ホーエンシュタウフェン

生きるために食え、食うために生きるな。

MH21S ワゴンR オーディオ交換

2017-02-10 19:06:19 | MH21S ワゴンR FT-Sリミテッド

嫁の愛機として日々活躍しているワゴンR、今回はカーオーディオの交換を行います。

この車を購入しようと思った時に、年式から考えると、この車に標準装備のインテグレート型オーディオは壊れているだろう、と思っていました。

しかし、ラジオ・CD/MDは正常に動作しており、もしかすると前のオーナーはあまりCD/MDなどを使わなかったのでは?と推察されました。

大概、純正のカーオーディオって5年くらいで何処か壊れますからね。

ま、壊れていないのでそのままでも支障は無いんですが、嫁がUSBが使えるモノが良いという事だったので、交換する事にしました。

 

オーナーの方でしたら御馴染みのこのタイプです。

オートエアコン車だと、また少しカタチが違いますよね。

で、オーディオはこれを取り付けます。

 

カロッツェリア(パイオニア)の「FH-6100DTV」です。

 

このシリーズは3種類あるんですが、選択した機種はワンセグが視聴出来るという所がミソ。

一見、ナビの様に見えますがナビではありません。カーオーディオです。

今回は取り付けていませんが、バックカメラと併せて使う事も可能です。

通販でも最安値25,000程度と格安。

スマホと繋いでアプリを連動させる事も出来ます。

さて取り付けにあたっては、このオーディオを取り付けるためのパネルが別に必要となります。

純正品もあるらしいのですが、20,000円位だと聞いた事があり、高いので社外品を使います。

 

パイオニアで取り付けの推奨をしている、カナックの「KK-S05D」です。

似た様なモノで「日東工業」というメーカーからも同様のパネルが販売されていますが、同一のものかは不明。

ただ、「日東工業のパネルはフィッティングがイマイチ」という意見がネット上の評判でしたので、こちらの商品にしました。

 

取り付け・取り外しに関しての詳細なインストが封入されており、この通り行えば間違える事はありません。

ただしこのパネルはMH21Sの後期型用(ハザードスイッチが上にあるタイプ)ですので、購入の際は注意してください。

 

内装剥がしなどを使って外しますので、周辺に傷が付かないようにガムテープで保護します。

中古のMH21Sは、この辺のパネルにマイナスドライバーでこじ開けた様な傷がある事が多いです。

あれはいただけません。

 

作業前に電装品のショート等を防止するために、バッテリーのマイナスのターミナルを外しておきます。

 

まず最初に行わなくてはなくてはならないのが、オーディオを車体に固定しているボルトを外す事です。

ステアリングの下から海老反りになって覗き込むと、車体側から出ているオーディオ固定用のL字金具と、オーディオ本体のL字金具がボルトで固定されているのが見えます。

これを外すのですが、かなり奥まっており普通のドライバーやラチェットで外すのは無理です。

 

私はこういう工具を持っていたので外せましたが、これでやっと届くようなところにボルトがあります。

これを外したら、本体の取り外しにかかります。

 

純正オーディオの設計は精度が高く、内装剥がしを突っ込む隙間が全くありません。

マイナスドライバーを使いたくなる気持ちは解りますが、それだけは絶対やってはいけません。

 

私が行った方法は、自分の爪をオーディオ上面とインパネの間に引っかけて手前に引き、隙間を作るという方法です。

隙間が出来たら即座に内装剥がしを突っ込み、元に戻らないようにしておきます。

どの辺に固定用のツメがあるのかは、カナックのパネルを見て分かっているので、その辺をテコの原理で「ガコッ」と外します。

 

外れました。

取り付け固定用のツメに付いているスペーサーは再利用するので、失くさないようにとっておきます。

 

外した状態です。

オーディオとハザードスイッチのハーネス、ラジオアンテナのピンジャックが見えます。

 

Aピラーのカバーを外し、ワンセグのアンテナコードの引きまわしを行います。

Aピラーのカバーを外した後にオーディオ取り付け部の開口部分を覗き込むと、助手席側インパネの内部に結構なスペースがある事に気付きます。

私は、アンテナコードをテープで棒に括り付けてオーデイオ開口部からAピラー根本まで伸ばし、そこからコードを取り出しています。

この機種のアンテナはロッド式でウィンドゥに張り付けるタイプです。張り付けられる範囲は保安基準で定められていますので、窓枠から2.5cm以内に貼り付けます。

ウィンドゥに張り付けてからだとロッドの取り付けが難しいので、ロッドを取り付けてから貼るようにします。

ロッド式なので、プリントアンテナより感度が良いそうです。

アンテナコードは、カタカタ音が出ないように100円ショップで買ってきたスポンジテープでくるみ、ラジオのアンテナコード(多分)にガムテープの細切りでくくりつけます。

 

