フロントに続いて、リアホイールのメンテナンス。最終的には8速カセットで組み直そうと考えていますが、まずは乗れるようにしたいのでこのハブとボスフリーもメンテしていきます。
スポーツは外装7速。リアはボスハブでシマノ製の13-28Tがついてました。
古いボスフリーのメンテは散々やってきましたからお手のもの…
ですがこのシマノのボスフリー、コグを一番外側のロックリングで固定していてこれが外れません。まだまだでした(-_-;)
専用工具があるのかもしれませんが、うちには無いのでポンチで爪を叩いたら無事に回りました。※ここは正ネジです。
外れたロックリング。
コグを回収。やっぱり全くと言って良い程摩耗していなくて錆も殆ど出ていない。これのメンテは楽そうです(゜-゜)
続いてボスフリーの分解。蓋を外さないといけないのでホイールに付けたまま作業をしていきます。
ポンチで蓋の穴をたたきます。本来カニ目レンチが入りますが、大体固くしまっているのでカニ目じゃ回りません。※ここは逆ネジです。
外れました。
上のボールを取り出してから胴部分を引き抜いて、下のボールも回収。ボールは転がって無くならないように慎重に作業して、数も数えておきます。このボスフリーは上が30個で下が40個でした。
ラチェットの爪とそれをとめているバネを外します。
玉当たり調整用のスペーサーを外します。厚いのが1枚と薄いのが2枚入ってました。
フリー抜きを挿して中心部を外します。※ここは正ネジです。
無事に一式が外れました。
リアハブのメンテはまた次回に。
外したボスフリーは灯油と真鍮ブラシで綺麗に洗いました。錆てはいませんでしたので固着した汚れを流す程度で十分です。
錆止めの為に内外全体にグリスを塗っていますが、内部の、特にラチェットやボールの部分は普通のグリスだと硬すぎるのでOILを挿して柔らかくしています。それでも組み上がりは硬めだったので、また組む際には隙間からOILを足しても良いかもしれません。とりあえず、組み付けまではこの状態で保管。
シマノの廉価盤の現在のボスフリーの分解は情報も少なく貴殿のブログは役に立ちます。ボスフリーでもフリハブでも動きの良くないものはオーバーホールで改善しますもんね。
しかし鋼球の数は組み上げるときに当方もいつも悩みます。上下の数を分解時に数えるのは流石ですね!
最近でも、検証する意味でも必ず入っていた元の数は数えています。ただ、基本的には、1~2個分隙間があるくらいと認識して、適数を優先するようになりました。でもまぁ、余りにも少なかったり、多かったりといった経験は殆どありません(゜-゜)
オーバーホールで改善する。は、正にそのとおりで特に旧車のレストアでは感動的に良くなることが多いから、その辺の分り易さもレストアの魅力なのかもしれません ^^)
レスありがとうございます。
当方中子の分解時は
①フタをはずす
②フタを天に向けフタにウエスかぶせる
③ウエスを掴んで、ホイルをひっくり返して、鋼球はウエスのなかにバラバラと
の手順でやってました。
よって上下の鋼球の数はわからず組み上げるときに
・ぎっちり並べて1~2個程度抜く
のですが、いつも上下の鋼球数がこれでいいのか心配でした。(組みあげてしまってから、ウエスの中に鋼球の残りが2個程度出てきて気がおかしくなったことも)
ばらす前に鋼球数数えるのがよいですね
全部整備を終えたあとで不明のボールを発見は、ボスフリーあるあるですね(^_^;