我家からほど近い、茨城県鹿島港には、鹿島石油の石油コンビナートがあり、大型のタンカーが原油を
積んで入港してきます。その30万重t級のタンカーをVLCC(Very Large Crude Oil Carrier)と呼んでいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/11/494e4ec6897d60fe18bebdf658d82fb1.jpg?1582327119)
まずは、鹿島港原油1号バースに、鹿島石油はENEOSグループの一員なので、
タンカーも同じグループのJXオ-シャンのVLCCです。
「ENEOS EARTH」 160,723総t 312,175重t 全長339.5 2018年JMU有明事業所 パナマ船籍
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/11/494e4ec6897d60fe18bebdf658d82fb1.jpg?1582327119)
カタールのフラルアイランドから直行です。このバースは平成22年にー22mに掘り下げ、
VLCC対応工事を終えていますので、本船クラスの入港が可能になりました。
ENEOSのログが見えますね
本船は、排ガス洗浄装置「スクラバー」を装着してあるので、煙突が
二つあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/71/2d7f2f2b52bc00cf4472c42b9f97d733.jpg?1582327787)
こちらは、日本郵船のVLCC「TANZAWA(丹沢)」です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/8c/4564ec7726872ac691cba303d021dadd.jpg?1582333697)
160,597総t 312.374重t 全長339.45m 2019年 JMU呉造船所 パナマ船籍
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/30/a797e8afdbc0a8236c3aa5f9a9ffc063.jpg?1582333723)
新造船なので、こちらもスクラバーを装着しています。
やはり煙突が二つですよ、面白いですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/44/71bc257bf9ff082dcb48b67eef8ae54d.jpg?1582333849)
こちらは、VLCCではありませんが、サハリンからロシア原油を
運んできました。
「VICTOR KONETSKY」60,434総t101,018重t 全長246.8m
キプロス船籍 2005年 現代重工 韓国
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/b0/1b081d72287345de360d3f0dbd636d0b.jpg?1582335670)
船首に何か装置があり、見たことのないスタイルをしています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/27/66e07caddd647dd2aa8e07866a09a677.jpg?1582346254)
船首に付いている装置の意味が分かりませんでしたが、
本船が荷役を荷役しているこんな写真がありました。
これでこの装置の用途が納得できました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/f2/596dd0878c985ade1cc0e12d814d80cd.jpg?1582335692)
鹿島港は、サハリンから距離が近いため、ロシア原油の輸入が多いそうです。