振れ取り台を購入してから、手元にある3本のチューブラーホイールを何度も組み直してホイールの組み方や振れの取り方を練習中です。
ハブはSUNTOUR Sprint(シールドベアリング)。リムはARAYA RED。Super HARD ANODIZED。ANODIZEDは読み方が分かりませんが、陽極処理(アルマイト)という意味みたい。実は振れ取り台を購入後にかなりの時間を費やして振れ取りを行って、一応使える状態にしていたのですが結局のところ組み直す事になりました。
組み直そうと思ったキッカケは、別のホイールを使ってホイール組を練習している過程で色々考え始めたから。写真(上)は右が回転方向です。タンジェント組み(スポークがクロスする組み方)はイタリアン組みとJIS組みが基本である事が分かりましたが、いずれの場合でもフリー側のフランジ内から通しているスポーク(フランジ外側に見えるスポーク)は車輪の回転方向と逆へ向かって伸びていかなければいけません。ところが、写真(上)の状態だと回転方向(右回り)へ伸びています。
もともと綺麗にしてありましたが、完全に分解したことで更にピカピカに出来ました^^;
後輪のニップルは全て新しいものに交換。
一番テンションがかかる後輪フリー側のスポークも新しいものに交換。
前後共にイタリアン組み。このホイール組みの途中経過は省きますが、後日別のホイールでスポークの通し方を記録しておこうと思います。
リア、イタリアン組。右が進行方向ですが、作業前と違ってフリー側のフランジ外にあるスポークが回転方向(右回り)と逆に向かって伸びています。
フロント。イタリアンで組み直しました。
セオリー通りバルブ穴からハブのプリント(SUNTOUR Sprint)が見える位置に。一応前後共仕上がり、フレも縦横0.5mm以内には収まった感じ。ただ一箇所、フロントは丁度バルブ穴の真上辺りにぺコンと縦に凹んでいて、タイヤを貼って乗ってみないと影響があるか分かりませんが、気になる振動があると難しいかもしれません。
2014年2月23日 追記/我ながら見事な技!?を駆使して、フロントの凹みは無事に修正出来ました。振れは全周に渡って縦0.5mm以内、横0.3mm以内に収まっています。時間をかければもう少し行けそうな気もしますが、きりがないので。