北海道函館市の建築設計事務所 小山設計所

建築の設計のことやあれこれ

『愛の伝説』

2015-05-06 19:39:07 | 日記

キム・ヨンジャさんの歌『愛の伝説』の歌詞です。


愛の伝説


振り向けばあなたが 今は遠くに見えるわ

心揺れた月日が 嘘のような景色で

霞むわ


いつでも逢うのは夜の かりそめのホテル

時間が停まったような そんな気がした

滅びるものが愛ですか

夢を真実と言えないように

Hm....

憎しみ合うまえに決めた

わたし一人で生きていきます



想い出をたどれば 何処へ帰って行けるの

色あせた出逢いをわたしどんな思いで

見るのよ

わたしもあなたも今は愛なき孤児

それぞれ季節の中で風に吹かれて

命がいつかよみがえる

蝶が玄界灘を渡る


Hm.....

けなげな伝説を信じ

わたし明日も生きてゆきます


Hm.....

けなげな伝説を信じ

わたし明日も生きてゆきます



この歌をブラジルの日系少女、山下ヤスミンちゃんが歌っています。それでは、どうぞ

(と思って、動画を探したら、歌詞が出てくる、、、。歌詞サイトの歌詞はコピー&ぺー

スト出来ないようになっているので、自分で入力するの結構大変なのに、、、。)








この歌詞の「蝶が玄界灘を渡る」のところで、私には想い出してしまう建築家がいます。

お隣の国、韓国の建築家、金寿根(キム・スグン)さんです。






金寿根さんは、今の北朝鮮の清津市の出身(「しもきせん」は近いのかな?)、朝鮮戦争の

最中、漁船に乗せてもらって、韓国南部から北九州にに密入国します。建築の勉強をする

為です、、、。まだ二十歳の青年でした、、、。おそらく親類縁者か、三田尻の伊集院静

さんのお父さんのような方の伝を頼りに、東京のとある国立大学の建築科に入学します。

(現在では、ちょっと考えられないような時代です、、、。)韓国に帰国後、韓国を代表す

る建築家になります、、、。


ソウルにある、金寿根さんの設計事務所の社屋です。(1978年)




馬山聖堂(1979年)です。(韓国は焼き物が良いですね。さすがです。)




残念ながら、金寿根さんは1986年に、55才の若さでなくなりました。建築家としては、

あまりにも若すぎます、、、。このブログの「こちらは、」の中で、


「世界中、どんな地域でも、どんな時代でも、建築好きの子供は必ず現れる。」


と書きましたが、もしかしたら今の北朝鮮のどこかに、金寿根さんのような子供がいるか

も知れないし、ベトナム戦争の最後のボートピープルのボートの中にもいたかもしれない

し、シリアにも、イラクにも、ガザにも、ソマリアにも、今もいるかも知れないのです、

、、、。


                   建築家になりたいウクライナの少年 2022 03 09


        

 

 

追記   わたしが東京で勤めていた設計事務所では、金寿根さんの奥様の山梨県甲府市

     の、ご実家の住宅の設計をさせて頂いていました。わたしは、もしかしたら、

     金寿根さんの孫弟子の筋になるのかも知れません、、、。


追記の追記 でも、山下ヤスミンちゃんは「いつでも逢うのは夜の かりそめのホテル」

      の歌詞の意味を、10歳(当時)で解っていて歌っていたのかなぁー、、、?

      なんたって「かりそめのホテル」ですよ。



追記 3っつ目  映画「スープとイデオロギー」のヤン・ヨンヒ監督と内田樹さんの対談

        日本人が知らない、韓国現代史最大のタブー「済州島4・3事件」の真実

 

https://shueisha.online/culture/56662?preview=2d63e18e-1fb7-4bbe-b935-cc5f1b70443b&page=1

 

映画「スープとイデオロギー」の予告編

 

 

 

 

 

        

 

 

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