何せこの暑さなので、仕事が終わればどうしてもグウタラしてしまう。
しかしなんだかんだ理由をつけて、結局は苦しい事から逃げているのではないか・・・
お前はそんなんでいいのか。他人(ひと)が酒だ、パチンコだ、デートだと言ってる時も、単調で苦しい稽古をしてきたではないか。
と、天の声が聞こえる(笑)。
と、まぁそんなわけでバナナを喰い、プロテインをガッツリ飲んで月曜の練習に出撃!
練習風景はここ↓
http://blog.livedoor.jp/jcm800zakk/archives/51937899.html
今回は打撃班の重鎮・地元空手界の至宝・沼澤師範代が欠席するとの事で、ちょっとスパーを控えて空手の基本と移動をやろうと考えていた。
一通りの基本を終え汗が噴き出してきた頃、ボクサー「イケメン」石井君が登場。
石井君はプロテストを受けたい、と聞いており、そのあたりの雑談を少々。
石井君とスパーをすることにした。
以前は8オンスのグローブだったので、14オンスのこのグローブが、やけに重く感じる。
手に枕を持っているような感覚である。
当てないと単なる遊びに終始してしまうので、「当ててくれ」と頼み、石井君に打ちこんできてもらう。
しかし、左が見えずどうしても喰らってしまう。
身長差がある場合、小柄な私など上体がそっくり返ってしまいがちだ。
そうするとまともに喰らうので、なるべく顎を引き、おでこで防ぐ。
空手で防御に徹する場合は、両手を前に出したいわゆる「前羽の構え」で対処するのだが、ボクシングの動きを勉強したいので、なるべくそういう事はせずに、ウィービング・スウェー・ダッキングなどを使う。
が、動きが読まれておりバチバチ当たる(笑)。
それを見ていたシューター漆山君が、私のジャブについての的確なアドバイスをしてくれた。
要は私のジャブは突っ込みすぎ、倒そうとするパンチになっており、打った後のバランスも崩れ、そこをツケ込まれやすいとの事。
「ジャブは相手の動きを止める様な感じで小さくチョン・チョンと出し、リーチの差はステップを使って縮める」という、基本的な、しかしひじょうに大事なポイントを教えてもらった。
ジャブは空手だと「順突き」に相当する技である。前にステップしながら行う場合は「飛順突き(ひじゅんづき)」と言う。
技の性質としては、相手の動きを止めるというより、突っ込んでくる相手にカウンターを合わせる類の技である。
空手では一発で仕留める事を眼目に稽古するので、順突きにしても、どうしても体重をのせた前のめりのパンチになる。
私は体重が軽いので、拳の威力を増幅させるために、普通の空手よりも極端に前のめりの突きを行っている。相手を完全に貫通するようなイメージで突きを稽古する。
それが、ボクシングでは通用しない。動きが大き過ぎて読まれるのだ。
同じ打撃系、同じパンチとはいえ、違うものである。
しかし、今回また新たな課題を与えられたので、我が空手に早速取り入れる事にしよう。
その夜、火照った身体が眠気を催さず、眠りに就いたのはAM2:30頃となった。
翌日は普通の顔して出勤。当たり前だが、それがサラリーマンだ。