古今輪風@自転車ふぁん

わからない事だらけのレストア&メンテナンス備忘録

サドルの補修

2018-10-14 07:25:09 | メンテナンス

ロードバイクのサドルはとても高価。メーカー品でちょっと良い物を選べば普通に一万円しますし、高い物になると5万円なんてサドルもある。自転車を立て掛けると場所によっては風に揺られただけでも傷つくし、万が一倒してしまったら真っ先にダメージを受けるのもサドル。そんな時、気に入っていればいるほど高価であればあるほど精神的なダメージは大きい。

そんなサドルに出来た擦り傷や破れの補修を行ってみました。使用するのはコロンブスのアドベースとアドカラー。ヨドバシ.comで合計586円(送料込み)と安価な製品です。これはメジャーな方法みたいで、先人達に習いながら作業を進めていきます。

目当てのサドルは二個あって、軽微な方からチャレンジ。明確な擦れは写真(上)の右後方部分ですが、予防を兼ねて他の場所にも広い範囲で施工します。

手順としてはアドベースで凹みを埋めてアドカラーで色付けする感じ。軽微な擦れならアドカラーだけで大丈夫との事。最初のサドルは軽い感じだったので結果的にアドカラーだけで平気そうでしたが、手順を確認したかったのでアドベースも使いました。

アドベースは柔らかめのパテみたいです。

アドベースを補修したい傷に塗って固めます。指で傷に押し込むように密着させて余分は濡らした布で拭き取りますが、硬化する前なら簡単に溶けるので作業性は良好です。乾いたら400番程度の布ヤスリで表面を整えます。使う量にもよりますが、乾燥には10分~40分程度。ガチガチに固まる訳ではないので上手にやらないと消しゴムの様に剥がれてしまい、ある程度乾いたところで濡らした指や布で擦る方が良いかもしれません。

続いてアドカラー。今回は黒ですが、このアドカラーは複数色のカラー展開があって調色も可能です。

パレットに適量を出して、筆で塗っていきます。絵具の様に使えますが、厚く塗ることである程度の厚みが出せます。ですので完全に破れていない擦れ程度の傷ならアドカラーだけでも良さそうです。

これで一応完成。頃合いが難しいですが、私は少し厚めに塗りました。

後方からノーズ先端の両サイドなど、擦れたり破れたりしていないまでも怪しそうなところは予防も兼ねて広範囲に実施。

アドカラー施工後、同系色の靴クリームで磨いて下さいと書いてあったので家にあった靴クリームで磨いてフィニッシュ。同色系はありませんでしたが、ムショクなので平気でしょう。

黒という事もあって、パッと見には全く気にならない位に仕上がりました。元々は補修テープを使おうと調べていたら辿り着いた方法でしたが、この仕上がりなら十二分に満足です。

私は基本的にダメージを与えそうな場所にはサドルを当てません。そんな場所ではペダルを軸にして立て掛けるようにしてサドルに傷が付かない様にしていますが、それでも傷は付くので今回のアドベースとアドカラーの補修はとても良いように思います。耐久性については数百キロも乗ればある程度分かると思うので、いずれまた。とりあえず、ダメージの大きいもう一個の方を補修します。

関連記事「サドルの補修(二個目)」



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