色々お散歩

ヨーロッパ好き乙女趣味な 旅写真・日常ブログです

フランス 2日目 ヴェルサイユ宮殿

2014年08月25日 21時06分35秒 | 海外旅行・フランス
パリの2日目であり最終日
午前中はヴェルサイユ宮殿の半日観光をオプションツアーで申し込んでいた。

本当は一日観光でプチトリアノンと女王の村、アモーも行きたかったのだ。
ベルばら世代としては!
(ベルばら世代ではないのだがベルばら大好き女としては!)

しかし最終日で遅れが出た場合、他のツアー客に迷惑がかかるので
ヴェルサイユ宮殿は半日コースで!

との事で半日観光ツアーを申込んだのだが
やはりしつこくて申し訳ないが前日のショッキングな事件が心の傷として残り
私から意欲というものを蝕んでいる。

そう、しつこくて申し訳ないがあえて言う。
スイスで部屋番号を忘れて入れなくなっていた時に
必ず通路向こう側の奥から赤い豪華なサリーを身にまとったインド人女性が小さな女の子を連れて現れた。

私がやましい事をしている犯罪意識の中
ピンク色の寝間着を着た小さな幼女と真っ赤なサリーのインド女性が…

っていつの話だ
いつまで言い続ける気だ自分

そうではなくてパリでの執念のルーヴル美術館写真がデータ全て消滅事件だ。

これは相変わらず私の心に引きずり、
この観光が終わりパリに戻ったら再度ルーヴル美術館へ趣、一から撮り直すという
また行かなけれ日という思いから空と同じようにどんより、今にもアルマゲドンラストのような感じになりそうな
そんな曇り心に曇り空。

一般客の列は物凄い行列
ツアーの中でもガイドつきではないコースの人は一般列に並ぶそうで時間的に2時間待ちとのこと。

団体ツアーの人はおよそ20分待ち








ガイドさんが宮殿のパンフを配る。
娘と親子参加の場合は二人で一枚よ!と言いながら配るが
私の分までは無かった。
「無い人は言いなさいね」と言うので 手を挙げて
「私、ありません~!」と言うと
「お母さんと一枚で見なさい!!!」と。
!!!!????  一人参加なのですが・・・

「お母さん、いない・・・」
と言うと 周りがクスクス笑った。面白かったらしい。
パンフが配られたが
混雑時に落としてしまった。

イヤホンをしてガイドさんの説明を聞きながら進むのだが中はもう満員電車状態でもうどこにいるやらわからない。


普通に撮っているようだが地面に付すようにしゃがみこんで撮影。上には人間の壁が出来ていた。
潰されると危険!
マリーアントワネットの婚礼が行われた礼拝堂
インク事件が有名ですがやはりこの結婚の不吉さを物語っていたのでしょうか・・・

草むらに~名もしれず~咲いている~花ならば~(いきなり歌うな!)

進んであまりに離れるとイヤホンの音声も途切れるから全然違う場所にいるのだと気づき聞こえる部屋まで戻ったりと
もう中はバーゲンセール半額以下に殺到するおばさんの中に放り込まれたような状態
前に進みたいがために人を突き倒すタイプの人も沢山いてガイドさんが思いっきりどつかれた

「今の女の人、凄いです!私、突き飛ばされました!私なんでお婆ちゃんですからね!何かあったらどーするんでしょーね!!!」

と甲高い声をあげていたが
もう観光だとか
ベルばらだ、マリーアントワネットだ…とロマンに浸る余裕もなく
これはさすがに南京錠つきでも
頑張って外されかねない

そんな凄いギュウギュウな中で
日本の中でもチビな部類、外国人の渦の中ではさらに何も見えず真上ばかりを見ていたり

写真ももう頑張って色々と撮る!!なんて状況でもなく
片手で人の間からあっち側にむけて
カシャ!
と。
ぶれてるとか逆光、反射で見えさないとかもう気にもしないで
なにがなんだかわからないまま…

天井画ばかりを撮る









ここは実際写真が真っ暗で何を撮ったのかわからない状態に。
明るさを調節してやっと出てきたのはヘルメス
アポロンかと思う色彩

こちらも同じくなっくろな写真だった


マルス。これはベルばら好きにはこのスタイルは!!!!と反応する方もいるはず。
まさにオスカルがこのシーンで肖像画に描かれます アニメの方がそれっぽいですが
さらにマニアックだとアニメがのポスターでこれと同じポーズの絵があったりします
(オークションでポスター手に入れました)




鏡の間に入ります
こういう部屋に入っていく入口が危険なのです
人間の川の濁流のごとく・・・






とりあえずiPhoneで撮った鏡の間





窓の外には運河が。贅沢ですこと
わたくし達
おほほほほほ(壊れた?)


