
春の荒川
前回からのつづきです。
そして そこへピカソ(1881-1973)です。
非常に描写力のある いわゆる絵がうまかった彼も
セザンヌと同じように絵の自立とか再構成とか
考えたかどうか解りませんが
1907年に発表した「アヴィニヨンの娘たち」は
かなり衝撃的で挑発的な問題作でした。
従来の穏やかで上品な婦人裸像とはまったくかけ離れた
見た目にも決して美しい画面とは思えない作品です。
モデルはアヴィニヨン(南フランス・アルルの近く)の娼婦達
ピカソは彼女達を乱暴とも言える激しい筆使いで
堂々とした 強くたくましい女達として描きあげました。
それまで絵画として あるいは芸術として取り上げる事の無かった
「女達」のいち側面をピカソは
「こんなのも有りだよっ」とばかりに描いて見せたのではないでしょうか。
Then, there came Picasso.
I don’t know if this painter with great skill thought
about independence of pictures or reconstruction etc,like Cézanne.
“Les Demoiselles d’Avignon” released in 1907 was shocking and provocative.
The women in it were far from conventional restful woman images
and I can hardly say it beautiful.
Picasso made a picture of prostitutes in Avignon as dignified and powerful women
with kind of violent brushwork.
He showed another aspect of the women as it could be,which was ignored
in the pictures or the art so far.

荒川の紅梅



こうゆう木が好きです。
庭の真ん中に こうゆう木を植えて、何でもこの木を中心に
暮らしていきたいと思っていましたが、
造園業者に気持ちが伝わらず不本意な庭になっています。
でも、日当たりが悪くなるとか、四季を通して、窓を額と考えて、右から順に色とりどりの花が咲いてきますよと言われるとそんな気がしましたが、 こうゆう風景を見ると、 失敗したなぁと思います。
”美術鑑賞って何?” の講義、 毎回、楽しみにしています。そのつど、 納得させられています。 有難うございます。
冬場の葉の落ちた木は 空に向かって ひと枝 ひと枝
一心に伸びている様子がよく見えるので 大好きです。
でも 絵にすると枯れ枝みたいだからと
あまり人気がありません.....
窓から順に四季の移り変わりが見えるなんて
いいですね!
造園した人が 案外正しいかもしれませんよ。
妙にくどいコラムになってきましたが
気楽に見て下さい。