鈴虫の声を毎日聴くようになって今日で8日目。
8月31日南信州に行った折、帰りに立ち寄った農産物直売所で、梨、ブドウ、リンゴ、蜂蜜などと一緒に、ケースに入った鈴虫に目が留まり買ってきました。
付けられたタグには、「9月に入ると鳴きだす」と書かれていました。
翌9月1日の朝、まさにその通り鳴き始めました。
鈴虫の声は今まで何となく知っていましたが、思っていた以上に大きく響き、何かに例えるとすると、巫女の振り鳴らす鈴の音に似ています。
リーンと一鳴きするのに翅を40回も擦り合わせるそうです。
今朝も朝から、子孫を残すため雌を求めてリーン、リーンと鳴き続けています。
私利私欲とは無縁の、ひたすら子孫を残すための繁殖行動です。
大切なものを忘れ傲慢になった人間に、何だか教え聡すように鳴いているように聞こえるのが不思議です。