文句があるならベルサイユへいらっしゃい!

鹿とディアナ。
ルーヴル美術館にあるのも元はヴェルサイユ宮殿にあったもの


天井画 真ん中にヘルメス発見
赤くて目立ちますね

「まだかなまだかなー学研のお兄ちゃんまだかなー」

「あ!ヘルメスお兄さんだ!」


あれ?学研のオバちゃんと赤ペン先生は別でしたっけ
私、やってなかったからわからないです。私みたいなバカは赤ペン先生がつこうが人生赤点ですから。


マルスかもしれない。では戦争の間?
もうガイドさんのガイドを、イヤホンにしていても私が違う部屋にいたりするからどこの事やら…

レンズを絞ったらもうカメラ画面も覗かずに人々の頭の上、間から伸ばして撮る…そんな状態です

ヴェルサイユ宮殿どうだった?
と聞かれても
「わかりません」
と学校の授業の模範解答みたいな返答しか出来ない私でした。(お前の定方解答だろ)
天井画くらいで
ほぼ見えてません。

ガイドさんの突き飛ばされぶっ飛び事件以外特に何も印象に残らなかった今回ですが
来年はフランスメインの旅行に行って再チャレンジしたいな
と言う気になってきた今日このごろ。

と、マリーアントワネットの寝室
ここもまともに写真には撮れなかったけれど
王の部屋へ繋がる隠し扉があり
革命で暴動化した市民が押し寄せた際にこの扉から逃げた。

その隠し扉が空いていたのだ

これはちょっと珍しいのでは???
ちょうどタイミング良く開けてくれたのだ。






革命やマリーアントワネットの話となるとオタクぶり発揮してバカ長くなりそうなのでここでは書かず

ただこの扉からマリーアントワネットが
革命時に逃げ バルコニーに出てお辞儀をする…
想像してしまいますね


「良い子のみんな!ヘルメスお兄さんだよー!!」


この王様誰でしょうね・・・


王族の食事をする場所
よく見えませんでしたがこちらの
ヴィジェ・ルブラン画のマリーアントワネットと子供達の絵はしかとみました!!!




って見えにくいですね
マリーアントワネットの右腕のところにいるのが第一王女マリーテレーズ・ド・フランス
逆側、揺りかごベットを指差しているのはおそらくルイ・ジョセフ
ベルばらイメージ的にはルイ・シャルルっぽくかんじてしまうのですが
シャルルは王妃が抱いている赤ちゃん

この時 王女が一人、産まれてすぐ亡くなっています。
この王子、ジョセフも1789年には病死し
革命後を生き残ったのはこの王女、マリーテレーズのみでした。

ちょうど20年前の今頃の夏休み
フランス革命の本を買いあさっていて
このマリーアントワネットと子供達に描かれたマリーテレーズの髪型がクルクルして可愛いと先輩といいながら技術で使うコテで髪の毛を試しにクルクルならないかと熱で髪に当ててみたらチリチリになったって事がありました。

まぁ赤点ですからね、バカなもんですよ。

ダヴィット作ナポレオンの戴冠
ルーヴル美術館の物が燃やされたりするのを恐れ、もう一枚描いたそれです。
違いはピンク色のドレス



ルーヴル美術館の方は全員同じ白ですがこちらは画家が思いを寄せた女性の色をピンクに変えています。

幼いナポレオンの甥が描かれていますが絵画が完成した時には亡くなっています。
本当に昔は幼児が大人になるのは奇跡のような事だったのかもしれません

ラデュレ発見!
円形ケースに入ったマカロンと
可愛い猫のバックを購入
この時は知らなかったのですが添乗員さんが言うに新作だそうで
数日前はまだ無かったと。
もちろん日本にも通販にもまだ無い物です

やっとのんびりひと気のないフロアでくつろぐ


一人旅日本人女性に写真を頼まれ代わりに 私も撮ってくれた

とりあえず強引に気分を盛り上げてみる

私は~薔薇の 定めに~生まれた~



華やかに激しく~なんて歌ってる間に集合時間がヤバイ



頭の上にカラスが止まっていて面白かった。
薔薇は薔薇は美しく咲いて
薔薇は薔薇は美しく散る~

さぁ
これでバスでパリまで帰ったら速効 ルーヴル美術館です
ヴェルサイユ、絶対また来てやる!今度は女王の村まで!!!


