10月23日です。
モミジバフウの街路樹の植えられた歩道を歩いていると、足元に突然赤い色が見えました。
一瞬「おやっ?」とは思いましたが、そのまま通りすぎました。
この道は、この時期に限らずたびたび通る道です。
例年この時期で見かける「モミジバフウの落ち葉だわ」と軽く考えあまり気にもせず通りすぎたのです。
でも、何だか少し気になって、再びその葉っぱのところまで戻りました。
「私の今の姿は、この瞬間だけです。刻々と姿を変えていきます。二度と同じ姿は見せられませんよ」。
私の目の前で、大きな掌を広げるようにして、そう訴えたのです。
こちらは25日の名駅前の風景です。右からミッドランドスクエアー、大名古屋ビルジング、ゲートタワー、JRツインビルです。
無機質の空間の中では、視覚をとおしての季節感は感じられません。
肌にあたる風と気温を感じる触覚からのみ、ということでしょうか。