私は昔ほど模型雑誌を読まなくなりましたが、月刊「アーマーモデリング」2008年6月号に掲載された、アダム・ワイルダー氏のパンターFに目が釘付けになりました。なんでも、彼は「色調操作スタイル」というテクニックを用い、これを完成させているとのこと。模型らしくない、えもいわれぬ「重量感」を醸し出しており、う~ん・・・と唸ってしまいました。「もけい、もけい」している作例が多い中、彼の作品はひときわ輝いておりました。製作過程の写真を見ると「俺にも出来そうかな?」と思うんですが、今までの文法どおりではないテクニックがちりばめられており、しばし思考停止の状態。しかし、これらの技法も今までのテクニックの応用技であり、基本は出来ている(と思っているw)私としては、こういった新たな技法にチャレンジして、より自分のスキルを向上させたいと感じ、とりあえずは、テキトーに、「色調操作」とやらをやってみることにしました。
おおざっぱに車体上面から行っていきます。ウォッシングで使用したセピアにイエローを混ぜ、装甲板の角へ塗っていきます。境目は溶剤でぼかします。
上面のパネル類も塗り分けをします。この段階ではコーテイング面への色調操作は行っていません。
簡単に言うと、様子を見ながら行う、2回目のウォッシングですな。
1回目のウォッシング後にトップコートをひと吹きしてあるので、ボカシの際に下の色が溶け出す事はありません。