-アラジンストーブ メンテナンスと販売- 暮しの道具とストーヴ『KEM-G』

芯上下式石油ストーブのメンテナンスと在庫ストーブのご紹介などなど
(石油機器技術管理士の資格を取得しています)

#0106 #15のタンクの中を見てみましたの巻

2017年02月20日 | 日記
前回#0105で少し触れた、

シリーズ#15の芯上下機構の不具合修理を依頼された件、

早速、挑戦してみました。



今回の修理、タンクの中が全く見えないので、

このままでは原因の特定ができず、打つ手も決まりません。



そこで思い切って新兵器を入手!

以前から、欲しいなぁと思っていながら、踏ん切りがつかなかったコレ。





商品名はスネークカメラですが、いわゆるファイバースコープ。

画面のハッキリ感は思っていた以上に鮮明で、

これなら役に立ってくれそうです。



ドキドキしながら、レンズ先端をタンク内部に挿入。

シーソー構造になっている芯上下機構を見ていきます。



不具合の症状として伺っていた、

ツマミを回して芯を上げていくと、あるタイミングでストンと

芯が下がってしまう原因、分かりました。

中はこんな状態になってました。





ネジ山が磨り減って、かなり使い込まれた様子が伺えます。



これだけでは分かりにくいので、ネジ山がしっかりしている状態と

比較してみてみましょう。



あのカットタンクの登場です!



これだけ磨耗してしまうと、修理の域は超えて、部品交換しかありませんが、

今の私ではお手上げです。



なんとかなるかも、と意気込んで中を覗いてみましたが、

残念ながら、なんともできませんでした。



それにしても、ここまで使い込まれたこのアラジン。

大往生と言ってもいいのではないかなと。

幸せなストーブ人生だったことでしょう。

お疲れ様でした。



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