すっっかり更新が滞って申し訳ありません。
待ったなしにこなさなければならない仕事が重なって....
愚痴は止めて 今日は新作「桃太郎」のお話です。
このブログを始めた第一回目に「神話の始まりー渾沌ー」という作品を掲載しましたが
(こちら)
その頃からのテーマの延長として 今回の桃太郎があります。
昔話あるいは御伽草子は当時のお話をそのまま まともに読んでも さほど面白くはありません。
しかし解釈の仕方によってはかなり変わってきます。
その好例は太宰治の「御伽草子」でしょうか。
その中の「浦島太郎」なんかは かなり飛躍した話しになっていて感心したものです。
私もその様な昔話を私なりの解釈で絵にしたいと思ったのが動機です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/6c/43dad04f67576df243537198d3e73291.jpg)
「桃太郎-誕生ー」 2010年制作 540×385mm ED 70部
この作品の構想は2年位かかったでしょうか。
原画も数十枚描いて やっと決まった最終原画では いぬ・猿・きじ も描き込まれていたのですが
どうも気に入らず 削って削って 最後に完成した時はこの様に 赤鬼・青鬼・桃太郎の三人になっていました。
数多くある絵本には 桃太郎はかなり細かく描き込んでありますが
鬼達は案外ぞんざいに 恐ろしさだけを強調して描かれています。
私は逆に鬼達をメインにしてみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/d2/a785f90ec121101d7f7935e91038a158.jpg)
青鬼
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/35/8cd34d351a4eaa3cf100394405f7c47d.jpg)
赤鬼
この鬼達の構想が決まった事で 私の桃太郎は俄然 充実したように思います。
つづく
<業務連絡>
恵ちゃん! 版画展に行っていただいてありがとうございました。
送って貰った写真 掲載させていただきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/55/4d8ad94412686cc85b169722c68f891c.jpg)
京都市立美術館は修学旅行の時に行っただけなので(古っ!)
私もまた行ってみたいのですが....