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2 コメント

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リフィさん (ジェラ)
2014-09-01 02:18:33
こんばんは☆
パリ旅行記アプデ有難うございます
懐かしいヴェルサイユ
しかも青空の下
やはり大人気のヴェルサイユ宮殿はピークシーズンだと一般客2時間待ちとかになるんですね
ツアーでも30分とは凄すぎる
私も記憶では訪れた観光スポットの中でヴェルサイユは一番の混雑ぶりだったと思います

礼拝堂の撮り方分かりますよ~
普通に立った状態で撮影するとこんな風に天井まで綺麗に写りませんでした
とても綺麗に撮れてて混雑ぶりなんて言われないと分からないような静寂感があるのに
実はすごい人だかりなのですね!

数々の王居室、やはり豪華ですね
2年前訪れた時はただただ圧倒されて眺めていましたが、とても印象深かったのか、
リフィさんの撮影された写真を見てつい最近自分も見てきた事のように鮮明に思い出しました

鏡の回廊に入る前の戦争の間にあったレリーフってやっぱりベルばらのオスカルの描かせた(?)
肖像画のイメージなのですよね
すみません、ベルばら殆ど見たことのなかった私はそのシーンも知らなかったのですが、
オスカルの存在は子供の頃偶然見たアニメで知っていて、あるブログに投稿されていた情報から
これがベルばらにも登場したレリーフなのか~と思いながらも全くといっていいほど人様の情報により
知った事でありました
ただ、美しいレリーフだなぁと、(そんなエピソードを聞いたからかもしれませんが、)
このレリーフは特に印象深かったです。

鏡の間も人でぎっしりな中、窮屈感を感じない程すごく綺麗に撮れてますね
ほとんど人の顔も入ってないし
でも実際はすごい人だったのですよね
宮殿内ってさほど広々としているわけでもないのか(?)大人数の収容量というわけではないように
感じられませんでしたか?
(私だけかな
私が訪れた時もたくさんのツアーの方が来られていたのですが、その団体3グループ程が同じ時間に
はち合わせただけでもう一杯といった印象を個人的に受けました
(建物内だからそれが当然なのか・・)
同じ部屋に居ればそれはもう隙間がなく、結構背の高い私でも天井画撮ったり、空いたスペース見つけるのに
ひと苦労といった感じでした。
装飾が豪勢過ぎて逆に広くは見えないだけで、実際は広いんだとは思いますが

王妃の寝室の小さな隠し扉、空いていますね
私の時は閉まってました
本当に珍しいのではないでしょうか

貴族の間のルイ15世の肖像画ちゃんと分かりますよ
(ルイ15世ですよねっ(こちらは写真のブレとかではなく知識不足で分からない笑))
本当に混雑してた中、リフィさんの撮影の健闘ぶりが素晴らしく伝わってくるのです
あんな素晴らしい部屋の数々見ると何としても写真に納めたいですよねっ
分かります
でもルイ15世とうたわれる肖像画はどれも比較的イケメンではないですか
過去の歴代王様見て何がイケメンで、そうではないのか、現代人の私のただの偏見かもしれませんが
すっとした綺麗な顔立ちだなぁ~と思ったらやはり15世・・。
色々な人の肖像画を見比べるのも面白いですよね
マリーアントワネットの絵画は、あれっ?みたはずなのにどこにあったのか忘れてしまった
マリーテレーズの髪の毛クルクルのドールカール可愛いですね
それは真似して見たくなるのも分かります
そして私がやってもきっとチリチリになるでしょう・・。
ナポレオンの戴冠、やはりピンクのドレスを綺麗に撮られてますねさすがリフィさんです
なんだか肌の色も白くて美しいですね
素敵なヴェルサイユ旅行記の記事を有難うございました
返信する
ジェラさん (リフィ)
2014-09-01 22:55:50
ついに私もヴェルサイユへ行ってきましたー

やはりシーズンだけあって一般客の列がものすごかったです。
人で出来たライン川かと思うほどにっ(なんのこっちゃ)

そうなのですよ、礼拝堂を綺麗に写真のなかに収めるのもそのまままっすぐ立ったままパシャ!

