shimano DURA-ACE WH-7801SL。スカンジウムリムの元祖2WAY(woタイヤ-チューブレスタイヤ)の完組みホイールです。
こちらは少し前の世代のホイールですが、DURA-ACEグレードのホイールを使うのは新旧含め初めて。昨秋カーボンロードと一緒に我が家に来たホイールです。
クイックは7801SL付属の物では無くて現行9000シリーズの物。
使う工具はこんな感じ。良く分からないので使いそうなものを全部出しました。
まずはダストキャップ?(一番外のカバー)を外します。OPENと書いてある方に少し回してあげると簡単に外れます。
カバーを外しました。フロントは左右でナットの形状が異なります。一方はダブルナットで玉押し調整が出来るようになっていますが、もう一方の玉押しにはレンチをかける溝がありません。分解はダブルナット側から始めます。
ハブスパナは15mmを2本。
一番上のナットが外れました。玉押しはゴム製のパッキンと一体式になっていて、手前に嵌め込んであるプラスチック部品を先に外さないと外れません。
嵌め込んであるプラスチックの部品を外します。小さなマイナスドライバーやピンセットの先を隙間に入れて起こしてあげます。
こんな感じに数カ所起こしてあげると、簡単に外せます。
プラスチック部品が外れると玉押しが外せます。玉押しは金属とプラスチックとゴムのパーツが一体化していて、防水防塵を兼ねた作りになっているようです。更にゴムの部分は外せますが、プラスチックの方は外せません。
玉押しが外れるとリテーナーに治まったボールが見えてきますが、リテーナーの前に手前のパッキンを外します。
マイナスドライバーを引っ掻けて傷つけない様にパコっと外します。このパッキンは向きがあって、写真(上)の向きが正しい方向。
最後にリテーナーを外します。これにも向きが有り、写真(上)が正しい方向。
全部の部品を外し終え、これで片側が終了です。
裏返して逆側を同じように外していきます。
こちらも嵌め込んであるプラスチック部品から取り外します。
全ての分解が終わりました。
外した部品類。逆側は軸に5mmのアーレンキーを入れて押さえながらナットを回せば外れそうですが、今回はこのままの状態で綺麗に洗浄します。
外した向きや順番をしっかり覚えておかないと、組み付けで悩むはめに…。写真(上)は外した方向そのままにトレーに並べています。
玉押しはさらにゴム製のパッキンが外せました。これも向きがあり、写真(上)が正しい方向。防水防塵の為の作りと思われ、かなり高い密閉性がありそうです。
逆側も同様に外しました。このパッキングが防水防塵の第1壁、組み付ける際にはこの外にハブ受け側に嵌め込むパッキンが合わさって防水防塵の第2壁になるみたい。
全部の部品を外して綺麗に洗浄しました。内部にはゴムとプラスチックが多用されているので細かい頻度でメンテするならディグリーザーはあまり使わない方が良いかもしれません。
ホイール側も綺麗にしました。フロントの分解洗浄はここまでで、この後は元通りに組み付けていきます。
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