本当は前回で中欧の旅行記は終わったのですが・・・岐路にまだまだ書かなくてはいけないことが起きたので続きます。
番外編です。
全然中欧4カ国ではありませんが
プラハの空港からフランクフルトへ行きます。
添乗員さんからフランクフルト行のチケットと そこから羽田行を受け取り
見て愕然とする。添乗員さんに不満と文句は無かったが
通路側を心の中で強く願うも なんと
Aだから確実に奥の窓際だ。最悪だ。隣また外国人が2人来たら・・・
そう思ったらもうぜったいトイレに立たないと決めた。
だから日本に帰るまで飲み食いはしない!!!
プラハからフランクフルトは1時間~1時間半なのでどこでもいい
問題はその後。できれば日本人の親世代の夫婦希望!あたりが柔らかい場合が多いから
そんなわけで「なんで通路側じゃないんだ」と 延々とぐちぐち言っていたが
フランクフルトに到着し土産物を買う。
早々にゲートに行き座り込んで 持ってくる予定もなかったが持ってきたipadで電気書籍として読んでいた。
日本行だけあり 周りが日本人だらけになり安心感がわく。
近くに来た日本人のドイツ観光客老夫婦2組の話を聞いていると片方は私と家の方向が同じ 最終路線も同じ。
一気に日本を感じる。
ipadは電子書籍として時間をつぶすのが目的として散々迷ったが持ってきた。
そしてついでと カードのデータをipadに移す機器も出発直前に探し出して2年ぶりに見つけてつっこんできた。
ただの電子書籍としての使用に 謎の様と。しかも2年前誤ってデータを消すと言う苦い思い出がトラウマに。
しかしそれを持ってきたのはもうこの時点で奇跡が始まっていたんだろうな、そういう運命だったんだ
そしてプラハで私の席が決められ、望まない窓際A席。
この時点で奇跡の運命が決まっていたのだ。
飛行機左側の窓席A。こちら3席 真ん中に4席 さらに向こう側3席J席が右の窓際になる。
横並び10席で左側の窓A席以外ではいけない・・・と知ったのはかなり後になってからだ。
搭乗し隣にドキドキしていると優しそうな親世代の夫婦。奥さんが「よろしくね」と挨拶してきてくれて
一気に安堵した。 これも奥さんには奇跡体験の始まりだったのかもしれない。
私の後ろに 同じツアーだった一人参加のお兄さんが座った。つまりお兄さんもA席。
私にとってこれは後々大きい影響をもたらした。
すでに後ろでは奇跡的な事が起きていた。
真後ろのお兄さんの隣に来たイタリアツアー帰りの男性、行きも同じ飛行機・・・は あり得るが隣同士だったらしい。
全く違う旅行会社の別の国へのツアー 乗継有 それで行きも前りも隣
「こんな事ってあるんですね~~~!!!!」なんてかなり盛り上がっている。
その男性も奇跡だったのだ
みんながその席になったために人生初の 予想もしていなかった体験が待っていた。
きっかけは私なのだ。
どういうわけか私は9月この時期はまだ 高い場所を飛ぶと日が沈まないと勝手に思い込んでいた。
窓際に座ると日差しを避けるためにさっさと窓を少しだけ閉める。
ただまだ少し外が見たくて少し開けておく。
目的があった。まず5,6時間寝る!!!その後は起きてる。
スマホの時間もゲートにいる間からもう日本時間に戻してある。
完全日本モードになるためだ。
日本でも時差ボケ回避のために。あとはトイレに行かない。
横の奥さんは「遠慮なく言ってね」と言ってくれたので 心配事では無かったのだが
なるべく立たないようにと思い・・・
すぐ目を閉じた。
フランクフルトを飛び立ち黒い森やライン川が見えるかと下も見たがすぐに雲に覆われたからだ。
1時間近くたつと夕焼けで真っ赤な空。
スマホの位置情報によると、この時スウェーデンとの事。
???? なんだかこのまま暗くなりそう・・・なんてしていると 本当に暗くなってくる。
これは・・・まさかの夜のフライトになる!???
