気が向いたままに

木工〜樹脂加工、金属などなど・・・なんでも自作します。

ウォーレンのギター制作記(その6)

2021-02-07 | ギター

少し間があいてしまいましたが地味な作業をしてました。

2本のギターの木地調整をしていてサンディングシーラーを5回ぐらい塗って削って、

乾燥後、面出しをしてました。

 

これはフレンチの方、瞬間接着剤で傷を埋めてるところです。

これも同じくフレンチです。

チョンチョンって塗ってゴッシゴッシです。

 

こんな感じにうやむやになります。

これは木地調整の最初の頃です。ここからがちょっと大変でした〜

 

やっと面出しが完了です。

ピックアップキャビティやスプリングハンガー、コントロールチャビティもできるだけ剥離しましたよ。

ボディは後、ネックとのジョイントをしますので、ネックポケットを少し加工します。

まずはスォードの方からです。

ボディのセンターラインを描いておいて、

元々着いていたネックを再度装着して、確認中です。

おお!さすがフェルナンデスですね〜バッチバチの位置にきてます。まあ、当然ですが・・・

 

で、新しいネックですが、前の記事でどうもあやしいって書いてた新品のネック・・・

結果からいいますと、いけそうです!

なぜ大丈夫と思ったかは、また次回の記事で書きますが、このキレイなネックを使うことにしました!

 

といっても加工が必要です。

まずは、ネックのエンド部分、

ウォーレンのギターと同じにするため、丸くアールがかかっていたのを直線でカットして

削って仕上げました。まだクリアーとかは塗ってませんが、今はこのまま。

 

裏面は、ネックのエンドの形を変更しました。

ボディ側を削ろうか迷いましたが、ネックをボディに合わせました。

意外と大変だったのは、裏面のボディとピッタリと合う面です。

ここにブ厚いクリアー塗装が乗っていて、面が出てなかったので削りました。

アップで、この面の形も少し気に入りませんが、今はこのまま・・・

ボディに仮置きして、元のネックの位置と比べています。

ストラトのスケール長は648mmなので、ほぼドンピシャです。

これでスタッドのアンカーの穴が開けれるワケです。

ですが、このネックは元のと比べて少し(約1ミリ)細いので

ネックポケットに隙間ができてしまいそうです。

見た目もあまりよろしくないし、音はここら辺の接合に関わってきますので

これは見逃せないワケです。

 

次は高さ方向を調べます。

まずは元のネックです。

僕はこのギターを初めて見たとき、ネックが高くマウントされてるな〜って感じました。

 

 

新しいネックだと、さらに上がってしまいます。

今回オーナー様はブリッジをボディにベタ付けしたいとおっしゃっていましたので。

この高さは結構重要であります。(ブリッジを上げて調整できないので)

 

話は前後しますが、そういうのもあって、ネックの裏面を削ってました。

元のネックのエンド部分の高さです。

 

こっちは新ネックです。

まだもうちょっとですが、僕はネックはここまでにしてボディ側を少しザグろうかと考えています。

隙間の加工もあるし同時にやればそれほど大手術でもなさそうです。

こっちはブリッジの弦までの高さです。

これを狙ってネックをもうちょっと沈めようと思っています。

 

フレンチのネックですが・・・

これも次回の記事で書きますね!(謎!)

 

 

つづく