マークローザM7、車輪のメンテナンス。
フロントのハブダイナモは弄った事が無いけど、そもそも発電する為に抵抗を作っているハブだから使うならそのままでも良いかなと。今回は後輪のメンテ。
劣化著しい前後輪は処分。チューブは生きているので使います。
リアはシマノFH-IM20というローラーブレーキ用のカセットフリー式ハブ。回転は悪くありませんが、手を入れたらもう少し良くなるのかな?
カセットはシマノCS-HG41-7。ナット留めシャフトなので手持ちのフリー抜きが入らないから、ハブのメンテ途中で外します。
反フリー側の玉押しを外してシャフトを抜きました。ここは思ったよりちゃんと生きている感じ。
金属製のダストカバーは、無理に外すと凹むので今回はこのまま。カップの方は薄っすらと当たりが付いていて見た目の印象はとても良い。
シャフトが外れたのでフリー抜きを入れてカセットを外します。
フリー側もボールを取り出しました。逆よりは汚れ乾きが目立つけど悪くない。
続いてフリーも分解します。
ダストカバーにドライバーを挿し込んで、てこの原理でパカッと外します。
このスーパーカップ。外側はハブのカップ、内側はフリーのコーンを兼ねている正にスーパーカップ。これを外すシマノの専用工具は既に廃盤です。以前は色々工夫して開けていましたが、最近は安価な中華製工具が沢山あるのでそれを使っています。
こんな工具。だいぶ前に買ったから覚えてないけど、たぶん千円程じゃないかな。
これをスーパーカップの溝に嵌めて回すだけ。※ここは逆ネジです。
外れました。下にフリーのボールが見えますが、この下にも同様にボールが入っていて銅部分を引き抜くとバラバラと落ちますので、上側のボールは先に取り出します。
このフリーのボールは、上が13個、下が15個でした。写真上(左上)にあるのはフリーの玉押しを調整する為のスペーサーなので、基本的には入っていた厚み(枚数)をそのまま戻さないといけません。
裸になったフリーのラチェット。ここに使うグリスは、専用品もありますが私は市販のかなり緩めのグリスを使っています。
このFH-IM20はローラーブレーキ用のカセット式ハブですが、28H仕様というのはメーカー車用みたい。マークローザM7自体は現行車種なので、補修部品としては手に入るのかな…。
組み付けの様子は割愛。若干振れがあったので振れ取りして後輪のメンテナンスは完了。しかしこのホイール、本当に嫌になるくらい重い。ママチャリだかた良いっちゃ良いけど、一旦組んで、場合によってはリムブレーキで違うホイールを用意するかもしれません(゜-゜)
お使いのような中華工具で外そうと思うのですが
組付けには別途工具が必要ですか?
例の工具で外せれば、組み付けはその逆で特に問題は無かったかと。
ではでは(^^