婚外子...相続差別

裁判官全員一致の判決はすばらしいものでした(^^)

「子どもは婚外子という立場をみずから選ぶことも取り消すこともできない。現在は社会が変化し、家族の多様化が進むなかで、結婚していない両親の子どもだけに不利益を与えることは許されず、相続を差別する根拠は失われた」と指摘しています。

一人の人間が、生まれた瞬間から差別される運命にあるなんてどう考えてもおかしいです。

判決に納得できないと言うかたのコメントに、「決定は日本の家族の形や社会状況を理解せず、国民の意識とかけ離れたもの」とありますが、それと差別される一人の人間の重さを比べて欲しいですね。

「法の下の平等」を憲法でも定めているのですから、意識がかけ離れた国民が居るならそちらを正すべき。

その論法ぢゃあパキスタンの『マララ・ユサフザイ』さんに銃口を向けた犯人といっしょだと思います。

未だに目や耳、足などが不自由な人を簡単な単語で表現したり、特定の色を「肌色」と表現する人がボクの周りにもたくさんいます。

日本は先進国かも知れませんが、この分野についてはあえて教育しない国です。

何度も国連から是正勧告されているのにこのザマ(-_-;)

これをきっかけに、差別に対してしっかり向き合い、理解する人が増えて欲しいです。