北海道函館市の建築設計事務所 小山設計所

建築の設計のことやあれこれ

Guglielmo da Volpiano ( ヴォルピアーノの聖ウィリアム ) その8

2022-01-07 20:44:56 | 日記

 

Guglielmo da Volpiano ( ヴォルピアーノの聖ウィリアム )さんは、モン=サン=ミシェル

修道院(Abbaye  Mont-Saint-Michel)の建築の、どの部分にまで携わっていたのでしょうか ?

 

 

10世紀末頃の『聖オベールの礼拝堂』の、昔の絵からすると、、、

 

 

少なくとも、この一番上のレベル(level 3)の現在の、聖堂(Eglise)・中庭(Cloitre)

食堂(Refectoire)の建築に携わっていた可能性は、考えにくいです、、、。

 

 

中庭(Cloitre)から  食堂(Refectoire)を見たところ

 

 

ここだけ見ると、なんだか『中世っぽい感じ』がしない、、、。まるで、アメリカ東海岸の

『麗しのサブリナ』か『華麗なるギャッツビー』の世界? ? ? Guglielmo da Volpiano

( ヴォルピアーノの聖ウィリアム )さんの、Vo 『ヴォ』の字も感じません、、、。

 

 

中庭(Cloitre)を上から見ると、、、

 

 

 

食堂(Refectoire)の内部

 

 

もしかして ヴィオレ・ル・デュク  Viollet-le-Duc  さんか、 弟子筋 か 崇拝者 の仕事、、、?

なんだか、19世紀に現れた『 職業的建築家』臭(?)のようなものを感じてしまうんですけ

ど、、、。

 

 

 

 

中のレベル(level 2)  左の  聖堂の西側正面前の小広場(terrasse ouest  西テラス)の下の、

                                  N.D. Sous-Terre の N.D. は、 Notre-Dame (ノートルダム )の略で、

                               『聖母マリアの地下室』それとも『聖母マリアの地下聖堂』? 

 

 

 

右上の La Merveille は、『 驚嘆すべき巨大な擁壁と食堂と中庭の複合』くらいの意か ?

 

 

 

 

一番下のレベル(level 1) 

 

もしかしたら、このレベルならば、Guglielmo da Volpiano( ヴォルピアーノの聖ウィリアム)

さんが、工事に携わっていた部分や痕跡が、探せばあるのかも知れません、、、。

 

 

 

 

真ん中の墨塗りの rocher は岩山。その右下の Grand Degre は『 大階段』で、サクラ・ディ

・サン・ミケーレ( Sacra di San Michele )修道院と同じように、聖堂の周囲(屋外)を、

東から西に、南回りでグルッと廻って、西側の正面ファサード前の屋上広場(terrasse ouest 

西テラス)に繋がっています。

 

 

 

 

                                  Guglielmo da Volpiano ( ヴォルピアーノの聖ウィリアム ) その9につづく

 

 

 

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