ヤビツ峠。東京・神奈川辺りでは有名なヒルクライムの名所。以前から知っていましたが、上り坂はキツイ。下りもそんなに好きじゃない。なので、普段は海沿いや川沿いを延々と、淡々とっていうのが多い。綺麗な景色は勿論好き。自転車に乗って眺める景色は電車や車から見るのとは随分違います。知らない町を走るのも好きで、古い町並みだったりすると尚良い。そこに辿り着くまでの坂くらいは我慢。
先日のランドナーで上がった宮ヶ瀬で思ったより登れたのに気を良くして、現代ロードでヤビツ峠へ行ってきました。目標は足を着かないで頂上まで上がることですが、不安要素は脚力よりも花粉です。現代ロードの方は普段通り50-34のコンパクトクランクと11-23のギアで出発。
246号線、秦野の手前。多少風がありますが、快晴で富士山が綺麗に見えました。富士山が世界遺産になってからこんなに綺麗に富士山を見たのは初めて。仕事でもプライベートでも近くまで出掛ける機会は何度かありましたが、毎回天気が悪かった。
ヤビツ峠入り口、246号の名古木交差点。自宅からココまではほぼノンストップ。脚力を温存しながらユックリ来ましたが、それでも1時間15分程で到着。246号で来ると秦野に入る手前、小田原厚木道路を過ぎた辺りから続く長い上り坂が結構大変。
名古木交差点を入るとすぐに上り坂。ココからヤビツ峠上りのスタート。
ヤビツ峠頂上。スタートの名古木交差点付近が標高100m位でしたので、650m程を一気に上がってくる感じ。この日は平日ということもあってか自転車乗りの姿はまばらで、車でココまで来たっぽいハイカーがちらほら。上がって来る途中で何度も心が折れそうになりましたが、「足を付かないで上がる」目標は何とか達成。名古木から計測したタイムは53分程。
自宅を出たのが7時半過ぎ、ヤビツ峠頂上は10時頃。来た道を下って海に出ようか悩みましたが、海沿いは強風警報が出てるみたいなので山沿いを行ってみる事に。上って来たのと逆側の宮ヶ瀬方面へ向かう事に。
県道?70号線、丹沢ホーム近くの吊り橋。
中津川。
宮ヶ瀬湖。ヤビツ峠からココまで基本的には舗装区間ですが、小さな落石が有ったり凸凹で砂利の浮く荒れたアスファルトも多く、細いタイヤのロードバイクだと慎重に走らないと危ない。それでものんびり景色を楽しみにながら走るにはとても良いルートでした。山肌にはしっかり雪が残っていて、天気は良かったけど半袖にフリースのジャケットでは寒かった。このあと宮ヶ瀬から津久井の区間では気温も少し上がり、半袖でも全然OKでした。
宮ヶ瀬に出る手前でリアブレーキから異音が聞こえ始め、宮ヶ瀬湖畔で休憩しながら後輪を外しブレーキシューを確認。予想通り、小さな異物を拾っていました。異物を取り除いて一件落着。
今日は幾つか反省点がありました。一つはウェアのチョイス。山登りは下り用に防風対策が必須。もう一つが休憩と補給場所。自宅から名古木、ヤビツへとノンストップで来たので、その先にコンビニが無かった。飲み物は自販があって食べ物は宮ヶ瀬まで行けばありますが、タバコが買えずに5時間近く禁煙する羽目に。タスポがあれば自販機はあったのですが…。宮ヶ瀬から津久井に抜ける途中のサンクスで漸く一服となりました。
津久井湖。良い写真が撮れませんでしたが、湖畔の桜はこの日で満開となった感じでとても綺麗でした。
津久井湖からは国道16号へ出て、最短ルートで真っ直ぐ帰宅。自宅出発が7時半過ぎ、帰宅が14時半頃。走行距離は102km。高度上昇値は1,116mで、GARMIN910XTを導入してから高度上昇値が1,000mを超えたのは初めてだと思います。今回のルート、名古木から津久井までは良かったのですが、行きの246号と帰りの16号は交通量が多い上に路肩の状態も悪くて走り辛かった。時間的には余裕があったので、違うルートでまた行ってみたいと思います。
心配されたスギ花粉も発作的な状況にはならず、ポケットティッシュ1個を使いきらない位で大丈夫でした。もしかしたらスギ花粉のピークは越えたのかもしれない。私は今のところヒノキ花粉は大丈夫っぽいので、漸く本格的なサイクリングシーズンの到来となりそうです。