私はこの時夜フライトは北緯60度付近でオーロラが見える可能性が高いと思っていた。
ピアノの先生が過去に飛行機の中で見たと教えてくれたからだ。
雲の様に淡く広がっていただけで雲と区別がつかないくらいで アナウンスでオーロラが出ていると教えてくれたと。
それで飛行機からオーロラで検索するとヨーロッパがえり夜のフライト見えた人もいる。
ただ・・・みなさん11月以降、1、2月が多かったので 9月は白夜の延長で夜は来ないと思っていたのだ。
そこで私は夜フライトなら見れるかも と思ったのだ。
帰国後調べるとそこまで甘い物ではなく まずオーロラが発生して居なければ当然見えない。
発生してもアラスカ寄りに偏っていたらヨーロッパ側は観れない
出たのなら窓際で見れると思っていたがこの場合 左窓際でしか見れないなんて後で知った。
つまり自分の席だ。
つまり運が大事。自分が思っているほど甘いものではないようだ。
しかし運が良かったようだ。きっと出かけるときのデータ移す機器を思い出し なぜか探して持ってきたところから始まっていた。
暗くなった窓を見ると明るい機内の為 自分が鏡の様に映る。
両腕で窓を追おうと光が遮断されて外がわかる。
場所はわからないが下は雲に覆われているのか見えない
眼の前は星が大きく見える。飛行機で雲の上にいるため天候に関係なく晴れ。
しかしそれだけだ。
オーロラは北緯60度超えてからだ。
自分なりの予測 2年前のフランクフルト行でベルリンからフランクフルトが1時間かかったのだ。着陸するためにゆっくりになったのだと思うけど
それを例にして 今回のフランクフルト離陸から2時間後が北緯60度に入る と勝手に予測をした。
出発後2時間後は機内食が配られる。その頃だ!まず北緯60まで北上しないとオーロラも何もないからだ。
そう思って機内食が配られるまで目を閉じて待つ。もちろん食事をもらう気はない。
最初は寝る予定だったし流石に飛行機でお腹下すのは絶対に避けたい。
そうこうしているうちに寝たようで 何度かガックン と頭が前に揺れる。
飛行機でそれは初めての経験、時差ボケ回避に寝るのが目的ならいいが・・・
食事の匂いがしてきて意識がしっかりする。
が、食事が配られ 自分が寝たふりでスルーされるのをまつ。
が 結局外が気になり手で覆いながら確認する。
時間の予測は当たっていた様で
外の様子が少し違っているのですぐ反応した。
しかし・・・ぼんやりと薄い雲に覆われているようだ。
雲なのかオーロラなのかわからない。ただ、先の方がクルッとしてるのが少し気になった。
下は雲に覆われているように見えた。雲の切れ間から下界の明かりが灯っている
そして眼の前の雲かわからないソレからは満点の星がちゃんと見えているのだ。
オーロラ・・・の確証はないが可能性はある
と判断し さっそく手で覆う から毛布をかぶって窓を塞ぐ行為に変えた。
光りを遮断し外が見えやすい。
スマホで撮影するも画面は真っ暗。
一眼レフに変えようと足元のバックを乱暴にさわるもスマホを落としたようだ
しかしかまってられない。オーロラが消えてしまう前に何とか撮りたい!!!
と再び毛布の中でミラーレスの一眼で頑張るがそもそもオーロラ撮る知識準備が無いのだ
画面はやはり真っ暗。
と椅子越しに真後ろのお兄さんが話しかけてきた。
「とれますか?とりましょうか?」
お兄さん、私がスマホを落としたのを知っていた様で それが椅子の真下に来ていたのだ
最初低く屈んでもそもそした私は毛布かぶって窓にはりついている。
かなり奇怪な姿だと思うが スマホを取ろうとして毛布がかかってわけわからない姿になっている
困ってると思ったのだと思う、あと、いつまでたっても落ちたスマホを拾わないのも普通じゃないと思ったのだろう。
あたりまえだ。
しかし私は窓の外で日本では非日常の事が起きていたので いつ消えるかわからない初めてのオーロラかもしれないそれを逃すまいと躍起位なっていた。
お兄さんの「とれますか?とりましょうか?」は落としたスマホを意味していたのだと思うが私には
「(オーロラ)撮れますか?撮りましょうか?」と判断してしまう。
