何度か書いていますが、この自転車で長い距離を走ると100km辺りから右膝に痛みが出ます。前々から気になっていましたが、ここ最近のロングライド2回で確信しました。原因は何だろうと、痛い自転車と痛くない自転車を比べてみる事にしました。痛くない方は200km以上のロングライドでも膝に来ることは全くありません。
ジオメトリが異なるので単純比較は出来ませんが、BB位置、サドル位置、ハンドル位置の三角形が基本になると思うので、その中心にあるBBを基準に位置関係を見ていきました。まずは写真(上)の様に、なるべく正確にBBを揃えて両車を並べます。
トップチューブ長さが異なりますが、コラムトップの位置は殆ど変わりません。
で、気になったのがココ。シートポストサドル下の位置を比較すると約2cmほど後退しています。フォークコラムトップの位置が殆ど変わらなくてトップチューブが長い。更にシート角も寝ている様で、この位置だと差が出てくるみたい。
フォークコラムトップからシートポスト(サドル下の首部分)は約520mm(C-T値)。
一方こちらは550mm近くて、その差約25~30mm。
思いきってサドル位置を2cm前へ動かします。後退幅はTNIロングテールの目一杯のところ。
少し低いと感じていたサドル高さは、MAXライン越えの5mmUP。
写真では分かりづらいけど、BBを基準に考えるとサドルの位置は揃った様に見えます。
今回の変更が上手くいく様であれば、今後の検討課題になりそうなのはステム長さかな…。
自分の場合は4車種まったく違う性格なので、基本的に『乗って良し』です。しばらく乗って苦痛の出ないポジションを確認したら、他のバイクの寸法をアテにせずにそれで決めてしまいます。
おかげで乗り換えるときには、慣熟期間が必要になり、ちょっと融通を欠くきらいがあります。
今回は大幅にポジションを変えていますが、いまのところ良い感じではないかと…。ただ、長い距離を乗ってみないことには何とも判断しがたくて、近いうちにまた三浦周りで試そうかなと思ってます。
比べてみるのは、面白かったです。ポジションの出し方は色々な方法が有りますが、比較してみる事で気付くこともあるんだなあと知った次第です^^