Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

ロシア語で/に耳をすませば

2012-04-07 23:20:28 | アニメーション
リスニングの勉強用に、ロシアで出ている『耳をすませば』を入手しました。他にも日本アニメのDVDを手に入れましたが、ビニール袋に入れられて輸送されてきたためか、一枚はパッケージがばっきばきにぶっ壊れてました。中味は無事そうだからいいけど(まだ確認してないけど)。硬い荷物と一緒に倉庫にぶちこまれてきたんだろうなあ。「割れ物注意」とか、そういうのロシアにはないのか。

で、早速ロシア語版『耳をすませば』を視聴。う~ん、全然分からん。まあでも、いいのです、リスニングの勉強用というのは口実で、ただのコレクションなのです。

ちなみに、ロシア語版は、吹き替えがおざなりというか、一人の人間が何役もこなす感じなんですよねえ。だから、雫の声と夕子の声が同じだったりするのです。声音は変えますけどね。別におざなりというわけではないのかもしれないけど、これって伝統なのかな。登場人物が歌うシーンは、ナレーター(!)が歌詞を早口にまずは全部言ってしまって、視聴者に意味を伝えておく。あとは彼女たちの歌を聴いてね、という方式。う~ん。

それにしても、ちょっとロシア人になった気で映画を観てしまう自分。日本ってかなりエキゾチックですね。不可解な漢字や、可愛らしい制服、団地の細々とした住居、どれもけっこう新鮮。

台詞はだいたい頭に入っているはずなんですけど、ロシア語を聞きながら/読みながらだと、うまく頭の中で再生できない。「クレモーナって、どんな街かなあ。素敵な街だといいね」とか、さささーっとロシア語で言われてしまうと、あれあれ~っとなってあっという間に場面が過ぎ去ってしまう。やれやれ。「荒々しくて、率直で、未完成で。聖司のバイオリンのようだ」という大好きな台詞も、あれあれ~っとなってしまったのは、いかにも悔しい。いかんいかん。こんなんではいかんなあ。

それにしても、このロシア語って、英語版からの重訳なのかな?
そういえば、タイトルは「心の囁き」(直訳)でした。こちらは明らかに英語版からの重訳。

冒頭オリビア・ニュートンジョンが歌っている最中にナレーションが入るのは、無粋。あそこで気分を殺がれてしまいました。いいところなんだけどなあ。・・・自分は日本人でよかったってことにしとこう。