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目視で区別することなど素人には至難の業になってしまったのだろうか?
専門的手法で科学薬品などを用いたり、栽培を続けたり。
そのことで解明される多くの事象は研究論文として公表されている。
たかがタンポポだけれど研究対象なのだ。
広がりが増え続けるほどに交雑種も増え続けているのだろうか?
これだけの広がりが一つ一つ別の種類である…などとはとても言えそうにない。
それでも既成の概念など当て嵌めようもない種類が生まれるのが雑草。
それにまた一つ一つ名前を振ろうと傾注するのも面白い事なのだろう。
どこかで線引き出来るほどに植物の世界は人知を超えている気がする。
▲ 単純に総苞外片部分の反り返りの有無で、在来種と帰化種を見分ける…それが難しくなりつつある。▼
▲ この辺りの花は、総苞外片は総苞内片に沿っているような姿、つまり垂れていないという意味では在来種??
交雑したものではこの外片部分が、下垂しないまでも平開するそうだし、その種が増え続けている。 ▼
▲ 目視であっこれは在来種…と感じる姿は、人が花見で騒いでいる場所でも見つかる。▲
(2024.04.01 明石公園)
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カンサイタンポポ(関西蒲公英)キク科タンポポ属 Taraxacum japonicum
幾つかの画像は、総苞外片が不自然な状態に置かれていることも多いのでセイヨウタンポポとの交雑種だろうと推察する。
(2024.04.02 明石公園)
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▲ 花の基部、総苞片(総苞外片)が垂れる、垂れないの区別が外来種との区別だと言われてきたけれど、交雑種では様々…。▲
セイヨウタンポポと呼ばれ続けている種は、環境省指定要注意外来生物で、日本の侵略的外来種ワースト100に選定されているそうだけれど
人が持ち込んだものをそのようにして差別し始めるとキリがない。
在来種が淘汰され続けて、生き残っている在来種も雑種だらけになってしまった…などと嘆いていても詮方ない。
往来を許すことでしか人は生きてはいけないのだろうし、人の移動で幾つもの植物も移動している。
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