チューブラータイヤ。
まだまだ使用経験が浅く、敷居が高いイメージは変わりません。タイヤは安価なRALLYとSTRADAしか使ったコトがありませんが、フンドシ剥がれはそこそこ頻発して悩まされる症状。
写真(上)は今回使うタイヤではありませんが、以前使ったタイヤで分かり易いのがあったので。こんな感じでフンドシがタイヤから剥がれてしまう症状に対しての補修です。基本的にリムとタイヤはフンドシ部分で貼り合わせられている訳で、全周に渡ってここまで剥がれてしまっていたら本来使うべきじゃ無いんだと思います。ですが、元々も糊で貼ってある訳で、ちゃんと貼り直してあげれば使えるハズ(・・?
こちらが今回補修するタイヤ。少し分かり辛いのですが、ふんどしが少しだけ剥がれかけています。ちなみにこのタイヤは中古ホイールに付いていた中古タイヤですが、VITTORIA CORSA CX。RALLYやSTRADAよりも全然高価なタイヤですし、レース用チューブラーとしては定番のタイヤ。減り自体は少なくてゴムの劣化も無さそうなので、是非使ってみたい。
フンドシ剥がれの補修は過去にも何度か行っていますが、これといった答えは見つかっていません。リムセメント、ゴム糊、ボンド(の接着剤)と色々試しましたが、今回はセメダインの”スーパーXゴールド”という接着剤を使ってみました。速乾性の弾性接着剤で、強力だけどガチガチに硬化させるタイプではありません。
付属のヘラに少量の接着剤を取りながらフンドシの隙間に塗り込んでいきます。速乾性だけど瞬間ではないのでベタベタする粘着状態に少し猶予がありますし、ヘラが丁度良い具合にフンドシの隙間に入り込むので作業性は良い。一度に全周は無理ですが、フンドシとタイヤの両方に接着剤が行き渡るように押さえがら貼り付けます。
そのままにしておくと接着状態に入る前にフンドシが再度浮き上がってしまうので、セロハンテープを貼って仮固定。約2分で動かなくなり完全硬化は24時間との事なので、この状態で丸一日放置。
翌日、7~8時間程しか経っていませんが、一箇所セロハンテープを剥がして仕上がりを確認してみました。テープで固定していたのでその部分がテラテラになってしまいましたが、弾性接着剤というだけあって表面はゴム同様に弾力があって、ガチガチに硬化した感じではありません。
指で表面を擦るとテラテラ感は失われます。だけど、完全に接着した感じで、例えばこの部分でパンク補修ってハナシになると逆に「剥がせるの?」って疑問が(笑)
今回の要点は「接着剤をヘラで押し込む」のと、「セロハンテープで固定する」の二点。このやり方なら、例えば今まで補修には使い辛いと感じていたリムセメントやゴム糊なんかでも実用上問題ないくらいに補修出来そうな気がしてきました。