人は、考える葦である。天は自ら助けるものを助ける。

戦後の混乱から立ち上がり、文化的平和な国に成長した日本が、近頃反対の方向を向き始めた。偉人の言葉を考え直して見たい。

人は考える葦であるー第5章  ビッグな失言の結果

2021-02-05 21:26:12 | 随筆
 前回で、大統領級のスピーチについて書かせて頂き、結論に、発言は心にないことは出ない、と人格が影響すると申し上げました。そして今回難しい時代の東京オリンピック事業を代表する方が世界の人々を驚かす発言をしました。いつもこころに残っていたことを発言してしまいました。

 後で発言を撤回し謝罪して、役職の地位は変わりませんでした。しかし、一度口から出た言葉は世界を回り影響を与えます。今後注意すると言っても、差別の考えは根強く持っているので、いつどこで又失言するかどうかわかりません。今までも失言が多いとの評判がありました。更に広い世界には同じ差別の考えを持つ男性が多くいます。時代を問わず(封建時代も)男女差別をしない男性がわずかですもいたことを知っています。ところが日本はいつまでも女性を蔑視する国として有名です。ですから、女性の起用の多い国は、この発言に大きく反応しています。

 自分の責任の重さを考え辞任を頑なに断りましたが、そういう地位を自覚せず軽々しく発言しているのですから人格者とは言えないのではないでしょうか。ところが、日本の男性の集団はそれを簡単に認めるのです。世間の動静、世界の動きより留任が大事なのです。これからこの重責を果たしていけるのでしょうか。一時政治家にも定年を提唱し自ら実行した方がいらっしゃいましたが、
老害はごみだから掃けばいいでしょうとうそぶいています。掃いたごみは、捨てなければ、環境を汚すのは当然です。謝罪にも反論が出るのは当然ではないでしょうか?

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