スマホだと気付き とりあえずなんとか拾い出す。
そして声をかけてくれたお兄さんに
「オーロラが出てるんです」と伝えると 窓を覗いたので 「毛布かぶらないと見えないかも・・・」とつぶやく。
私の見つけたオーロラは オーロラ1レベルと言われる素人には雲と判別の付かない かなり淡い物だ。
しかし先の様から巻かって来たのでこれはオーロラと確信がもてた。
撮影に躍起になって ふと毛布から顔を出して隣を見る。ぼっさぼさの髪で。
隣の奥さんはびっくりした目で唖然とした顔で見ていた。
確かに食事中に横で毛布かぶった状態のまま窓際に張り付いてせわしくシャッター音ならしていている。
かなり怖い奴だと思うだろう。
「オーロラが出てるんです」と言うと驚いていた。
「見ますか?」と席を交代。
そうしてるうちにオーロラはだんだん形が変わっていく。
上からひだになっているのはもう間違いなくオーロラだ。
奥さんに声掛けして見せる。毛布をかぶって凄い凄いと喜んでくれている。
わかる!私も凄く嬉しい。
観光は目的があって行ったものだしそこに建造物は必ずあると知って行っているが
このオーロラは観れると思って着たのではなく 予想外の出現なのだ。
奥さんと二人で大興奮で どちらも人生初のオーロラ。
席を替わるのに奥さんはもう座席の上を立ってひょいひょいと移動している。ドイツ人乗組員のおじさんは奇怪な貌で見ているがこちらは人生初のオーロラが出ているのに
そんなんかまってられない。
私の後ろでもお兄さんが隣になったおじさんにオーロラを見せていて
おじさんも大喜び!「すごいすごい」を連呼し
初めて見た、、飛行機から見れるものとは思わなかったと。
これは他の人も同じようで私達意外誰も気づいていないのだ。
夜も更けてくると
オーロラがやっと動き出した
先の丸いあたりがクルクルと巻くように動く
空全体に広がってくる
二層になってくる
一度、オーロラは消えたのだが
また淡い雲のようになるとそこから上へと縦に光が伸びて 再び現れた
すると下の方が強く光を放った
ちなみに右側に映るのは飛行機の羽 空の白い点は星
レベル4から5に映りそうなレベル
寒い寒いアラスカ、天気が晴れやすく出現率は高いとされるけどレベル4や5の満足の物が出ると言うとそうではないらしく
そう考えると何の寒さも無く座って毛布かぶったままなんの苦労も無く見ていられるこれは凄いと思う
この辺りまで来ると細かいカーテンの動きの様に
光りが細かくヒラヒラとちろちろと光り動いている
二層
この辺りは本当に凄かった。初めてのオーロラ、何の苦労もしていない好条件でこれはかなりすごいんじゃないでしょうか
横の奥さんは寝てしまった・・・ので自分ひとりで。
一つ、悲しい思いもした。
どう頑張っても写真に撮れなかった。
実はこの写真は私の撮影ではないのだ。
後ろのお兄さんがソニーのコンデジで撮っていた。
私のは一眼だが設定が手導になるので持ち主に左右される。
まずシャッターが押せない
毛布を開いてシャッターを押して即毛布をかぶり窓にカメラを押当てる
4秒・・・ これでうっすら何かうちっているように見えた・・・?なんてのも数枚
後で見たら真っ暗
泣きたかった。どうしても写真にこの感動を残したかったのに。
最後は泣く泣く諦めた。
そした目の前のオーロラを堪能する。
オーロラ発見から2時間は快適に観察できた。
レベル5を見たことが無いのでこれがレベル5と言えるのかわかりませんが
すごいすごい 連呼しながら見てました
ちらちらと輝く細かく動いて・・・
フィーバーしてた たしかにしてた。
ただ初オーロラなのでレベル判断ができない
4は確実。レベル5とはどんなだろう・・・これはレベル4と5の間かな?
2時間するとついにこの高さまで曇ってきてしまった。
オーロラが出ていることは確認できたが
フィーバーも堪能したあとに靄のかかった中での為に体よじって見ているのもなあ・・・と ここで止めた。
寝たようで・・・
つまり当初の5、6時間最初に寝て後は起きてる計画の真逆になった。
奇跡のオーロラ観測。
カメラの真っ黒画像を携帯に写し、加工して明るくしたとたんに緑色が現れた!!!
