北海道函館市の建築設計事務所 小山設計所

建築の設計のことやあれこれ

虎杖浜の夢  その壱

2015-03-20 20:06:26 | 日記
姉歯さんの事件もあってか、建築士は3年に一度は講習会なるものを受けなければならな

くなってしまい、去年の地元での講習会を逃した私は、道内では年度内ぎりぎりの3月

19日の苫小牧での講習会を受けることになった、、、。これは、そのときの話。


函館から苫小牧はおよそ250km、私は下道しか走らないから、途中コンビニ寄ったりす

るので、夏道でおよそ5時間半から6時間。途中、静狩峠や礼文華峠があり、冬道なら走

りたくない。講習会は朝の9時40分からなので、3月下旬とはいえ雪でも降られたら、

深夜の2時とか3時に函館を出ても、私の運転では朝の9時40分に間に合う自信がな

いので、前日に苫小牧に入って一泊という事になる、、、。駅周辺のビジネスホテルでも

良いのだが、苫小牧の手前の虎杖浜(こじょうはま)という所に「Hの湯」という何と24

時間営業で、入浴料500円で朝の6時までなら仮眠室で休めるという「温泉」を見つけ

てしまい(北海道では銭湯も「温泉」で300円、400円はザラ)、その気になってしま

った、、、。(なんたって500円は魅力だ、、、。どうせ講習会なんだし、、、。)


ところが、この「Hの湯」さんでは10数年前に、ある「事件」があったのです。以下

当時の新聞記事。(一部伏字及び省略)


 【白老】25日午前3時48分ごろ、白老町虎杖浜、温泉宿泊施設「Hの湯温泉」の

浴室で、支配人の○○○さん(67)=同所=が服を着たまま死んでいるのを宿泊してい

た男性が発見、119番通報した。道警捜査1課と苫小牧署などは、○○さんの顔に傷が

あったほか、売上金らしい現金が奪われるなど、現場の状況から強盗殺人事件と断定。

「虎杖浜公衆浴場男性支配人被害強盗殺人事件捜査本部」(本部長・○○○○刑事部長)

を設置、本格的な捜査を始めた。
 
 捜査本部の調べによると、○○さんは女性浴室の浴槽の縁にあおむけに倒れていた。

顔には打撲傷とみられる傷があったほか、口から血が流れていたという。また、保管して

いた売上金とみられる現金が奪われていた。 事件当時、同施設には宿泊客4人が滞在。

午前3時40分ごろ、入浴するために訪れた夫婦が○○さんが見つからないことから、

宿泊客が捜したところ浴室で倒れていたという。

 一方、○○さんが控えていた利用客の来館時間を示すメモは、午前2時を最後に途絶え

ており、捜査本部では、この時間帯に○○さんが殺害されたとみて調べている。

 また、若い男女2人がこの時間帯に「急いでいる」と言って公衆電話からタクシー会社

に連絡。近くのコンビニエンス・ストアからタクシーに乗って苫小牧方面に向かったとい

う情報があるほか、同日午前には現場近くの国道36号沿いのバス停で大きなバッグが発

見された。捜査本部では、これらと事件との関連についても調べている。

 捜査本部では、25日午後から北大で○○さんの遺体を司法解剖。死因の特定を急ぐ一

方、現場周辺の聞き込みを行うなど、苫小牧署と道警捜査1課、室蘭署などの捜査員15

0人態勢で犯人の行方を追っている。


そして、事件は八戸市の近くの種市というところで二人が見つかって終わります、、、。


 北海道白老町で25日、温泉浴場支配人の○○○さん(67)が殺害され、売上金が

奪われた強盗殺人事件で、北海道警苫小牧署の捜査本部は28日、住所不定、無職○○

○○容疑者(22)と石狩市内の私立高女子生徒(18)の2人を、強盗殺人容疑で逮捕

した。 調べによると、2人は25日未明、同町虎杖浜の温泉施設「Hの湯温泉」1階

女性浴場で、住み込み支配人の○○さんを殴り、首を絞めるなどして殺害、館内から現金

数万円を奪った疑い。 2人は、事件の2日前から同温泉に滞在、事件後に行方不明にな

っていた。同本部で行方を追っていたところ、28日朝、岩手県内にいるのが分かり、

同本部で事情聴取していた。○○容疑者は、昨年8月まで約2年半の間、精神分裂病で入

通院を繰り返していたという。


おそらく若い二人はフェリーで苫小牧から八戸に行ったんですね、、、。奪ったお金は

三万円くらいのようです、、、。


(病名はあくまで当時の新聞記事です。なお、犯行に使われた鈍器は大きな重たい灰皿の

ようです、、。)

                  

                   以下、 虎杖浜の夢 その弐 に続く、、、。

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