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めんそーれとは - 沖縄大百科 Weblio辞書
沖縄方言のあいさつ。「いらっしゃいませ」の意味。
らしいのですが…。


「めんそーれ」といえば、沖縄方言の代表的な言葉といわれていて、
実際、空港とか道路の看板とかにもよく見かけます。

ただですね…地元の人は「めんそーれ」って言わないんですよ。

いや。使わないわけじゃないんですが、
使う場合は「いらっしゃいませ」は「いらっしゃいませ」でも、
"Welcome"ではなく"Come in"というか、
「ぜひいらしてください」という意味で使われるのが普通です。

例えば家の前で近所の人にあったりして、
「まあちょっと上がってください」みたいな意味で
「めんそーれ」と使う(聞く)ことはあるのですが、
たとえば食堂とかに入った時に「めんそーれ」って聞かないし
言われたら違和感を感じます。

なぜか言わないのか。
私は「古い言い方で、こういうふうに変に広まっちゃったので、
日常会話で使うのが照れくさくなって急速に廃れていった」
のかなとなんとなく思ってたのですが、
よく考えたら、年配の方でも使ってるの聞いたことがありません。

…ということでいろいろ調べたらこんなページを見つけました。
沖縄の心(しまぬくくる) - めんそーれー  「うちなーぐち・ウチナーグチ・島言葉・沖縄方言」の紹介
厳密に言えば、「めんそーれー」は[おいでなさい]という意味なので、[いらっしゃい]とは違います。
(中略)
もう到着しているのに[おいでなさい]と言われても…。

そうそう。私が感じる違和感はそういうことなんですよね。

で、いつから「めんそーれ」がそういう意味で使われたかと思ったら、
「めんそーれー」が[いらっしゃい]と認識されるようになったのは、1975年の沖縄海洋博のキャッチコピー「めんそーれ沖縄」で使われるようになってからです。

ということらしいです。なるほど。海洋博ですか…納得。

ここからは私の想像なのですが、
イベントを行うのに、「Welcome」に当たる言葉がキャッチコピーとしてほしい。
それで、「いらっしゃい」の直訳として「めんそーれ」が使われたんじゃないかと…。
確かに元々の意味でも日本語に訳すなら「いらっしゃいませ」で間違いはないし…。


という話をTwitterでしてたら、こういう反応をいただきました。
Twitter / Dugong_Janus
「いらっしゃいませ」や「おこしやす」も、元は『命令形』で、商人の呼び込み文句が、来店した客にも使われるようになって挨拶に転じた言葉です。やまとことばもうちなーぐちも、もともと「歓迎の定型句」は持たない言語だったのかもしれませんね。


なるほど。そう考えると、「やまとことば」に起こった変化は
つい最近まで「うちなーぐち」には起こってなかったというだけなのかもしれないですね。

…やっぱり違和感はあるんですけど。
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