色々お散歩

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フランス  ルーヴル美術館の前に目的と意気込み

2014年08月25日 01時02分55秒 | 美術・絵画
芸術の都パリ。
20年前から絵画が好きで憧れた地でありついにやってきたわけだが…

このフランスではまさかの悲劇が起きる。

ルーヴルでの写真データ消滅事件
最終日に再度ルーヴル訪問でそれがパリの全てとなった。他には無し!
そんなわけでたかが撮った絵画データ紛失で その絵画の絵は高画質アプリやら画集で持っているのだから・・・
と思われがちだが意気込みが違うのだ。
綺麗に撮ろうとかではなく言った証を 本物の見た物を残したかったのだ。
そんなわけでちょっと脱線して今回はルーヴルにかけた情熱をほざいてみることに。

結局パリのまともな写真はほぼ無いわけだが

まずはルーヴルでの目的。

ツアーの人や添乗員さんに色々話すと

絵が好きなのねー!

と言われる。
そしてオランジェリーやオルセーも勧められ、やはり動かすことのできない蓮の壁画など勧められるのだが

どれだけ知名度、歴史的価値と美しさがあろうと
私の性格は自分が美しい、好きだと思ったものこそが美しく、何が何でも自分の欲求のみを最優先する!
という性格から
きっとどれだけパリにとどまってもルーヴルなど決まった場所にしか足を運ばないだろう。

自分の欲求最大優先で他のことには興味がいかないのは一人っ子と関係はないだろうが よくわからない

ルーヴル美術館での目的は
大好きな20年前からの憧れ
ロココ絵画。フランソワ・ブーシェが主。

そしてギリシャ神話の大好きな神、アモル(エロス、あるいはクピド)

フランソワ・ブーシェ

ブーシェのポンパドールー夫人
まだ若いですね
ブーシェはロココ絵画の代表的で
鮮やかな色彩と可愛い女性の白い柔らかな肌、薔薇色の頬、繊細さから知らない絵でもブーシェだと容易にわかります




ギリシャ神話のアモル。プシュケも一緒だとないいです。

ギリシャ神話にしては綺麗で可愛い恋愛話です。

朝が来て まだ幸せな夢の中のプシュケを残して去って行くアモル

名残惜しげに振り返り見るシーンですが
男目線で評価する人、あるいはよく知らない人は下品なシーンだと言うアホな方もいらっしゃいますが
そーゆーんじゃないんですよねぇ…。

深い美しい赤と白いプシュケの肌の対比が素晴らしいです。

全体の色が朝靄の静かさを上品にまとめてあります。


こちらもアモルとプシュケ
愛おしいプシュケを壊れものでも抱くように大事そうに
触れるか触れないかの場所に手をやる

これは女性に人気の絵だそうで
色合いも爽やかです。
春の野田だとわかります。


眠るアモルとそれを見るプシュケ

愛の神アモルは母、ヴィーナスが嫉妬し憎む人間の美少女プシュケに恋し、自身の姿を隠したまま結婚し夜の暗闇の中でのみ通ってきます。

姿を見てはいけないという約束ですがプシュケは姉達にそそのかされ
光を灯して見てしまうのです。

愛を疑われ約束を破られ怒ったアモル
この絵は別の海外サイトから見つけたものでどこの誰が描いて、どこにあるのかもわからない絵ですが
怒ったアモルは飛び去ろうとします

そして捨てられたプシュケ

偽りと愛は一緒にいられないのです。

こうしてプシュケは再びアモルに許しをこうために彼の母、ヴィーナスの元へ趣イジメとも言える試練を与えられます。

これがプシュケの冒険物語です。
プシュケとら魂の意味で
直向きなプシュケ、魂は愛と結ばれ、喜びという女の子が生まれるのです。

アモルは人気者なので様々な神話絵画に登場しています

へレネの誘拐。穏やかですが
ここに愛の神アモルを描く事で
強奪とも言えないおだやかな愛による誘拐シーンが表されています


フランス革命の時代を生きた肖像画も好きです
やはりマリー・アントワネット!
しかしルーヴル美術館にはあまりないようで
しかしマリー・アントワネットのお気に入り 美貌の女流画家
ヴィジェ・ルブラン。
彼女の描く美しい女性、レースや服の生地、光沢の見事な表現力は必見です


