北海道函館市の建築設計事務所 小山設計所

建築の設計のことやあれこれ

虎杖浜の夢 その四

2015-03-21 19:59:51 | 日記
虎杖浜から苫小牧市の講習会の会場までは車で30分くらい。途中、こんな事を考えなが

ら運転をしていた、、、。


もしかしたら、途中で受付を交代した年配のおばさんとおじさんは、あの温泉の経営者で

夫婦なんじゃないのかな?不幸にして事件で亡くなった支配人の男の人は、実は従業員の

支配人で、あの夫婦はあの事件の後、あらたに別の従業員を雇わず自分たちの負担は大変

だけど、二人だけであの温泉を経営して行こうと思ったんじゃないのかな? (もしくは

従業員の募集をかけても応募する人がいなかったのかも、、、。)


実は、1階の「ロビー」?には、ピカソの絵と版画が飾ってあって、

  「おじさん、これピカソでないの?どうして飾ってるの?」

って、おじさんに聞いたら、

  「好きなんだよ。絵の方は印刷の複製だけど、版画の方は本物だよ。」

って言うから、

  「僕も、もしかして版画の方は本物かな?と思った。今から40年

  くらい前なら銀座の画廊で5~6万で売っていたものねー。」

と言ったら、

  「いや、3~4万だったよー。」

と、おじさん。そう言えば、2階の仮眠室の階段の踊り場に木で作った手製の蒸気機関車

があったので、

  「2階の機関車は、おじさんが作ったの?」

と聞いたらば、

  「そうなんだよ、好きなんだよ。」

と、おじさん。50円とか100円とか530円にこだわる夫婦だけど、おじさんの方は

実は趣味人だったんだ、、、。建物だって、2階の床も床暖房で、おばさんの出してくれ

た毛布と敷物じゃ熱くて寝れなくて、それでリクライニングソファーで寝て、あの夢見た

んだから、、、。多分、おじさんは、おじさんなりにこだわって建築屋さんと、あーでも

ない、こーでもないして、あの建物を作ったんだろうな、、、。朝起きて、駐車場の奥を

見たらゲートボール場になっていて、夫婦は多角経営に乗り出していた、、、。


やっぱり、一時間いくらとか書いてあったけど、、、。


写真は、朝早く写した「Hの湯」さんです。



なんとも北海道らしい風景です、、、。



追記  私は、久保純子さんが紅白歌合戦の司会などで活躍していた当時でも、それほど

    熱心なファンでもなく(嫌いではありませんでしたが、、、)、崇拝者でもありま

    せんでした。どうして夢の中に突然あらわれたかは、いまもって、全然わからな

    いのです、、、。

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虎杖浜の夢  その参

2015-03-21 17:17:15 | 日記
以下、夢の中身と、夢の中で考えたこと、及びその顛末です。


僕は歩いている。一人ではない、何故か去年の5月に中国地方を、車で一緒に旅行した

造園家の金子さんとだ、、、。行き先も何故か、元NHKアナウンサーの久保純子さん

の家なのだ。(何故、久保純子さんなのかは夢だからさっぱり判らない、、、。)

久保さんの家の前に来た。「鬼瓦のような家だな。」と思ってしまう。実際は去年金子

さんと錦帯橋の後で見た山口県岩国市の旧目加田家住宅のようなのだか、、、。




旧目加田家住宅です。


NHKには目加田頼子さんというアナウンサーの方もおられたが、なにせ夢の中での事

なので、珍しい名前でご親戚かも知れないが、何故久保さんの家が旧目加田家住宅なの

かはサッパリ判らない、、、。


家の中に入って、土間から見ると、このような感じ、、、。



これも去年、京都府北部の日本海に面した、昔の北前船の寄港地だった久美浜と言う町の

稲葉家本家の帳場のようで、

  「さすがに、久保純子さんの家だ。旧家の構えで磨きこまれているなぁー。」

などと、勝手な事を思ったりする、、、。そこに、久保さんが現れて、畳に座って

  「いらっしゃい。どうぞ。」

などと丁寧な挨拶をしてくれる、、、。(なんだかイイ感じ、、、。)



