色々お散歩

ヨーロッパ好き乙女趣味な 旅写真・日常ブログです

ウフィツィ美術館展

2014年10月19日 14時18分18秒 | 美術・絵画
上野の東京都美術館でウフィツィ美術館展開催


一般1600円の所、開催前の10\10までの前売り券でペアチケットを購入した為、1人500円安くチケットGET

かなり早い時期からチェックしてました

今回、目玉はボッティチェリですが
個人的にはやはり
ボッティチェリは「春」「ヴィーナス誕生」が華やかでいいですー。

今回来ていた
ケンタウルスとパラスも圧巻でしたが
私の中で印象的だったのはそのくらいで

やはりテーマを絞って来日させている為
世界の美術を集めた広いルーヴル宮殿を気ままに歩き回り走り回るようにフルに体を使って移動して
様々な美術に行き当たる驚き、楽しさ…

なんて物は当然不可能なわけですが

ついつい前回の美術館鑑賞は
パリ2日滞在の間に3回行ったルーヴル美術館
あの感覚が抜けていないため
狭い美術の中で少しもどかしいような思いもしましたが

まぁそれは私の個人的事情なので内容には関係ありませんが
やはりここは日本、西洋美術に関してはお借りするしかないので
どうにもならない部分はあります。

ブロンヅィーノの作品も来ていました。
少し力みます

知的解釈を求められる作品で 宮廷の博識人達が謎解きを楽しんだ彼の作品

私はプロンヅィーノの実物作品はおそらくこれが初です。

印象に強いのはやはり

こちらの代表作で 21世紀の現在でも完全に全てが解明されたわけでなく。
しかしこの絵には魅了されました。
いえ、実物は目にしたことがありませんが
今回きていたのはこちら

印象として、思っていたより小さい絵ということ。
大きな謎を持つ 知識解釈を求められる絵画、勝手なイメージで絵も大きいと思い込んでしまっ真自分、意外に小さい。

そしてオペラグラスを持参して鑑賞している人が一名。

なるほど!
その手があったか!
直に見たい気持ちもあるけれど
絵によっては細部をそのようにして鑑賞するのもまた面白い!!

是非これは真似てみようと思った。

今回やはり多いのが宗教画
私も宗教画に詳しいわけではないけれど沢山の作品を見てくれば
登場人物や題材がおなじみになってくる。

例えばキリストに対して左にいるのが聖母マリア、ヨハネは右側位置しているなどの位置関係など。

私も詳しくはないけれど
なかば強引に誘った私の友人はさらに美術と宗教には触れる機会が少ない子で、それでも今回の美術展で「ヨハネ」を覚えたよう。

どれが位置やアトリビュートと言った所までは知らなかったようだが(教えれば見ていてもー少し楽しめたんじゃないかと後になって後悔した自分)

友人は説明が書かれた物で
ヨハネの名前を覚えた様子。

沢山の宗教画が展示され、様々な顔のキリストにヨハネがいたけれど
とりわけて美しい
と感じたヨハネも。

はわァ~
美しいっっ

やはりそういった美しい感動を絵画から受ける…良いですね。

そういった意味では今回、華やいだ美しさ、派手さは見られない作品群で
人によっては退屈と思うかもしれませんが価値の高い作品群でした。

こちらに載せている画像は
美術展でのホームページ、Facebookなどに開催側が載せてきた画像を拝借しています。
今回珍しくお土産物は買いませんでしたがやはりフィレンツェ

見事な芸術的職人技を見せつけられる見事な土産物が目を引きました。


欲しかったんですけどねぇ
所持金なんと5千円です
あと約4万円くらい足りませんねぇ


お財布
勿体無くて使えません。

絵柄のついたチョコレートも売ってまして。
欲しかったですが所持金が少ないのと
ミルクチョコレートと言う事で
ビターの濃いものなら買ったかもされませんが
悩んだ末やめました(所持金が少なかったし、ミルクチョコレートはちょっと苦手だったりと…)


美術展ではこんなキモカワイイのもいるから探して見てね

と書かれていたので
友達と 一緒に探そう~
と、意気込んだりもしました

その絵は遠目に見た時に
すぐに 「ん!? 」と気づきましたが
友人はすでにそこは見終わって去る所で目が合いましたが
特に無反応。

私がその絵に近づくと
ああ、いたいた

そのあと友人に声を掛けると
やはり気づかなかったようで教えて一緒に見ましたが
しかし奇妙な生き物です


国立西洋美術館は上野駅から上野公園に入るとすぐそこですが
東京都美術館はちょっと奥にはいります




大きなカラスがいたり
昔の音楽の学校やら
ボス猫やら




行きに見たボス的存在の猫さん。

帰りにもいました。


遠回りして上野駅へ向かいます。



上野公園は友人にはわりと好評で
都会なのに自然があるのが面白く感じた様子。
なるほど…皇居の周りとかこの辺はけっこうこんな場所も多いので私はあまり気にしたことがないですが
人によってはそう感じるのかもしれません。

チラシを持ち帰りました



だまされた絵

サイトでこの作品を見た時に
フィリッポ・リッピの作品だと思ったのですが
実際に見て 解説を見るとボッティチェリ作でした。
サイトでの解説

聖母子の親密な描写が印象的なこの作品は、かつてはボッティチェリの師であるフィリッポ・リッピの手に帰されていた。構図に安定感をもたらす建築物を背後に、聖母子に幼子イエスを支える天使が寄り添う図像は、リッピか生み出した新しい構図である。衣服の襞(ひだ)や装飾にみられる繊細な線描や、清楚ではかなげな聖母の表情もまた、リッピ作品に特有の表現である。ボッティチェリは1460年頃に、フィレンツェ近郊の町プラートにあったリッピ工房に入門し、師の様式を模倣して技量を上げた。リッピの華麗な画風をよく学んだことを示す、ボッティチェリ初期の瑞々しい作品である。

との事。
ルーヴル美術館以来の美術館で久々。
狭い日本で
このように作品をお借りして展覧会を見る…
日本ではそうしないとこういった名画を見ることが出来ません

それだけに貴重な作品との対面でした。

上野公園を出た頃は5時も過ぎてました。
この後は私のワガママで市ヶ谷へ付き合ってもらいました。