カナックのパネルに新しいオーディオをセットします。

オーディオの金枠は純正品から外して使います。オーディオを金枠に固定するビスは、付属の専用品に交換します。

なお、ハザードスイッチの位置決めですが、他の人のリポートを読むと「穴あけ加工が必要」とか「取り付けたけど、ハザードスイッチが引っ掛かるような感じになった」等の記述が見られますが、このパネルに関してはそういう不具合や穴あけ加工などは一切無用で、何の問題もありませんでした。

パイオニアで推奨していたパネルにしておいて正解でした。

しかし、そこは社外品...若干の問題もあります。

 

パネルの枠の上下が少し長めで、上の方に2mm程の隙間が生じてしまいます。

これはいただけません。

 

そこで、押入れの奥に転がっていた黒い「隙間テープ(スポンジ)」を本体の上端に張り付け、隙間を埋めます。

 

本体の取り付け準備が完了しました。

この後、取り付けて電源を入れたのですが、ワンセグが映らない事に気が付きました。

DVDの再生も出来ません。

しばし黙考の後、手前の青竹色の配線=パーキングブレーキ配線に問題があると思いました。

当初、「パーキングブレーキ配線も車速配線も繋げずにスルーするから、TVもDVDも普通に映るだろう」と思っていたのですが、どうもこの機種はハーネスを接続した時点で

「車載しましたね?走行中は動画は見られませんからね?よろしく」

と認識するらしく、「メーカーもクレームが怖くて安全対策を考えてるな!」と思いましたが、同じハーネスから出ている黒いアース配線にパーキングブレーキ配線をエレクトロタップで繋げれば映るとか聞いた覚えが...と思い、二つの配線をエレクトロタップでガッツリ繋ぎました。

今度はどうでしょうか....

 

「成功でした」(笑)

ワンセグが映りました。続けてDVDも再生出来るかどうかトライしてみます。

 

問題ないようです。

 

私がこの機種を選んだもうひとつの理由が、この写真を見ると解ると思います。

パネルの奥行きが有り過ぎ、且つ寸法がキッチリしているので、画面が手前にスライドしながら開いてCDやDVDを入れるタイプだと、パネルの端面に画面が引っ掛かって絶対開かないだろう、そして、画面下端にボタンが付いていたら操作しにくいだろう、と思ったからです。

この機種は画面を開けずに上端から直でCDもDVDも入れられますし、ボタンが画面左にあるので、多分ボタン操作し易いだろう、と思った次第です。

パネルを削ったりする加工はしたくありませんからね。

 

ソース選択/ホーム画面♪

 

ラジオ画面♪

 

USB♪

ちなみに、USB配線はグローブボックス内に引きまわしました。

 

デザイン画面♪

「青基調」になっているので、壁紙も青くなっています。

また、写真ごとにボタンの色が変わっているのは、「イルミネーション」設定にしているためです。

 

色々設定画面♪

スマホ感覚で操作出来ますが、ブラインドタッチがイヤという人のために、リモコンも装備されています。

 

インパネとパネルの段差は左右で違います(笑)

左側は1mm位の段差が出来ますが、社外品だし致し方無いでしょう。

 

上から見ると、純正オーディオとは比較にならない程の隙間が出来ますが、逆に何かあった時にこの方が外し易いでしょう。

移設したハザードスイッチの動作はスムーズで、全く問題ありません。

 

子供の部活の送迎に行ったりすると、結構待っている時間が長かったりするんですよね。

でも、これがあればワンセグを見たりDVDを見たりも出来るので時間潰しになります。

スマホと繋げればナビのアプリでカーナビにも変身するらしいので便利です。

お値段も安いし、お勧めです。

 

まとめとして、「価格.com」風のレビューを。

 

【デザイン】

左側のボタンのスペースの分、画面が少し小さめですが、軽自動車に装着するモノとしては上等でしょう。

配線剥き出しのポータブルナビなんかより全然マシ。

こういうものは半分は「飾り」ですから。


【操作性】

指先が乾燥しているとタッチしても反応しないかな(笑)だから潤いが大切(笑)

ま、それは冗談として、操作性は問題ないかと。

ちょっと起動するまで間があります。

 

【音質・画質】

値段相応といった感じ。音はスピーカーを変えればもっと良くなるでしょう。色んな音響モードが選べます。


【設定】

自分で壁紙を作れないのかな?壁紙は地味かも。その分、色を変えて遊ぶしかないが、落ち着いているとも言える。


【拡張性】


カセット、MD以外の音楽ソースは殆ど使用可能。ビデオカメラの入力端子もあります。(使わないけど)


【総評】


コストパフォーマンスが高い商品だと思います。カーオーディオもモニター付きの時代になったんですね。

後からバックカメラを付けられるのもgoodです。

なにより、インパネの近代化が進みました(笑)

おかげで、直ぐ下のマニュアルエアコンがえらく古臭く感じます。

 

【価格】

本体価格:25,488円(送料無料:アマゾン)

パネル:5,640円(送料無料:楽天) カナックKK-S05D

【工賃】

無料(笑)

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする