北海道函館市の建築設計事務所 小山設計所

建築の設計のことやあれこれ

虎杖浜の夢  その参

2015-03-21 17:17:15 | 日記
以下、夢の中身と、夢の中で考えたこと、及びその顛末です。


僕は歩いている。一人ではない、何故か去年の5月に中国地方を、車で一緒に旅行した

造園家の金子さんとだ、、、。行き先も何故か、元NHKアナウンサーの久保純子さん

の家なのだ。(何故、久保純子さんなのかは夢だからさっぱり判らない、、、。)

久保さんの家の前に来た。「鬼瓦のような家だな。」と思ってしまう。実際は去年金子

さんと錦帯橋の後で見た山口県岩国市の旧目加田家住宅のようなのだか、、、。




旧目加田家住宅です。


NHKには目加田頼子さんというアナウンサーの方もおられたが、なにせ夢の中での事

なので、珍しい名前でご親戚かも知れないが、何故久保さんの家が旧目加田家住宅なの

かはサッパリ判らない、、、。


家の中に入って、土間から見ると、このような感じ、、、。



これも去年、京都府北部の日本海に面した、昔の北前船の寄港地だった久美浜と言う町の

稲葉家本家の帳場のようで、

  「さすがに、久保純子さんの家だ。旧家の構えで磨きこまれているなぁー。」

などと、勝手な事を思ったりする、、、。そこに、久保さんが現れて、畳に座って

  「いらっしゃい。どうぞ。」

などと丁寧な挨拶をしてくれる、、、。(なんだかイイ感じ、、、。)



久保純子さん。


もしかして和服だったりして、、、。



成人式の時の写真のようです。すいません、
勝手に見つけて、勝手に載せちゃって、、。


僕は純子さんに、奥の座敷に案内される。金子さんは土間で立ったまま天井見上げていて

この夢には、もう出てこない、、、。

奥の座敷では純子さんのお父さんが座っていて、

   「よくいらっしゃいました。さっ、どうぞ。」

と手で招いてくれる。NHKの解説委員のような、いかにもインテリな感じの人だ、、。

(後で調べたら、実際は解説委員ではなくて、他局だが娘さんと同じアナウンサーだった

ようだ、、、。)純子さんは一度下がって、お茶を持ってきてくれる、、、。

   「お茶です、どうぞ」

なんだか嬉しくなってきて、悪い気はしない。ニヤケ始めている、、、。

お父さんと差し障りのない世間話をしばらくしていたら、「もしかして、これは、娘の

良縁を願うお父さんの面接かも知れない」などと勝手な事を考え始めてしまう、、、。

どうやら純子さんも、さっきからの様子から、僕に対してまんざらでもない様子だし、

お父さんも気に入ってくれているようだ、、、。たとえ夢の中とは言え、父娘の両方から

好印象なら悪い気はしない、いや、むしろ何だか嬉しくなってきてしまう。人間誰しも

嫌われたり否定されるより、受け入れられる方が良いに決まっている、、、。


ところが、夢の中なのに、「あれっ、待てよ」と気が付いてしまう、、、。


確か、久保純子さんは三鷹のルーテル神学大学の村野藤吾さんの設計したチャペルで結婚

式をして人妻のはずだ、、、



ルーテル神学大学(現 学院大学)のチャペル



結婚式の久保純子さん。


   「だいいち、俺は、嫁さんもいれば子供もいるじゃないか!」


というところで夢から醒めた、、、。


夢から醒めたのが朝の5時頃で、夢のおかげで追加料金の530円を払わずに、6時前に

「Hの湯」さんを後にする事が出来た、、、。




                   以下、 虎杖浜の夢 その四 に続く、、、。









                        
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虎杖浜の夢  その弐

2015-03-21 01:57:24 | 日記
女湯に入るわけでもないし、同じようなことが二度も三度も起こるわけでもないし、と思

い電話で朝の6時までは500円を確かめたつもりで函館を出発した。登別の駅前を過ぎ

て、しばらくした苫小牧に向かって国道の左側に「Hの湯」さんはあった。建物はインタ

ーネットで調べたとおりで、一泊500円と思えば文句はありません。玄関を入って左が

下駄箱で、見ると靴のコインロッカーがあり、「ボロ靴だけど、朝になって無くなってい

たりしてから慌てるのもいやだ」からと、100円入れようとしたら入らない。よく見る

と50円で「いまどき50円なんてあるんだ。」と思い、50円玉を入れたら返却の穴が

ない、、、。函館の温泉のロッカーの、100円入れて、最後に鍵で100円戻ってくる

ロッカーと勘違いして、でも入れたら戻ってこないんだから、使わなきゃと思いボロ靴を

入れました、、、。受付の、電話で話をしたと思しき年配の女性に、「入浴料は?」と聞

くと「530円です。」「んっ?」「消費税を取るなら540円でないのかな?」と思い

ながらも「朝の6時までなら530円なんですよね?」と聞いたら、「それなら、もう

530円で1060円です。」「???」「電話で貸し毛布は500円って聞いたから、

毛布は持ってきたんですけど?」と言ったら「毛布はサービスです。」「???、昨日は

500円って言ったじゃないのよ!」思いながらも、よく判らないけど、ここで、あーだ

の、こーだのもないし、1060円でも格安なんだからと思い1060円を払って入館し

ました、、、。

入ると、そこは「ロビー」と思しき空間があり、いきなり真ん中が例の女湯で、右が男湯

左は家族風呂となっていて、料金は12**円、60分以上は別料金などと書いてあり、

「ロビー」のソファーの前のテーブルの上の灰皿は、ごくごく小振りのものになっている

、、、。

仮眠室は2階にあり、さっきの年配の女性が案内してくれる。先客が二人おり(もちろん

二人とも男性)、片方は20代後半くらいの若い人で、おそらく駐車場にあった大型車の

運転手さんか?もう一人は年配で、この辺りの人か?テレビで水谷豊の「相棒」の最終回

を二人して寝そべって見ていて、こちらに気が付くと変な感じで見られてしまう、、、。

例のおばさんは、毛布だけでなく、枕も巾の狭い敷物?も出してくれて、これが本当に

「サービス」ならサービス良いのだが、、、。

仮眠室と思っていたら、カウンター越しに結構な厨房があり、飲食を提供できるような

造りになっているが、もちろん中には誰もいない、、、。(客は三人しかいないのだ。)

1階に下りて男湯に入る。電気は脱衣場も浴室も消灯してある。電気を点けて中に入ると

脱衣場の床は、この建物の造りにしては床暖房がしてある。ロッカーに脱いだものとリュ

ックを入れようとしたら、今度は100円なのだが、やはり返却されるような作りになっ

ていない!一度入れた100円玉は二度と出てこない脱衣場のロッカー!駅のコインロッ

カーじゃあるまいし、脱衣場のロッカーでこれは、さすがに見た事がない、、、。しょう

がないから鍵をせずに、そのまま使った、、、。(ここで50円玉も100円玉も両方取

られてたまるものか!)

浴室の洗い場の混合水洗は、商売柄判るが、もっとも安価な、お湯と水を別々に出すだけ

のもので(シャワーヘッドはさすがについている)、止める度に、また温度を調節し直さな

ければならない。浴室全体は床と壁が100角タイル貼りで、天井はバスリブ。浴槽に入

る段差が100角タイルで補修してあるのだが、マットタイプどころか施釉タイプのよう

で、泉質もあってツルツル滑って、危うく滑りそうになる、、、。お湯はさすがに北海道

、本物の温泉で、透明で少しヌルッとしている結構なものでした。

お風呂からあがると、受付がさっきのおばさんから、今度はやはり年配のおじさんに交代

している。「6時まで530円じゃなくて、6時間530円なの?だったら9時半頃に

入ったのだから、1060円で明日の朝の9時半までに出ればいいの?」と、おじさん

に聞いたら、「いや、6時までなの!毛布代が530円だから、6時すぎたら、やっぱり

今度は入浴料でもう530円!」と言うから「さっきのおばさんは毛布はサービスって言

っていたけど?」と言うと、「いや、夏場は若いライダーだか蟹族の人が一杯来るけど、

その人たちに寝袋使わせたら、うちの二階の仮眠室は床暖房はいっているから、毛布でな

いとどうだのこうだの、、、だからこうしているだの」と話を始めて訳がわからない、、

、、。(いくら北海道でも夏に床暖房なんて入れるのか知らん、、、?)

もう、こうなったら意地でも1060円以外にお金は使わないぞ!風呂上りのビールも

我慢して、明日の朝は6時までに出るぞ!と思って2階の仮眠室で寝たのでした、、、。


そして、その仮眠室のリクライニングソファーの上で、その夢を見たのです、、、。



                     
                  以下、 虎杖浜の夢 その参 に続く、、、。




追記  すいません。1060円じゃなくて1110円でした、、、。 








                        
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虎杖浜の夢  その壱

2015-03-20 20:06:26 | 日記
姉歯さんの事件もあってか、建築士は3年に一度は講習会なるものを受けなければならな

くなってしまい、去年の地元での講習会を逃した私は、道内では年度内ぎりぎりの3月

19日の苫小牧での講習会を受けることになった、、、。これは、そのときの話。


函館から苫小牧はおよそ250km、私は下道しか走らないから、途中コンビニ寄ったりす

るので、夏道でおよそ5時間半から6時間。途中、静狩峠や礼文華峠があり、冬道なら走

りたくない。講習会は朝の9時40分からなので、3月下旬とはいえ雪でも降られたら、

深夜の2時とか3時に函館を出ても、私の運転では朝の9時40分に間に合う自信がな

いので、前日に苫小牧に入って一泊という事になる、、、。駅周辺のビジネスホテルでも

良いのだが、苫小牧の手前の虎杖浜(こじょうはま)という所に「Hの湯」という何と24

時間営業で、入浴料500円で朝の6時までなら仮眠室で休めるという「温泉」を見つけ

てしまい(北海道では銭湯も「温泉」で300円、400円はザラ)、その気になってしま

った、、、。(なんたって500円は魅力だ、、、。どうせ講習会なんだし、、、。)


ところが、この「Hの湯」さんでは10数年前に、ある「事件」があったのです。以下

当時の新聞記事。(一部伏字及び省略)


 【白老】25日午前3時48分ごろ、白老町虎杖浜、温泉宿泊施設「Hの湯温泉」の

浴室で、支配人の○○○さん(67)=同所=が服を着たまま死んでいるのを宿泊してい

た男性が発見、119番通報した。道警捜査1課と苫小牧署などは、○○さんの顔に傷が

あったほか、売上金らしい現金が奪われるなど、現場の状況から強盗殺人事件と断定。

「虎杖浜公衆浴場男性支配人被害強盗殺人事件捜査本部」(本部長・○○○○刑事部長)

を設置、本格的な捜査を始めた。
 
 捜査本部の調べによると、○○さんは女性浴室の浴槽の縁にあおむけに倒れていた。

顔には打撲傷とみられる傷があったほか、口から血が流れていたという。また、保管して

いた売上金とみられる現金が奪われていた。 事件当時、同施設には宿泊客4人が滞在。

午前3時40分ごろ、入浴するために訪れた夫婦が○○さんが見つからないことから、

宿泊客が捜したところ浴室で倒れていたという。

 一方、○○さんが控えていた利用客の来館時間を示すメモは、午前2時を最後に途絶え

ており、捜査本部では、この時間帯に○○さんが殺害されたとみて調べている。

 また、若い男女2人がこの時間帯に「急いでいる」と言って公衆電話からタクシー会社

に連絡。近くのコンビニエンス・ストアからタクシーに乗って苫小牧方面に向かったとい

う情報があるほか、同日午前には現場近くの国道36号沿いのバス停で大きなバッグが発

見された。捜査本部では、これらと事件との関連についても調べている。

 捜査本部では、25日午後から北大で○○さんの遺体を司法解剖。死因の特定を急ぐ一

方、現場周辺の聞き込みを行うなど、苫小牧署と道警捜査1課、室蘭署などの捜査員15

0人態勢で犯人の行方を追っている。


そして、事件は八戸市の近くの種市というところで二人が見つかって終わります、、、。


 北海道白老町で25日、温泉浴場支配人の○○○さん(67)が殺害され、売上金が

奪われた強盗殺人事件で、北海道警苫小牧署の捜査本部は28日、住所不定、無職○○

○○容疑者(22)と石狩市内の私立高女子生徒(18)の2人を、強盗殺人容疑で逮捕

した。 調べによると、2人は25日未明、同町虎杖浜の温泉施設「Hの湯温泉」1階

女性浴場で、住み込み支配人の○○さんを殴り、首を絞めるなどして殺害、館内から現金

数万円を奪った疑い。 2人は、事件の2日前から同温泉に滞在、事件後に行方不明にな

っていた。同本部で行方を追っていたところ、28日朝、岩手県内にいるのが分かり、

同本部で事情聴取していた。○○容疑者は、昨年8月まで約2年半の間、精神分裂病で入

通院を繰り返していたという。


おそらく若い二人はフェリーで苫小牧から八戸に行ったんですね、、、。奪ったお金は

三万円くらいのようです、、、。


(病名はあくまで当時の新聞記事です。なお、犯行に使われた鈍器は大きな重たい灰皿の

ようです、、。)

                  

                   以下、 虎杖浜の夢 その弐 に続く、、、。

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