娘と一緒の美しい自画像をはじめ…

数々の美しく書き上げる肖像画で貴族、王族からも人気。
革命後も各国で迎え入れられ賞賛を受けた。


こちらは有名な性教育的な意味を持つ少女の描。
この絵の注文主はルイ15世の寵姫デュ・バリー夫人

ルイ14世の有名な肖像画も見てみたいものでしたが
予定行動範囲からは場所が遠いようで…。


こちらはエンデュミオン
月の光、アルテミスの愛撫が神々しく神秘的!

見たい!!!と思うも展示室75と
シュリー翼から遠いいと一度は諦めたのですが
リシュリュー75と思えば
よく調べるとドゥノン75でした。


このアモルとプシュケやナポレオンの戴冠の絵と同じ展示室です。
ナポレオンの戴冠は絶対にツアーでルーヴルに行く際に見るはずだ!!!
その時にこのアモルとプシュケ、エンデュミオンも見よう!!
写真に撮ろう!!と思いました。

それができればツアー後に一人で来てもリシュリュー翼の上の階を見るのみだ!
と考えたからです。

この展示室75は他に

夜明け、オーロラの女神の絵があります。好き神ではないもののこの絵は美しく好きなのです。

この神はヴィーナスの愛人代表、軍神マルスと関係を持ちヴィーナスに嫉妬からつまらん男どもに片っ端から恋してしまうという災難を受けることに。

…ヴィーナスがアドニスに恋した時もマルスは嫉妬から(あるいはヴィーナスの夫か)獣に化けてアドニスを突き殺します。
嘆き悲しむヴィーナスの傍、アドニスはアネモネとなり血で赤いアネモネが出来た…と言う話ですが

まぁ、どいつもこいつもしょーもないって感じですかね。(おい!)





絵画のみでなく アモルとプシュケは彫刻もあります


ヴィーナスの命令で冥界に行きペルセポネに美しさを入れた箱をもらってくる…しかし途中で好奇心から見てはいけない箱を開けてしまい、冥界の眠り、死に直面します。

探しに来たアモルが舞い降りてキスをし、プシュケは目覚めます。
その瞬間の彫刻で縁を描く腕、透ける羽と滑らかな肢体が美しいです。

王子様のキスで目覚めるお姫様などの話はこの神話からきてます。

これはドゥノン翼なので絵画同様に絶対に外せないです。

アモルといえば

蝶々に薔薇を見せるアモル


盗んだもので弓を作るアモル
他生意気そうなアモルなどの彫刻があるようですが
それらはリシュリュー翼。
今回時間後ないことからリシュリュー翼は完全に外すので残念…。


このシュリー翼上の階、展示室54だか53にアモルとプシュケがいます。
ここを起点にこのシュリー翼を回る計画です


0階にはピラミッド方からドゥノン翼へ入っていく際にアモルとプシュケの彫刻があります。
これを見たら一気にドゥノン翼を突っ切りシュリー翼の上へ駆け上がる予定でしたが実際に行って見ると
道がある場所 ない場所、入り組んでいたりどこだかわからなかったり

そうそう予定通りに行くものではありませんでした。
この画像でももってればまだ良かったですが。

下の赤い部分がドゥノン翼
展示室75がナポレオン戴冠、眠るプシュケとそっと飛び去ろうとするアモル、エウロラ、エンディミオンなどが。モナリザとも近い様子がこの画像からはわかります。

さらに上の階
シュリー翼と向こう側のリシュリュー翼。
かなり遠いいらしい広大なルーヴル美術館だからリシュリュー翼は諦めましたが
こちにアモルの団体彫刻や見事なナポレオンホールなどがあるようで。



見事なナポレオンホールも見たかったとか思いました。

と、まぁこれが今回のルーヴル美術館の目的と計画です。

絵画たちの展示室を知るためにルーヴル美術館所蔵絵画全書も買いました。
もうやる気満々なスタートでした。

こんなわけで最終日も午後はルーヴルへと向かいます。

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