-アラジンストーブ メンテナンスと販売- 暮しの道具とストーヴ『KEM-G』

芯上下式石油ストーブのメンテナンスと在庫ストーブのご紹介などなど
(石油機器技術管理士の資格を取得しています)

#0131 芯の固着 何がくっつくのか?の巻

2018年01月14日 | 日記
年末に押し寄せたメンテナンスのご依頼。

大晦日まで取り組んで、三が日だけはお休みして、

何とかあと1台だけ残すところまでに。

それにしても、12月にあんなに注文が来るとは予想外でした。



さて、今回は予告していた「 芯固着の原因 」について。



ずっと使っていなかったストーブを出してきたら、

アレ?芯が上がってこない。ツマミも回らない!

これが固着。



早速ですが、先ずは固着していた芯を見てください。




芯の内側のオレンジ色のビニール被膜がボロボロになっています。


次にタンクの方の写真です。




濃い茶色に変色しているところの模様を見てください。

ポツポツ模様は芯内側のオレンジ色のビニールの模様です。



そうなんです。 「芯が固着した」というのは、

芯内側のビニールが金属の筒に張り付いてしまっている

状態のことだったのです。



灯油が入ったままで何年も使わずにいると、

変質した灯油とビニールが結託して、

「俺たちにこんな扱いをするならワルさしてやれ!」とばかりに、

くっついてしまうようです。


そういえば、灯油が抜いてあるストーブの

乾いた芯の固着は今のところ見たことがありません。


ビニールがどうして金属に張り付くのか、

難しい科学的な説明は恥ずかしながらできませんが、

古い灯油とビニールの2つに原因があるようです。







さて、名古屋のYさん、お待たせしました。

お尋ねの#16の給油キャップですが、この二つになります。





どちらも送料込みで3000円です。

ご連絡お待ちしております。





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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
微妙・・・ (名古屋Y)
2018-01-14 19:45:29
KEM-G様
写真upありがとうございます。
色目がA、Bは違うのですね・・
Bのカラーがいいのですが、状態はAが良いみたいですね・・・う~ん・・
ちょっと考えてみます。
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