久保純子さん。


もしかして和服だったりして、、、。



成人式の時の写真のようです。すいません、
勝手に見つけて、勝手に載せちゃって、、。


僕は純子さんに、奥の座敷に案内される。金子さんは土間で立ったまま天井見上げていて

この夢には、もう出てこない、、、。

奥の座敷では純子さんのお父さんが座っていて、

   「よくいらっしゃいました。さっ、どうぞ。」

と手で招いてくれる。NHKの解説委員のような、いかにもインテリな感じの人だ、、。

(後で調べたら、実際は解説委員ではなくて、他局だが娘さんと同じアナウンサーだった

ようだ、、、。)純子さんは一度下がって、お茶を持ってきてくれる、、、。

   「お茶です、どうぞ」

なんだか嬉しくなってきて、悪い気はしない。ニヤケ始めている、、、。

お父さんと差し障りのない世間話をしばらくしていたら、「もしかして、これは、娘の

良縁を願うお父さんの面接かも知れない」などと勝手な事を考え始めてしまう、、、。

どうやら純子さんも、さっきからの様子から、僕に対してまんざらでもない様子だし、

お父さんも気に入ってくれているようだ、、、。たとえ夢の中とは言え、父娘の両方から

好印象なら悪い気はしない、いや、むしろ何だか嬉しくなってきてしまう。人間誰しも

嫌われたり否定されるより、受け入れられる方が良いに決まっている、、、。


ところが、夢の中なのに、「あれっ、待てよ」と気が付いてしまう、、、。


確か、久保純子さんは三鷹のルーテル神学大学の村野藤吾さんの設計したチャペルで結婚

式をして人妻のはずだ、、、



ルーテル神学大学(現 学院大学)のチャペル



結婚式の久保純子さん。


   「だいいち、俺は、嫁さんもいれば子供もいるじゃないか!」


というところで夢から醒めた、、、。


夢から醒めたのが朝の5時頃で、夢のおかげで追加料金の530円を払わずに、6時前に

「Hの湯」さんを後にする事が出来た、、、。




                   以下、 虎杖浜の夢 その四 に続く、、、。









                        
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虎杖浜の夢  その弐

2015-03-21 01:57:24 | 日記
女湯に入るわけでもないし、同じようなことが二度も三度も起こるわけでもないし、と思

い電話で朝の6時までは500円を確かめたつもりで函館を出発した。登別の駅前を過ぎ

て、しばらくした苫小牧に向かって国道の左側に「Hの湯」さんはあった。建物はインタ

ーネットで調べたとおりで、一泊500円と思えば文句はありません。玄関を入って左が

下駄箱で、見ると靴のコインロッカーがあり、「ボロ靴だけど、朝になって無くなってい

たりしてから慌てるのもいやだ」からと、100円入れようとしたら入らない。よく見る

と50円で「いまどき50円なんてあるんだ。」と思い、50円玉を入れたら返却の穴が

ない、、、。函館の温泉のロッカーの、100円入れて、最後に鍵で100円戻ってくる

ロッカーと勘違いして、でも入れたら戻ってこないんだから、使わなきゃと思いボロ靴を

入れました、、、。受付の、電話で話をしたと思しき年配の女性に、「入浴料は?」と聞

くと「530円です。」「んっ?」「消費税を取るなら540円でないのかな?」と思い

ながらも「朝の6時までなら530円なんですよね?」と聞いたら、「それなら、もう

530円で1060円です。」「???」「電話で貸し毛布は500円って聞いたから、

毛布は持ってきたんですけど?」と言ったら「毛布はサービスです。」「???、昨日は

500円って言ったじゃないのよ!」思いながらも、よく判らないけど、ここで、あーだ

の、こーだのもないし、1060円でも格安なんだからと思い1060円を払って入館し

ました、、、。

入ると、そこは「ロビー」と思しき空間があり、いきなり真ん中が例の女湯で、右が男湯

左は家族風呂となっていて、料金は12**円、60分以上は別料金などと書いてあり、

「ロビー」のソファーの前のテーブルの上の灰皿は、ごくごく小振りのものになっている

、、、。

仮眠室は2階にあり、さっきの年配の女性が案内してくれる。先客が二人おり(もちろん

二人とも男性)、片方は20代後半くらいの若い人で、おそらく駐車場にあった大型車の

運転手さんか?もう一人は年配で、この辺りの人か?テレビで水谷豊の「相棒」の最終回

を二人して寝そべって見ていて、こちらに気が付くと変な感じで見られてしまう、、、。

例のおばさんは、毛布だけでなく、枕も巾の狭い敷物?も出してくれて、これが本当に

「サービス」ならサービス良いのだが、、、。

仮眠室と思っていたら、カウンター越しに結構な厨房があり、飲食を提供できるような

造りになっているが、もちろん中には誰もいない、、、。(客は三人しかいないのだ。)

1階に下りて男湯に入る。電気は脱衣場も浴室も消灯してある。電気を点けて中に入ると

脱衣場の床は、この建物の造りにしては床暖房がしてある。ロッカーに脱いだものとリュ

ックを入れようとしたら、今度は100円なのだが、やはり返却されるような作りになっ

ていない!一度入れた100円玉は二度と出てこない脱衣場のロッカー!駅のコインロッ

カーじゃあるまいし、脱衣場のロッカーでこれは、さすがに見た事がない、、、。しょう

がないから鍵をせずに、そのまま使った、、、。(ここで50円玉も100円玉も両方取

られてたまるものか!)

浴室の洗い場の混合水洗は、商売柄判るが、もっとも安価な、お湯と水を別々に出すだけ

のもので(シャワーヘッドはさすがについている)、止める度に、また温度を調節し直さな

ければならない。浴室全体は床と壁が100角タイル貼りで、天井はバスリブ。浴槽に入

る段差が100角タイルで補修してあるのだが、マットタイプどころか施釉タイプのよう

で、泉質もあってツルツル滑って、危うく滑りそうになる、、、。お湯はさすがに北海道

、本物の温泉で、透明で少しヌルッとしている結構なものでした。

お風呂からあがると、受付がさっきのおばさんから、今度はやはり年配のおじさんに交代

している。「6時まで530円じゃなくて、6時間530円なの?だったら9時半頃に

入ったのだから、1060円で明日の朝の9時半までに出ればいいの?」と、おじさん

に聞いたら、「いや、6時までなの!毛布代が530円だから、6時すぎたら、やっぱり

今度は入浴料でもう530円!」と言うから「さっきのおばさんは毛布はサービスって言

っていたけど?」と言うと、「いや、夏場は若いライダーだか蟹族の人が一杯来るけど、

その人たちに寝袋使わせたら、うちの二階の仮眠室は床暖房はいっているから、毛布でな

いとどうだのこうだの、、、だからこうしているだの」と話を始めて訳がわからない、、

、、。(いくら北海道でも夏に床暖房なんて入れるのか知らん、、、?)

もう、こうなったら意地でも1060円以外にお金は使わないぞ!風呂上りのビールも

我慢して、明日の朝は6時までに出るぞ!と思って2階の仮眠室で寝たのでした、、、。


そして、その仮眠室のリクライニングソファーの上で、その夢を見たのです、、、。



                     
                  以下、 虎杖浜の夢 その参 に続く、、、。




追記  すいません。1060円じゃなくて1110円でした、、、。 








                        
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