花はなのつづり箱

季節に咲く花や日々の暮らしなど、綴っていきたいと思います。

カナムグラ(金葎)

2022-09-09 16:07:14 | 花の名前
9月9日
カナムグラ(金葎)
  学名:Humulus japonicus
  科名/属名:クワ科 カラハナソウ属 
  和名:金葎 鉄葎  
  日本全国の荒れ地 道端 川端に普通に自生する蔓性の一年草
  北海道 本州以北の山地や林縁に自生する
 カナムグラは荒れ地や道端などに普通に見られる一年生草本で
 非常に繁殖力が強く一面に群生する。

 雄雌(しゅういしゅ)の蔓植物で茎は緑色で長き伸びて下向きの棘が
 多数あって他の物に絡まり右巻きに伸長します。
 茎は葉柄(ようへい)葉面には短くかたい毛が生えていて手で触ると
 ザラザラします。
 葉は対生して長い葉柄があって掌状(しょうじょう)に深く5~7裂します。
 花は夏~秋にかけて開花して小型の花が雄花雌花と別々の株につきます。
 雄花は葉の脇から花径を出してその先に淡黄色の小花を密生します。
 また雄花はホップと同じ様な麟片(りんへん)のある苞に包まれ
 短い穂について垂下ります。
 雄花につく果実はレンズ状で非常に硬くなっています。

※葉 茎 果実とも薬用に用います。
   夏~秋に地上部を刈り取り天日で乾燥させます。
   これを生薬で葎草(立奏)と言います。
   薬効は健胃 利尿 解熱(げねつ)薬など

日本では古くから
 「思う人来(こ)むと知りせば八重葎 覆(おお)へる庭に玉敷かましを」
  と言う句が万葉集にも詠まれていますがこの「八重葎」とは
 「カナムグラ」のことでカナムクラの雌株のホップの麟片に包まれた 
  穂が庭一面に群生する様子を表わしています。
  この様子からも「カナムグラ」が万葉の昔から雑草として
  嫌われていたことがわかります。

カナムグラの名前の由来
   鉄(かな)の意味があって茎が強いと言う意味で「ムグラ」とは
  良く茂る雑草と言う意味があり茎が強く良く茂る雑草と言う事から
  カナムグラと呼ばれたとされています。


                
           e-yakusou ・com 
             イー薬草ドットコム/メインメニューから引用




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