とはいかないので 色々と動かないといけませんでした。
本当に・・・写真だと静かですが実際はもうバーゲンセールの渦の中

沢山撮った中のいくつかの写真はアジア系おばちゃんのドアップ
なんてのもいくつかありました~

ヴェルサイユは人に埋もれて見えなかった部分もある物の天井画などかなり豪華で見事でしたっ

しかし本当に本人にはあまり見れていない為
少しぶれた写真を見てもどこの写真やら・・・

ジェラさんのヴェルサイユ旅行記と照らし合わせたりなどしていました

そうなのです、戦争の間のあのレリーフ
原作でもアニメでも そこポーズによく似た
軍神マルスの格好で馬に乗っている肖像画が描かれるのです。
そこで「これは軍神マルスの姿」とオスカルの父親や画家が発言しているのですが
その原作、アニメのシーンとは別に
おそらく当時のアニメ雑誌のポスターだと思うのですが本当にこのヴェルサイユのレリーフと同じポーズの物も描かれているのです。
そちらの方がマニアックかもしれません。
私も生まれる前なので詳しくはわからないのですがオークションから探し出して落札しました(どんだけ)

鏡の間も人が少ないと圧巻ですね
ジェラさんが踊りたくなる気持ちがわかります

私も今こうして写真を見返していると貴婦人のようなドレスを着てメヌエットやワルツを踊りだしたくなりました
(自分にはせいぜい盆踊りが限界でしょうけれど)

宮殿内、今回のツアーで見た場所は私もあまり広いとは感じませんでした。
ルーヴル美術館などは入るまでに凄い列が出来ていようと
入ってしまうとあの広さに 
たしかに私の行った時には人の多くはありましたが
にもかかわらず けっこうばらけるので
一部例外としても どうとでもなる感じでしたが
ヴェルサイユはどこもかしこも満員電車状態でした。

王妃の寝室の隠し扉が開いていたのは運が良かったです

なかは白い空間、部屋がみえましたが写真でははっきり写りませんでした

あそこ、貴族の間ですか
もはやそれすらもわからず
人の並みのままに流れていくとガイドさんの声の聞こえるイヤホンが消えたりと
もう前も後ろも人で見えないまま 
ガイドさんと罰の部屋にいる

と、音声が入る場所まで逆走してみたりと
どこにいるやらさっぱりで

そしてこの肖像画、実際に目で見てもこの通り
向かいの窓ガラスからの反射で顔が見えないのです。
もうダメもとで 諦めモードでも撮るだけ撮りました

この格好とポーズはルイ15世も16世も肖像画がありますもんね
そう言えばルイ16世とわかる肖像画がありませんね・・・

ルイ15世はイケメンですね
私の手元にある本にもいくつか若いころの肖像画が載っていますが
やはり若い時などの肖像画はルイ14、16世とは違いますね

当時から美貌は取り上げられていたようですし
彼の娘たちも美しい肖像画が残されています

ありがとうございますっ
まともに撮るのは諦めた物の 頑張った甲斐がありました
行ったと言う証は撮ってきましたっ

マリーアントワネットのこの3人の子供との肖像画
初めて見たのは「フランス革命の女たち」と言う
革命の時代 資料写真、肖像画がカラーでふんだんに使われた本でして
購入したのは本当にちょうど20年前の8月

本当にまるまる20年で念願のフランスへ来て
この絵が見れたわけですが

当時とこの時代の女達に想いを馳せる、ロマンを感じる余裕もなく 人の激流にのまれながら
流れ見るようにして撮って行ったかんじです

ドレスに髪の毛クルクルは可愛いですよね
今でこそコテがありますが 当時はあったのか
どうか、少なくとも子供の私には未知の髪形でして
とてもとても・・・

ナポレオンのこの戴冠の絵も無事見つかりました
本当にわかりやすいピンクで少しうれしかったです

自由気ままに撮影・・・とはいかず
またプチトリアノンや庭園にも アモーにも行けなかった今回
やはり次回に再チャレンジしなくてはっ
と決意固める今日この頃でありますっ

いえいえ、私の方こそこれを書くのに
ジェラさんの旅行記を参考にさせていただきましたっ
こちらこそ、ありがとうございましたっ

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