ホーエンシュタウフェン

生きるために食え、食うために生きるな。

陸自 土浦武器学校に行ってみた

2010-10-18 20:50:53 | その他雑談系

今から10年位前でしょうか、陸上自衛隊土浦駐屯地の武器学校へ行った事があります。

そこには本物の戦車がウジャウジャと・・・・

そこには、世界でここしか見られない三式中戦車や八九式中戦車などがあり、ひじょうに資料性の高い施設となっています。

が、その時は展示車両を見ただけで、実際に動いている戦車を見たわけではありませんでした。

そんなある日、なんとなく思い出したように見た武器学校のサイト↓

http://www.mod.go.jp/gsdf/ord_sch/04_event/event.html

なんか滅多に見られないものが見られそうだぞ!

時は101016、この日は小学校でバザーがあったりしたんですが、息子は「自衛隊に行くんでしょ?」だと(笑)。

玄関のカレンダーに小っちゃく「自衛隊」って書き込んであんのを見てたんですな。

というわけで、出撃!

031

グラウンドに整列した隊員たち。右脇に見える雛段には、国会議員などのオエラがたが居て、「諸君の本来の使命は災害派遣ではなく国防だ」みたいなことを言ってました。

尖閣諸島の件については、「あえて申し上げません」だって。

032

でも、この長~いセレモニーが終わって、「回れ~右!」の時に、隊員のひとりが

いきなりバタン!と卒倒!見てる人みんなビックリ!

内心、「これも演習、シナリオなのか?」と思いましたが、本当に倒れたようです。

当日はかなり暑かったのですが、熱中症にでもなったのでしょうか。

実は我々の背後でも、もうひとり倒れた人がいたそうで、救護隊が来ておりました。

033_2

セレモニーが終わるといよいよ訓練展示。前振りでマーチングバンドが勇ましく行進。学徒出陣の時の曲を演奏してましたね。

034

74式戦車登場!旧世代の戦車ですが、実働する姿はとってもカッコイイゾ!

035

90式戦車やら96式装甲戦闘車やら82式指揮通信車などがゾロゾロ、オールスターで出てきました。鳴り響くディーゼル音が実に、イイ!

空砲ですが、耳をつんざく機関砲・りゅう弾砲の爆音にしびれました。

036

一連の戦闘演習の最中、砲身やパワーパックの交換を約10分程度でこなし、訓練の成果をアピール。

対戦車ヘリのコブラや観測ヘリなども登場し、充実野菜でした。

026

今回初めて目にした89(はちきゅう)式装甲戦闘車。

想像してたよりはるかに大きい!これはもう戦車みたいなもんです。

027

砲塔の両脇には重MAT(対戦車誘導弾)を装備。後部ハッチにもガン・ポートが。

047

イラク復興支援などにも派遣されている、軽装甲機動車。

マイカーでこれに乗ってたらカッコイイ・・・かも?

025

小さいウインドゥはもちろん、防弾ガラス。製造メーカーはコマツだったかな?

030

名前をド忘れしましたが、対空ミサイル。

041

昼過ぎ、突然89式中戦車が走ってきて周辺は大フィーバーに(笑)。

042

043

ケツに付いているのは塹壕から落っこちないための尾ソリ。

014

もはや世界遺産ともいうべき三式中戦車。以前来た時より傷みが進んでいるようで、もうちょっと大切に保管してほしいところ。

015

017

016

011

これも想像以上にデカいので、これならアメちゃんの戦車に勝てそう!と思いがち。なんですが、実際にM4シャーマンと見比べると・・・

048

さらにデカい(笑)。これじゃ戦争に勝てないよ・・・

049_2

ヨーロッパでドイツの戦車と渡り合ってきたM4ですからね。

しかし戦後は日本の戦車も立派になりました。

050

61(ろくいち)式戦車。朝鮮戦争の戦訓を取り入れ、ソ連のT-34/85を撃破するために開発されました。90mm戦車砲装備。

051

写真で見るより、ずっとボリュームがあり、強そう。

052

戦後第二世代、74(ななよん)式戦車。ソ連のT-62やT-55/54を撃破するべく、イギリス原産の105mm砲を装備。まだ現役です。

実物は、砲塔の雰囲気から旧ソ連の戦車の影響が 強い事をうかがわせます。

006

まじめに近代化改修すればいいのに・・・・

005

そして、90(きゅうまる)式戦車。

皆さんもこの土浦武器学校で、日本の工業技術の粋を垣間見てはいかがでしょうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする