エクシーガはSUBARUらしからず、室内の間接照明を装備しています。
クルマにおける間接照明のあり方を最初に世に提示したのは、日産Y32型セドリック/グロリアではないでしょうか。
シティホテルの一室に身を置くかのような、ボンヤリと足元やピラー上部に灯る、アンバーの間接照明。
Y32型グロリアGTアルティマのオーナーだった私も、夜にだけ顔を覗かせるこの車の妖しい魅力にとりつかれた者のひとりです。
その後、他メーカーも追随するようになり、またLEDや後付け用の間接照明が大量に市場に出回る事になった現在、間接照明は粋なクルマ?の必須アイテムとなり、軽自動車の一部でも採用されています。
閑話休題。
クルマ好きの必読書、車種別解説書の「モーターファン別冊」などを読むと、エクシーガのナビ画面両脇のパネルが、LEDによってブルー光を放つ記述があり、納車前「ほう、どんなもんなんだろう」と思っていました。
そして納車。あれ?ナビの両脇のパネルが光らないぞ?
実はこのパネルの発光ギミックは、SUBARU純正ナビを付けた場合にのみ、装備されるものだったのです。
つまり、社外品(クラリオン)のナビを装着していた私のエクには、このギミックは無い、という事です。
ただ、以前遮音対策などでインパネを外した際、インパネの内側にLEDをはめ込む穴があったのを確認しており、いつかここを光らせてやろう、と思っていました。
そして、最近の一連のエクシーガドレスアップ計画~マフラー交換→シートカバー装着に続く第3段として、ナビ画面両脇のパネルを光らせる事になりました。
まず押さえなければならないポイントは、このパネルは光の①透過性のあるもの、②透過性の無いもの、の2種類存在する、という事です。
私のクルマは②に相当しますので、LEDを組みこんだとしても全く光の透過がありません。単なる黒パネルです。
したがって、透過性のあるパネル・LED・コネクター等の純正部品を用意する必要があります。
配線の概念図です。(超テキトーですが)
助手席オープントレイを光らせるLEDに繋がる電源に、二股の配線を割り込ませ、さらにそれを二股の配線を繋げ、左右のパネルに電源を持っていきます。
用意する純正パーツは、
①オーナメント,パネルセンタ ライト(66078YC000)1個
②オーナメント,パネルセンタ レフト(66078YC010)1個
③コード,アダプタ(66236YC000)2個
④ランプ,インストルメントパネル(66237SA040)2個
の4種類です。
④はLEDユニットで、純正品は「暗い」との情報があり、社外品の購入も検討しましたが、夜間の運転上、メーカーで適正な照度にチューニングされていると思われ、とりあえず購入してみました。
(このLEDユニットの社外品については後述)
用意した純正パーツです。
ハザードランプスイッチの上からアクセスし、インパネを外します。
内装剥がしを使って「差し込む→上にこじ上げる」と外れます。
この青いパーツが助手席オープントレイのLEDで、白いパーツが電源です。
この電源に、用意した二股の純正コネクターを繋ぎ、分岐します。
更にそこへ二股コネクターを繋げ、ナビ左右のLED電源とします。
パネルの裏側。判りずらいですが、デフォルトでLED取り付け用の穴が開いています。
用意した純正パーツのLED。
差し込んで、90度回すと固定されます。コネクター差し込み口が下を向くようにします。
元々付いていた黒パネルは両面テープでくっついているので、カッターなどを使って剥がします。
残った両面テープのノリを綺麗に除去し、用意した透過性のあるパネルを定位置に貼りつけます。見た目は黒パネルと変わりません。
ただし、パネル裏側にはLED光を拡散させるための白い塗装が施されています。
各コネクターを接続し、インパネを元に戻します。
夜になって暗くなるのを待ちます。
夜になるとこんな感じになりました。
ただ、やっぱり、というか予想通りというか、暗いですね~。薄ボンヤリした感じです。
何というのでしょう、インパクトに欠けます。
また、センターコンソールの一番奥にもブルーのイルミがあるのですが、く、暗い・・・
イルミネーションで一番暗くて存在感の無いトコロです。
青く照らされているのですが、写真だとほとんど判りません。
助手席オープントレイ(の枠)も暗いな~・・・
明る過ぎるのも目障りだけど、暗いのも・・・ショボい感じが。
夜のトキメキが足りません。SUBARUが真面目過ぎるメーカーだからか?
そこで、この際ナビ左右のパネル、コンソール奥、オープントレイの4か所のLEDユニットを社外品に交換して、光量をUPする事にしました。
使用するのはこれ、ギャラクスのLEDインナーランプ汎用タイプ。↓
http://kspec.co.jp/garax_jp/catalog/led_innerlamp/
純正品よりかなり明るい、との情報をキャッチ。
2個入りのを二つ、購入。チラシも入っておりました。
この会社の製品はなかなか評判が高いみたいです。
純正のユニットは青ですがこちらは白。
助手席オープントレイのLEDは、金属調パネルを片方浮かし、裏から手を突っ込んで手前に押し出すと取れます。これをギャラクスのモノに交換。
交換後、発光テスト。あ、明るい!
しかし、元の位置に押し込もうとしても・・・入らない。
すると、ここのLEDユニット差し込み穴だけ、4隅の角がひとつ出っ張った形状をしているためセット出来ない事が判りました。
差し込み穴は奥まっている所なので、加工出来ません。
そこで、ユニットの角をPカッターで切り、形状を純正品と同じにします。
ここで初めて形状の違いに気がつきました。
加工後、うまく差し込み穴にはめ込む事が出来ました。
更に、センターコンソール奥のユニットも交換。ユニット固定用のパーツを90度回すと取り外しが出来ます。
しかし、ここのLEDユニットは減光キャップが付いていて、それが固定パーツにセットするための部品を兼ねており、光量UPを目的としているのに、減光キャップを付けないと定位置にセット出来ない、という矛盾が生じます。
そこで、減光キャップに6mmの穴を開け、減光させないようにします。
最初から減光キャップなんか採用しなくていいのに・・・
こんな感じに。
スポット光になってしまいますがやむを得ません。
その後、ナビ両脇のLEDふたつも、純正品からギャラクスのものに交換。
おお!劇的に明るくなりました。3倍位、光量が増しています。
助手席オープントレイも明るくなりました!
センターコンソール奥は、今までLEDが点いているとは思えないほど暗かったのですが、減光キャップ穴あけ+ギャラクスLED交換でメチャ明るくなりました。
いやあ、室内の雰囲気がかなり変わりました。
夜のドライブがまた楽しくなりそうです。
このイルミネーション、ボディカラー、ヘッドライトのアクセント等、エクシーガには常に「青」というキーワードというか、イメージがありますね。
惜しむらくは、SUBARUが青という「寒色系」をイルミに採用した点ですかね。それが今のムーブメントなのでしょうが。
私の好みでもあるアンバーや赤など、暖色系ならまた、違ったイメージになると思います。