもう、15になったから、あなたと結婚出来るでしょう?」と牧師さんに告白までするんだな・・・・しかし牧師は「私とは釣り合わない、君にはもっとふさわしい人が現れるよ」と言って取り合わないわけです。相手を傷つけずにフるというのは男のたしなみ・・・なんですが、この娘こともあろうに「お母さんが好きなんでしょ!」と言って逆ギレ状態(笑)。早い話、世の中ナメてんですわ(笑)。

まあ、そんなこんなするうちにヤクザの立ち退き要求がエスカレートしてきて、町を出ようとする人が出てくるのですが、牧師さんが町の住人を集めて「巨悪に勝つには団結が必要だ」という、シンプルにしてツボを得たアドバイスをするのですが、このヤクザもん、住民のよりどころとなっている牧師さんを懐柔しようとしますが断られます。そして「牧師が相手ではやりにくい」とかなんとか言って、たちの悪い保安官とその助手連中に、牧師さんの暗殺を依頼します。これがまた・・・悪いツラぶらさげてんだわ。

Large20pale20rider20bluray9 真ん中の野郎が保安官、両脇は手下です。こいつら手始めに町の住人をついに殺してしまう。きな臭い状況を察知した牧師さんは、銀行の金庫に預けてある自分の拳銃とガンベルトを取り出します。

実はこの牧師さん、実はガンマン(英語だとガンファイター)なのだ!

そんな中、あの逆ギレ娘がヤクザにレイプされそうになり、あ~、うわ~、(笑)とかいう大ピンチの時に銃声とともにガンマン姿のあの牧師さんが颯爽と登場!!ヤクザの手のひらをブチぬいて、娘を救出します。

366 ・・・・・かっこよすぎです。

Photo

牧師さんは例の保安官を知っていて、どうも昔その保安官に撃たれて死にかけた、という因縁があるらしいんですな。保安官も「もしやあいつでは・・・」と思いつつ、「でも死んだはずだ」とか言ってるんですね。

Obasan

そして対決の前の晩、今度は母親に告白される(笑)。「あなたはまた、どこかへ言ってしまうのね・・・」とかなんとか。

で、翌朝牧師さんにとっては因縁の対決が始まりました。手下を単品で片付けながら、保安官との一騎打ちになります。

963  保安官へと歩き出した牧師さんは、拳銃のシリンダーの交換を行います。保安官の前で立ち止まった牧師さんは、ゆっくりと顔を上げ、二人の眼が合います。保安官は驚愕した表情で、「貴様・・・!」。

Kao ・・・・無言です。「ひさしぶりだな」とか、「この野郎」とか、「よう、ニート」など、無駄口をたたきません。

保安官が銃を抜こうとした次の瞬間、牧師さんの銃弾が保安官をハチノスにし、駄目押しで眉間にもう一発ブチ込みます。

対決が終わると、牧師さんは何も言わずに(これ重要)いずこかへと去って行ってしまいます。

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そこに娘が遅れて到着。追おうとするが止められ、牧師さんが去って行ったであろう山岳へ向け「いつまでも愛してるわ」と叫びます。

と、まぁ、こんな映画です(笑)。昔はあまり感じなかったのですが、今見ると結構、ベタな展開で、こちらが顔を赤らめてしまうような稚拙な演出もあるのですが、映画全体を覆う寒々しい雰囲気、最後には悪を倒し去っていくという、構成としては割と古典的で奇をてらったところの無い、なにか懐かしい映画でした。

この「ペイルライダー」は、流行りの作品しか見ない一般層にとっては割とマニアックな部類の映画ですが、隠れた名作ですよ!

(1985年 アメリカ作品)

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クルマ番組について語る

2009-01-24 00:09:56 | その他雑談系

K842804818 

とりあえず、私の地域で見られる番組は全て、チェックしています。地上波だけじゃなく、スカパーでも放送されているのもあるので、それもチェックしています。その中でも最も長く見続けているのがこの映像で始まるコレ。判る人は判りますね。「CGTV」です。「ガッコン・ガッコン・ガッコン」「カチャッ」「ググッ」「ブルンブルンブルン」「ブウォ~ン、フオォ~ン・・・」で始まるおなじみのOP。そして番組進行役でもある松任谷正隆氏作曲による、軽快で荘厳なメインテーマがながれ、教会の鐘の音で終わる。実はこのOPは昔のCGTVのOPで、現在のものとは違うものです。この番組の特徴は、全体を通して伝わってくるハイソサエティな雰囲気。それが鼻につく人もいるのですが。私が最初に見始めたクルマ番組は「モーターランド2」で、1988年前後だったと思います。これのOPも名曲で・・・デビッドフォスター作曲のカルガリー冬季オリンピックの曲が使われていました。そしてまたエンディングも最高にいいメロディで、夕日(朝日)に向かってポルシェ911がたたずむ・・・という。たしかカシオペアの曲だったような?知ってる方、ご一報ください。

Img20080525

80・90年代放送の「CGTV」は、スカパーのテレ朝チャンネルで、深夜の時間帯に不定期ですが、バブル期の放送を現在行っていて、この前など,初代レガシィや、R32GT-R、アルピナB10など、垂涎のクルマたちの特集を放送しておりました。当然、毎回HDD録画してます。。。この番組は挿入されるBGMがまたお洒落な感じで、、退屈せず見られます。

Cgtv 

地上波での現在の「CGTV」ですが、地方局での放送時間帯が深夜ということもあり、今まで幾度となく放送中止となり(大体はサッカー中継など・・くだらねぇ!」、昨年からまた放送するようになりました。ま~、KFBだから、いつまた打ち切りにしやがるのか分かりませんが・・・・

P1_2 そして、久しぶりに見たCGの田辺さんがまた、頭真っ白になってるじゃないですか!いつも大人の意見で番組をうまくまとめてくれる田辺さん、これからも応援してます。

「CGTV」以外では、現在TVK製作の「クルマでいこう!」。少し前までこの番組は「クルマのツボ」という名前でした。「クルマでいこう」も毎週録画で撮り溜めしてますが、今のクルマ自体つまらないものが多いため、番組の楽しさ、構成の巧みさにおいても「CGTV」に遠く及ばない感じですね。CGに比べより大衆向けな感じ。

スカパー関係だと、クラシックカー専門の「20世紀の名車たち」が秀逸でした。元CGの熊倉さんが進行役なのですが、熊倉さんの人の良さそうな話しぶりと併せ、動くスバル1000や510ブルなど、「ノスヒロ好き」な私としては外せない番組。旧車博物館やレストア専門店の情報などもあり、とても好きな番組でしたが、何回か録画し忘れたのが悔やまれるところ。まぁ~旧車オーナーは濃い人が多いのは良く判りました(笑)。現在は不定期で再放送をしてるようです。もうひとつは、「カーエクスタシア」。これは、清水さんや川口まなぶが、海外の発表会のついでに、ただ車に乗ってしゃべってるという展開が多く、とりあえずチェックするという程度。スバル度が高い番組ではあるかもしれません。

地上波で「CGTV」に対抗できたのは、結局のところ、私の中では「モーターランド2」だけでしたねぇ・・・復活してください。

追伸:以前非売品の「CGTV」のCDをヤフオクで入手し、この曲が好きな親父にも聴かせてます。

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