確実にオーロラとわかる証拠写真にはなったので 満足した。
羽田に到着 荷物が出てくるのが遅く 来ていたコートもスーツケースに入れないと暑くて仕方がない日本。
だいぶ出るのに手間取った。
かなり出遅れてしまった私 お兄さんも撮っていたオーロラ写真が気になって仕方がなかった・・・が
検疫出たのはかなり遅くなった。自分のも緑のが映ったからと一応は納得したのだが
で具とを出るとまだお兄さんが一人いた。
気になるのなら先に声かければいいだろ、後ろに座ってたんだからと思われがちだが
昨年パリのあの 無言の一人参加者の沈黙がトラウマになっていてなかなか声かける勇気が出なかったのだ。
だが流石に出口で見た時はすぐにオーロラの写真を確認しに行った。
すると
綺麗に撮れたと見せてくれたのがこれだ。
おああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!
もう、この写真が欲しくて欲しくて!!!!
頼んだらあっさりとデータ移させてくれました。
あの機械持ってきてよかった。
他の時なぜこの機械を持ってきたのか・・・きっとこの奇跡のオーロラの写真を貰える運命だったからに違いない
また私もA席でなければ私も隣の奥さんも後ろ席の方々もオーロラに気付かなかった様子
窓の外を見る程度では見えない代物なので。 また後ろにお兄さんが来なければこの素晴らしい写真をもらうことが出来なかった。
おの写真は私の知り合い友人も喜んでくれた。
ただ一つ問題は お兄さんからデータもらう事で頭が必死で ネット掲載の許可はもらっていなかった。
この記事にたどり着くかわからないが ここで感謝の気持ちを。
素晴らしい写真をどうもありがとうございましたっ!!!!
いっぱい感動が残りましたっ!!!!
こうして奇跡のオーロラのおかげで中欧とか全く関係ないが最後に凄い物が待っていた。
飛行の中で翌朝が来て 隣の奥さんもオーロラの思い出を大変喜んでくださった。旅行の話でも花が咲いてとっても楽しかった。
そして約12時間トイレ行かない計画は成功。
でも朝色はもらった
そんなわけで旅の終わりにまさかの奇跡が。様々な偶然が重なりこうして綺麗な写真を手に入れることができました。
最後にこんな綺麗な写真の後ではアレですが私の撮影したオーロラを。
です。
オーロラの下を突き進んできたルフトハンザの飛行機
購入したお土産物
ウィーン
チェコでクルテル
ハンガリー
チョコレート、これが一番美味しかった
6プット貴腐ワイン
カロチャ刺繍コースター、パプリカパウダー、エッグ、蜂蜜
ウィーン
モーツァルトの定番チョコ、ピンクの羽ペン
チェコ
クルテル、ぶら下がり人形、陶器のベル
諦めきらなかったハンガリーのボンボン入れ
ネットで探し出して購入!
日本で探すのは大変。
カロチャ刺繍ももっと欲しくてネット購入!
ハンガリーで見たのと同じものを探し出しました!
丁寧な対応のお店で良い感じ(^ ^)
ぶら下がり人形はコウノトリさんだそうです。
自分のとお友達の子供に同じ物を買いました!
羽田に帰ってきました!
中欧4ヶ国+オーロラ記 終わり
追記 時差ボケはきました。ピーク時は仕事しているふりをしていても
実は爪切りを握りしめてデスクの周辺をグルグルと回っていただけでした。
時差ボケで体調が悪くなる事は無いものの 症状がかなりひどいようで、夢遊病患者の様。
でも2年前の様に一か月も長引くことは無く1、2週間ってとこでしょう
あの時は夜全く寝れない 昼間寝てはいけないから結局あれだけ寝てないのに夜寝れない と言うのが堪えましたが
今回はよりちゃんと眠いです。つまり寝ても寝てもずっと眠いと言う者です。
プラハからフランクフルト間の機内で出たクランベリーケーキ美味しいっo(^▽^)o
日本で食べました。
私が中欧に行ってる間にスイスやパリに行っていた後輩君にリクエストしたモノプリで売ってるお気に入りのチーズ、お土産にもらいましたー!!
ブリーチーズの様なものだけど真ん中がフレッシュ
購入した貴腐ワインと凄く相性がいい!!!
後輩君が行ったスイス
マジパンのお土産、みんな様ですが本人その他に評判悪く、私が1人で食べました。
時差ぼけに聞いて目が醒めるので良かった
フランクフルト空港で買ったトリュフ
トリュフ大好きですっ!!!
マリアージュフレール欲しかったけどクスミティーしか無かった!
クスミティーは香りが合わず…